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レポート2023.08.25
耐圧・耐水機能を備えた最上位モデルApple Watch Ultra 使用レビュー!
アップルから、Apple Watchの上位モデルとしてダイビングなどのアウトドア利用にも対応した「Apple Watch Ultra」が2022年9月に発売されました。利用ダイバーも少しずつ増えてきている印象ですが、改めて水中での視認性を含め「Apple Watch Ultra」の使用レビューをお届けしたいと思います!
軽量でありながら、強度を兼ね備えた最も屈強で万能な「Apple Watch Ultra」。頑丈なチタニウムケースに高精度2周波GPS、最大36時間使えるバッテリー、携帯電話通信機能を搭載し、Apple Watch最上位モデルとして話題を集めています。-20度から55度までの厳しい環境にも対応でき、ダイビング専用アプリ「Oceanic+」をインストールすることで、ダイブコンピューターとしての使用も可能。
初回購入時には「オーシャンバンド」というウォータースポーツのための特別なバンドも同梱されています。軽くて柔軟性のあるバンドのフィット感はとても高く、エクステンションバンドを取りつければ、厚いウェットスーツの上からでも装着することができます。
オーシャンバンドは抜群のフィット感(写真右)
海の中ではどのように見えるのか?
大きく、明るいディスプレイで、表示される数字のコントラストもくっきり!多少透明度の悪い海でも目を細めたりせずにしっかり視認することができます。水深、NDL、最大潜水深度、浮上速度、安全にダイビングをする為の必要な情報がひと目でわかる表示になっています。
安全停止は自動で画面表示が切り替わります。画面には大きくデザインが表示されているので、パッと見ただけで終了までを視認することが可能。また、カウントダウン中は振動通知をしてくれるので、潮の流れが早い海で両手がふさがっているような時でもコンピューターとにらめっこしなくても大丈夫!
ダイビングを終了し水面に上がってきたことを検知すると、自動または手動で終了します。これで、コンピューターにログが残ります。インストールされたアプリ機能なので少し心配していましたが、多くのダイブコンピューターと同じ仕様です。ログにはどのようなデータが残っているのか気になります!
どのようなデータが取れているのか?
潜行データがグラフで表示され、とても見やすい!
GPS連動しているので、ENTRYやEXITもわかります。
さすがApple Watch……という表示。潜行データや、潜水時間、その他のデータがディスプレイで確認することができます。GPS機能が搭載されているので、潜行ポイントのデータもしっかり残っています。普段使いもできるApple Watchのままダイビングもできるので、着けっぱなしにできるのも使い勝手が良いですね!
Oceanic+アプリには詳細なデータが
Apple Watch Ultraにインストールしたダイビングアプリ「Oceanic+」では、ダイビングのデータが自動連携され、より詳細に確認することができます。ログブック機能では、潜水深度グラフ、水温グラフ、浮上速度グラフ、NO DECOグラフ、が表示されるので自分がどのようなダイビングをしたかを振り返ることができます。ダイビング中の安全管理機能はもちろんのこと、次回へつながるデータが可視化されているのはとても心強いパートナーです。
深度データグラフ
浮上速度データグラフ
水温データグラフ
NO DECOデータグラフ
Apple Watchならではの機能
自然を相手にするアクティビティでは、どんなに安全管理をしても万が一の場合は常に想定しておかなければいけません。船を見失ったり、潮に流されてしまったり、海では様々な事故が現実で起きています。Apple Watch Ultraは、その万が一に備え、非常事態でもアクションボタンを長押しすることで、最大180m先まで聞こえるSOSサウンドが鳴るようにもなっています。電波の届く範囲では電話やメッセージの送信も可能。
危機管理機能をも兼ね備えたApple Watch Ultra、日常使いのスマートウォッチとしても、ダイブコンピューターとしても使えます!初めてのダイブコンピューターの購入を検討しているダイバーの方にも、買い替えや2ndコンピューターの導入を検討している方にも、ぜひ試していただきたいです。
≫ Apple Watch Ultra ホームページ
(ライター:嶋崎 真太郎)
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