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フォトコン2025.11.18

【前編】第1回「全日本学生水中フォト&ビデオコンテスト2025」入賞作品が決定!
審査員は水中写真家の峯水亮さん、茂野優太さん

今年初開催となった「全日本学生水中フォト&ビデオコンテスト2025」の入賞作品がついに発表されました。 応募総数は500点を超え、初年度とは思えない盛り上がり! 受賞結果は2025年11月13日に開催されたオンラインでの授賞式で発表・表彰され、学生を中心に多くのダイバーの注目を集めました。

第1回「全日本学生水中フォト&ビデオコンテスト」は、2025年7月から同年9月までの間に応募された159人・全548点の作品から、水中写真家の峯水亮さん茂野優太さんの両氏による厳正な審査を経て受賞作が選ばれました。予想以上に応募作品のクオリティが高かったため、審査員と実行委員との協議により、グランプリと入賞に加えて新たに「入選」の枠を設けることに! オンライン授賞式では可能な限りの受賞者が出席し、審査員のお二人からも各受賞者にコメントが寄せられました。学生ダイバーにとっては稀に見る晴れ舞台となったそうです。

受賞者には現地ダイビングサービスのチケットに加え、撮影機材や図鑑といった豪華な賞品が授与されました。学生が運営した学生のためのフォトコンテスト、その入賞作品と審査員総評を前編・後編に分けてお届けします。ぜひご覧ください!

公式ホームページはこちら

オンライン授賞式での集合写真

オンライン授賞式での集合写真

≪グランプリ≫

受賞者:青山太河 氏
作品名:「白銀の孤蝶、舞う。」
受賞者のコメント:ナイトダイビングで群れのマンタを追っていた際、まだ幼い子供のマンタに出会いました。周囲の大人のマンタが優雅に旋回しながら捕食していく中、その子だけは上手く回転できず、ずっと水底近くに留まっていました。撮影を続けるうちに大人たちは次々と去っていき、最後に残ったその子が、ついに勇気を振り絞るように回転し捕食行動を始めました。初めての旋回を目の当たりにした瞬間です。

≪一般部門≫

1位
受賞者:加野奏大 氏
作品名:「祈り」
受賞者のコメント:モンツキカエルウオのハッチアウトの場面です。青く光っているのは稚魚の頭です。その輝きを活かすために、絞りを絞りすぎず幻想的な雰囲気を演出しました。巣穴から子どもたちの門出を見守る父親のモンツキカエルウオは、優しくもどこか切ない表情を浮かべています。ファインダーを覗きながら、私自身も父親と同じように、無事に旅立てるよう祈りを捧げた瞬間でした。

2位
受賞者:小松大祐 氏
作品名:「月光に照らされるミカド」

3位
受賞者:田代大翔 氏
作品名:「夜更けの旅立ち」

入選(4作品)
受賞者:伊藤龍之介 氏
作品名:「新米コンビ」


受賞者:柘植海成 氏
作品名:「かぐや姫」

受賞者:仲田琉馬 氏
作品名:「ヴェールの向こうのハマクマノミ」

受賞者:早野秀哉 氏
作品名:「大自然」

≪コンデジ部門≫

1位
受賞者:河本凛 氏
作品名:「かみさまたちのおしゃべりごっこ」
受賞者のコメント:神様・布袋様に似た愛らしいホテイウオの赤ちゃん(別名:ごっこ)。小さな命のやりとりを鮮明に伝えるため、目線が合う角度で大きく切り取りました。感じた可愛さや優しさを多くの方と共有できればと思います。赤ちゃんらしい柔らかさを表現するため、露出を+0.7evと明るめに、リングライトの光量を上げ背景をふんわり仕上げています。タイトルは赤ちゃんらしさを込め、ひらがなで表記しました。

2位
受賞者:大西美沙希 氏
作品名:「消えゆく彩、潜む影」

3位
受賞者:錦戸海地郎 氏
作品名:「海の花」

入選(4作品)
受賞者:今井康太 氏
作品名:「龍の眼差し」


受賞者:彫谷一郎 氏
作品名:「光の下を行く」

受賞者:鈴木桜太朗 氏
作品名:「Pastel Serenade」

受賞者:仲田琉馬 氏
作品名:「小さなビーチのかくれんぼ」

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