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レポート2026.01.22

全国の水産・海洋高校生が競い合った
ダイビング技能コンテスト

2025年ダイビング技能コンテストに参加した水産高校の皆さん

2025年ダイビング技能コンテストに参加した水産高校の皆さん

 
ダイビングを学ぶ全国の水産・海洋高等学校の代表チームが、その知識と技を競い合う技能コンテスト大会をご存知ですか? 2025年は8月20日(水)から3日間、福岡県立水産高等学校で開催されました。ダイビング界の未来を担うことに違いない、頼もしい高校生の皆さんの勇姿をご紹介します。

全国のダイビング高校生の交流の場

まずはコンテストの趣旨を、全国水産高等学校長協会 教科「水産」研究委員会潜水部会の水藤章夫先生にお聞きしました。

「ダイビング技能コンテストは、ダイビング技術と安全性の向上のため、日頃培った成果を全国の水産・海洋高校生との交流を通して発表する場であり、水産教育の重要性と意義を広くアピールするため、原則、年に一度開催されています」

共に潜水を学ぶ全国の生徒たちが交流できる、すばらしい機会ですね。

全国水産高等学校長協会主催で最も歴史ある大会

ダイビング技能コンテスト、レスキュー競技の様子

ダイビング技能コンテスト、レスキュー競技の様子

 
「第1回大会は平成10年度に茨城県立海洋高等学校で開催されました。途中、コロナ禍で実施が叶わなかったこともありましたが、原則毎年開催し、今年度で28回。全国水産高等学校長協会の主催する大会の中でも、最も歴史ある大会となります」

中性浮力を競うのもダイビング技能コンテストならでは!

中性浮力を競うのもダイビング技能コンテストならでは!

 
競技は筆記コンテストのほか、50mフリッパー、中性浮力コントロールテクニック、 スクーバ器材セッティング、ダイビングレスキュー、オクトパスブリージング、200mフリッパーリレーと多岐にわたります。私たち一般ダイバーも、挑戦してみたくなるような内容です。「このコンテストは勝ち負けを決めることが目的ではなく、競技や交流を通して、技術と安全性の向上を図ることが狙いです」と水藤先生。

技能コンテストには器材セッティングの項目もある

技能コンテストには器材セッティングの項目もある

バディと行うオクトパスブリージングの競技

バディと行うオクトパスブリージングの競技

毎年、白熱する200mフリッパーリレー

毎年、白熱する200mフリッパーリレー

全国から10校が参加した2025年大会では、新記録更新も!

総合優勝を果たした秋田県立男鹿海洋高等学校のメンバー

総合優勝を果たした秋田県立男鹿海洋高等学校のメンバー

 
2025年度コンテストには、全国10校から男子16、女子9チームが参加。会場となった福岡県立水産高等学校のプールには約60人が参集。熱い声援が飛び交う盛大な大会となりました。50mフリッパーレース女子の部で大会新記録が出たほか、中性浮力コントロールテクニック男子の部、女子の部それぞれ大会新記録が更新されるなど大躍進の大会となりました。総合優勝は、秋田県立男鹿海洋高等学校、準優勝は愛知県立三谷水産高等学校で、第3位は福岡県立水産高等学校。ベストダイバー賞男子の部は福岡県立水産高校Aの魚住航世さん・山田朔也さん、女子の部は愛知県立三谷水産高校Aの山口優果さん・新美百花さんが獲得しました。

人との繋がりの大切さを実感できた!ダイビング高校生が感動を共有

ベストダイバー賞で表彰を受ける新美さん、山口さん、山田さん、魚住さん

ベストダイバー賞で表彰を受ける新美さん、山口さん、山田さん、魚住さん

 
ベストダイバー賞男子の部を受賞した山田朔也さんは「今まで他の水産高校のダイビングをしている人たちに会うことがなかったので良い経験なった」とコメント。またベストダイバー賞女子の部、新美百花さんは「部活動で培った礼儀や大会に対する熱意をしっかり評価していただけて嬉しかった。大会を通じ、他校の生徒とも仲良くなり、応援し合える関係ができました。競技では真剣に競い合うライバルでも、終わればお互いを称え合える仲間だと感じました。この経験を通じて、競技の楽しさだけでなく、人との繋がりの大切さも実感しました」と語ってくれました。

また、オクトパスブリージングの競技で一位を獲得した石井紗奈さんは、「練習を重ねる度に、水中で聞こえる(感じる)バディの声(存在)にはとても安心感があり、ターンがうまくいくと嬉しかったことを鮮明に覚えています。来年の大会では、優勝したい」と意気込みを語りました。

結果だけでなく、バディコンタクトの大切さやダイビングを通し、人との繋がりを感じられる大会、素晴らしいですね!

 

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(ライター/西川重子)

 

  

 

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