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イベント2024.07.02

7/ 12~25 (東京六本木)
水中写真家 茂野優太さん写真展開催
<THE SOUTHERN LIMIT of DRIFT ICE>(流氷)

水中写真家、茂野優太さんの写真展「THE SOUTHERN LIMIT of DRIFT ICE」〜流氷がやってくる最南端の海〜が7月12日(金)~7月25日(木)富士フイルムフォトサロン 東京 スペース2で開催されます。

流氷下の世界

流氷下の世界

流氷が来る海は極寒。気温-10℃・水温-1.0℃以下という環境です。茂野さんは「全てのものが一瞬に凍る極限の世界」と語ります。
流氷により頭上を閉鎖された水中環境、潜水機材やカメラの凍結トラブルなどに見舞われながらの水中撮影は、水中撮影の中でもとりわけ過酷。しかし、そんな環境下だからこそ見ることができる「自然の作り出す芸術美」や「命の循環」に魅せられて、撮影を続けてきたと言います。

頭上を覆う流氷。美しくも、過酷な環境。

頭上を覆う流氷。美しくも、過酷な環境。

流氷はロシアのアムール川から流れ出る大陸の栄養素を含んだ淡水が凍り、お互い削り合い、重なり合って独特な形を作り北海道まで辿り着きます。そんな長旅をしてくる流氷は多くの植物性プランクトンを含み、小さなクリオネからシャチなど大型の哺乳類まで多様な生き物が住む知床半島の食物連鎖の土台を作る大切な役割を果たしています。

天使のようなクリオネ

天使のようなクリオネ

過酷な海ですが、カラフルな生き物も。

過酷な海ですが、カラフルな生き物も。

「氷の世界で感じた命のストーリーを伝えたくて写真展を開催することにしました」という茂野さん。会期中は毎日在廊予定。
撮影の裏話や知床での生活の面白い話など聞いてみてくださいね。

【写真展概要】
会場:富士フイルムフォトサロン 東京 スペース2
会期:7月12日(金)~7月25日(木)入場無料
☆7月12日(金)〜14日(日)、20日(土)、21日(日)各日15時からギャラリートークあり

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ライター/斉藤利奈 

  

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