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現地の海から~水深別魚ッチング!~
紀伊半島・すさみ

紀伊半島・すさみ

「ここのエリアでは一体何が見られるの?」という疑問はここで解決!
現地ガイドから、水深別に見られるおすすめの生き物を教えてもらいました。
定番の生き物はもちろん、今まで知らなかった生き物情報も満載! 次に行ったらリクエストしてみよう。

海のいきもの図鑑(大)

紀伊半島・すさみ編

0mdeep

0m deep
ハンマーヘッドシャーク
ハンマーヘッドシャーク
毎年、5月~6月末にかけてすさみ沖にやってくる。
船の移動中には、水面付近を泳ぐハンマーの背びれを頻繁に見かけるようになる。
水面を泳いでいることが多いので、時々水面を見上げながらダイビングするのが水中でハンマーを見るコツ。
単体でいる事が多いが群れにあたると一度に20~30尾も見られる。
沖のスポット「ソンナエ」での目撃が多いが、出るスポットはマチマチ。
どのスポットでもチャンスはあります!
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
メジナ
メジナ
この辺りでは「グレ」と呼ばれ、食べてもおいしい魚。
「灰色・白」と色は地味だが、何十~何百尾が集まり夏前~秋にかけて水面付近に大きな群れをつくる。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
オキザヨリ
オキザヨリ
夏前になると、施設前のビーチに現れる。
水深6mに広がるテーブルサンゴの上を泳ぎながら、上を見上げると水面を泳ぐデカイ魚が目につく。
のんびり泳いでいるので、じっくり観察できますよ。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
ヒラメ
ヒラメ
冬の名物。浅い水深の岩場に同化して隠れている。キンメモドキやイシモチの群れに突っ込んで捕食しているシーンなどを体験ダイビングでも見ることができる。
《クラブノアすさみ》中西健二さん

10mdeep

10m deep
キンギョハナダイ
キンギョハナダイ
すさみを代表する魚の一つ。
ほとんどのスポットで見られるが、潮通しのいいところでより多く群れ、「ソンナエ」の根の上は特に多い。
夏~秋には1年で最も数が多くなり、青い海にオレンジやピンクの体がよく映える。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
カンパチ
カンパチ
夏前~秋にかけて見られる代表的な回遊魚。
手が届きそうなくらい近くまで寄ってきたり、ダイバーの周りをグルグル泳いだりと、
楽しませてくれる。「ソンナエ」「アカツチ」など、沖のスポットで良く見かけるが、
幼魚はビーチにもやってくる。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
ブリ
ブリ
夏~秋にかけて多く、泳ぐスピードが速いので迫力満点!!
すさみでは60~80㎝サイズのものがほとんどで、秋には「コジャクシ」でよく見られる。
普段はあまり行かないスポットだが、この時期は回遊魚を狙って行く機会が増える。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
レンテンヤッコ
レンテンヤッコ
紫とオレンジの配色は水中でも目立ち、初めて見たときはそのキレイさに見入ってしまった。
潮通しがよく、地形がダイナミックなスポットで見かけることが多い。
1年を通して見られるが、幼魚は夏ごろから出始める。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
スジアラ
スジアラ
イカツイ顔が印象的だが、よく見ると青い斑点模様がとてもキレイ。
産卵期には群れをつくり、メスのお腹ははち切れそうなほどパンパンになる。
すさみで見られるのは80cm~1m弱の大物ばかり、1度その大きさを体感してほしい。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
イサキ
イサキ
時に、何百~何千尾もの群れをつくり水中にイサキの壁ができる。
水面付近からシャワーのように降り注ぎ、根の隙間を抜けてまた水面に向かって泳いでいく。
様々に形を変えながら泳ぐ姿は、見ていて飽きない。
すさみではよく食べられる魚で、刺身は甘くておいしい。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
サザナミヤッコ
サザナミヤッコ
青い縁取りがとてもキレイな魚。
水深-15~20m付近、単独かペアで見られる。
成魚がほとんどで、体長40cm前後とどれもデカイ。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
タテジマキンチャクダイ
タテジマキンチャクダイ

タテジマキンチャクダイ成魚

タテジマキンチャクダイ

タテジマキンチャクダイ幼魚

成魚と幼魚で全く模様が違うのがおもしろい。
幼魚は夏頃から出始め、ほとんどのスポットで見ることができ、根の亀裂を探せば見つかる。
成魚は18~22㍍付近に単独でいることが多く、黄色と青の縞模様が水中でもよく目立つ。
幼魚~成魚に変わっている途中の姿を見てみたい!
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん

20mdeep

20m deep
オルトマンワラエビ
オルトマンワラエビ
やや深めのイソバナにいることが多い。
ライトを当てると、小さなはさみ脚をめいっぱい伸ばし威嚇してくる。
その姿は、怖いというよりかわいい。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
ハタタテハゼ
ハタタテハゼ
「コジャクシ」の24m付近でよく見られる。
ヒレをピンピン動かす姿はとてもかわいいが、警戒心が強くすぐに隠れてしまう。
撮影する時は、適度な距離を保ちつつゆっくり動くのがコツ。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
イセエビ
イセエビ
通年見られるが、6月~7月の産卵期には、根の隙間はイセエビでぎゅうぎゅうになる。
メスはお腹にオレンジ色の卵を抱え、自分の脚を使って世話をする姿が観察できる。
すさみのイセエビは、1尾1尾が大きいのも特徴。
この時期は水深10mの隙間にもいるので、じっくり見られるチャンスです!
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
カスザメ
カスザメ
1月~5月頃、砂地のスポット「アネウラ」で見られる。
砂に隠れているが、体の一部が見えていたり、砂地の不自然さに気付けると意外と簡単に見つかる。
手でそっと砂をはらうと全体が見える。あまり動かないので、じっくり撮影もできる。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
サカタザメ
サカタザメ
4月~6月頃、カスザメより少し水温が高い時期に見られる。
当たり年はあちこちで見つかるが、時期は短く数日でいなくなってしまうこともあるので、わりとレアな種類。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
マツカサウオ
マツカサウオ
水深が深い岩の隙間にいることが多い。
ライトで照らすとキラキラと金色に輝き、とてもキレイ。
単体でいることが多く、水深18m付近で見かけることもある。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
ハナゴンベ
ハナゴンベ
「ピンク・黄色・薄紫」と、とてもキレイな配色。
水深30m付近のオーバーハング付近で見かけるが、いても数は少ない。
警戒心が強くライトを当てるとすぐに隠れてしまうので、なかなか難しい種類かも。
《クラブノアすさみ》加藤綾華さん
コクテンカタギ
コクテンカタギ
チョウチョウウオの一種。南方系の種だが、すさみでも少し水深が深い潮通しの良いスポットで見ることができる。
《クラブノアすさみ》中西健二さん
ルリハタ
ルリハタ
青と黄色の色が美しいハタ。ハタの仲間なのに食べられないらしい。
比較的深い水深で見られ、結構神経質なので寄りづらく撮りづらい。
《クラブノアすさみ》中西健二さん

協力ショップ一覧

クラブノアすさみ
紀伊半島の串本と白浜の中間あたりに位置するすさみのダイビングサービス。目の前のビーチスポットには、「世界一低いところにある郵便ポスト」とギネス認定されている海中ポストもあるし、黒潮のあたりのいいすさみブルーの青い海はハンマーや回遊魚からマクロ生物まで、魚種豊富でバラエティ豊か。代表の中西さんを筆頭にスタッフ皆そんな海のいいところを知り尽くしている!

次回更新予定日 2018年08月16日

佐渡島

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