年間125万人が訪れるダイビング情報サイト

Marine Diving web

現地の海から2023.10.26

【連載⑤パラオを潜ろう!最新情報】
パラオのベストシーズンがやって来た!
情報/パラオダイビング協議会加盟店

世界でも有数のダイビングエリアのパラオ。「パラオダイビング協議会」の加盟ダイビングショップのガイドダイバーの皆さんが持ち回りで、パラオのダイビング最新情報をお届けいたします! 第5回は《デイドリームパラオ》の片岡祥子さんより情報をいただきました。さあ、パラオに潜りに行きましょう!

(以下、《デイドリームパラオ》の片岡さんより)

大物も、マクロも、地形も楽しめるパラオ、魚の種類はなんと1500とも1600以上ともいわれています。国の大きさは日本で言うなら種子島と屋久島の間、その小さな小さな国に、この魚の種類数は驚異的ともいえるそうです。奇跡の海といわれるのもうなずけますね。

そんな1年中、魚影の濃いパラオですが…なんと更に、魚影が濃くなる季節がベストシーズンといわれる11月~5月(毎年若干のずれはあります)は、風が北東にかわり、メインのポイントが潜りやすい季節となります。そして…魚達の春がやってきます! まず、マンタ達のお見合いがはじまり、普段あまり来ないオスもやってきます。その為、マンタの遭遇率はぐんとあがり11月~1月は1年でも最も遭遇率が高くなるんです。更に普段群れない魚も群れだします(魚が群れる理由は身を守るためか、繁殖の為といわれており、普段群れない魚が群れるのは繁殖の為ではないかと言われています)。連載②でも紹介したツノダシの群れ、春の大イベントといわれるイレズミフエダイ(2024年は3月~5月の下弦少し前から新月前まで)やマダラハタ(4月~6月新月前)、他にもチョウチョウウオ等やハギ類までも(不定期)、群れはじめます!

スダレチョウチョウウオ

スダレチョウチョウウオ

ミヤコテングハギとサメ

ミヤコテングハギとサメ

そしてそれらを狙う捕食者、サメ、ナポレオン、大型のアジ、卵を狙うグルクン類やマダラタルミ等々が集まってきて、海の中はどこを見ていいかわからないほどに魚影が濃くなります!

狙うサメ達(逃げ込んだ魚を探すネムリブカ、ナポレオン、ロウニンアジ、カスミアジ他)

狙うサメ達(逃げ込んだ魚を探すネムリブカ、ナポレオン、ロウニンアジ、カスミアジ他)

子孫を残すために命がけで産卵しようとする魚達、それを狙う捕食者達も又、明日を生きるために戦います。魚たちのそれぞれの攻防戦が間近で見られるのもこの季節ならでは。自然の大切さや凄さ、命の大切さも改めて実感できるのではないでしょうか。是非、ダイビング天国《パラオ》のベストシーズンに潜りに来てくださいね! お待ちしてます!

◎パラオダイビング協議会加盟店
《デイドリームパラオ》

(写真・レポート/デイドリームパラオ片岡さん)

≫「連載パラオを潜ろう!」イッキ見はこちら!

  

「マリンダイビング大賞2023」の投票はこちら

【公式】年間125万人ユーザーマリンダイビングWeb

≫ ダイビングの始め方は?費用は?よくあるQ&A
≫ ライセンス(Cカード)取得・スクール選びはこちら

(編集/田中あきこ)

  • Facebook
  • Twitter
  • Line

※クリックすると、そのカテゴリーの一覧が表示されます