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フォトコン2025.11.19

【後編:動画】第1回「全日本学生水中フォト&ビデオコンテスト2025」入賞作品が決定!
審査員は水中写真家の峯水亮さん、茂野優太さん

今年初開催となった「全日本学生水中フォト&ビデオコンテスト2025」の入賞作品がついに発表! 第1回「全日本学生水中フォト&ビデオコンテスト」は、2025年7月から同年9月までの間に応募された159人・全548点の作品から、水中写真家の峯水亮さん茂野優太さんの両氏による厳正な審査を経て受賞作が選ばれました。
入賞作品と審査員総評を前編・後編に分けてお届けします。それでは後編をご覧ください!

公式ホームページはこちら

☆【前編】はこちら≫

≪ビデオ部門≫

ビデオ部門入賞・入選の作品はYouTube上でも公開しています

1位
受賞者:藤澤幸大 氏
作品名:「みて!すごいでしょー!」
受賞者のコメント:大学で始めたダイビングをきっかけに仲良くなった友人との小笠原旅行最終日のひと時です。ミナミハンドウイルカの群れに囲まれ、魚を咥えた子が僕の周りを泳ぎまわり、捕まえた魚を誇らしげに見せてくれているようでした。真夏らしい青い空と真っ白の雲、父島の豊かな緑、ボニンブルーの海に差し込む光、凪の水面に映るイルカの姿を表現したいと思い、この構図で撮影しました。心が通じ合った瞬間の感動を伝えられれば幸いです。

2位
受賞者:西松幸多郎 氏
作品名:「ニタリのすべて」

3位
受賞者:大西美沙希 氏
作品名:「縄張り争い」

入選(4作品)
受賞者:小松大祐 氏
作品名:「生命の源 海」
作品の再生はこちら≫

受賞者:今井康太 氏
作品名:「輝泳」
作品の再生はこちら≫

受賞者:窪田優 氏
作品名:「海の仲間」
作品の再生はこちら≫

受賞者:岩本すずな 氏
作品名:「おったんかい」
作品の再生はこちら≫

≪審査員による総評≫

茂野優太さん

茂野優太さん

峯水亮さん

峯水亮さん

茂野審査員
学生ダイバーの熱量、楽しむ気持ちを感じることができる素晴らしいフォトコンテストでした。自分が大学生だった頃にこんなに素晴らしい景色を見たことがあっただろうか。それを写真で表現できていただろうか。そして海をこんなに楽しめていただろうか。審査していて非常に羨ましくもなりました。どうしても学生ダイバーはダイビングをする機会も撮影機材も劣ってしまうでしょう。だからこそ「その瞬間の感動を写真に表現する」。どの作品にも作者の楽しい気持ちやワクワクが乗っていて、審査していてこんなに楽しいフォトコンテストは初めてでした。一般部門は学生とは思えないほどの素晴らしい完成度の作品が多かったですが、印象的だったのはコンデジ部門の作品たちで、一般部門にも引けを取らない、カメラの性能を凌駕するほどの素晴らしい作品が多かったです。今回選ばれなかった作品たちにも、受賞者に引けを取らない作品も多かったです。そしてこれだけのフォトコンを企画するだけの主催者たちの行動力。若い人たちが主役になる世界、自由な目線で切り取る水中世界がこれからのネイチャーシーンを更に広げていくのではないか。今後がすごく楽しみです。

峯水審査員
初回にもかかわらず多くの作品が集まり、どの部門も楽しく拝見しながら審査をさせていただきました。今回は一般部門からグランプリが選出されましたが、一般部門とコンデジ部門の間に大きな差はなく、コンデジ部門からグランプリが出てもおかしくないほど、全体的にレベルの高い作品が多かった印象です。一方で、複数の部門で入賞・入選された方がいたように、カメラを使いこなしている方とそうでない方の間で、作品の完成度に差が見られました。そうした点からも、学生の皆さんがダイビングに行ける機会が増えて、カメラの理解を深める時間が増えることで、さらに表現力豊かな作品が生まれてくるのではないかと期待しています。ビデオ部門については、編集による構成を取り入れた作品がほとんどなく、撮影したワンカットをそのまま提出したものが多かった点が印象的でした。来年は、ストーリー性や映像表現を意識した作品がより多く寄せられることを楽しみにしています。あと、今回は九州・沖縄地方の学生さんたちの参加が非常に少なかったようなので、より多くの学生さんたちに参加して頂けるよう、本フォトコンを広めて周知をしていきたいと思っています。

オンライン授賞式 閉会のようす

オンライン授賞式 閉会のようす

 
「全日本学生水中フォト&ビデオコンテスト」は次回、2026年夏に募集開始予定! より多くの学生から、よりハイレベルな作品が応募されることを目指して準備が進められています。これまでに挑戦した人も、まだ応募したことがない人も、挑戦してみませんか? 来たる次回に向けて、カメラを持って水中の世界に飛び込んでみよう!

☆主催:全日本学生水中フォト&ビデオコンテスト実行委員会
公式サイトはこちら≫

(編集/田中あきこ)

  

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