2020年最後の目標!?
“伊戸マスター”に!!!
私はなるっ!!!!

千葉県にある大人気のダイビングエリア房総半島。国内ダイビングに注目が集まる今年、これまでにも増して人気なのが伊戸です。関東圏で都心からも近く、海外のようなサメまみれのダイビングが楽しめます。その魅力を口コミとともにお届けいたします。
■協力/伊戸ダイビングサービスBOMMIE
※2020年11月現在の情報です。
世界が注目する伊戸の生き物たち
伊戸は世界でもまれに見る、アカエイ(A)、クエ(K)、コブダイ(K)、ドチザメ(D)が群れる珍しい海です。さらに、水温が下がるこれからの季節は「水中バードウオッチング」も楽しめます。
アカエイ
何といってもおなか面のキュートさがくせになります。サメたちの間をぬって、ひらひら~っとダイバーのもとへやってきます。

これだけ近くに寄られると自然と愛着がわいてきますね!
クエ
本来、日中は岩かげなどに隠れており、夜にエサを求めて動き出す夜行性のクエですが、伊戸では昼間から元気ハツラツ! 漢字では「九絵」と書き、その体の模様が由来だと言われています。※諸説あり

ダイバーが潜る日中でもこんなに活発なクエが見られるのは珍しいです
コブダイ
成長と共に、額部分のコブ、下あごの出っ張りが立派になっていくコブダイ。アカエイやドチザメに比べると少々性格はおとなしめのようですが、根強い固定ファンを持っています。

一見、ぶっきらぼうに見えるコブダイもダイバーのことが大好きです
ドチザメ
一番数が多いドチザメの群れは迫力満点です。《伊戸ダイビングサービスBOMMIE》の塩田さんが潜ってきたことを察知すると、あっという間にシャークタワーが完成します。

じっとしているだけで生き物の方から寄ってきてくれます。幸運が訪れるかもしれないサメのまたくぐりも!?

犬のようになついているかわいらしいドチザメもタワーを作り上げると迫力満点の姿に!
季節限定の水中バードウオッチング
伊戸で、季節限定で見られる野鳥・ウミウ。その昔は鵜飼漁で活躍をしていた鳥で、くちばしの根本が黄色いのが特徴です。冬場は陸のえさが少なくなるため、温かい水面近くで待っていると魚を捕獲しに潜ってくる姿を観察できます。

水中へ勢いよく飛び込んできて、エサを求めて水中を泳ぎ回ります。鳥なのにすいすいと泳いでとってもかわいいですよ!
陸でバードウオッチするより実は距離が近いかもしれません!!
伊戸に通うゲストの声
伊戸には多くのゲストが通っており、リピーターの方もたくさんいます。ここで伊戸の魅力について、皆さんにアンケートを実施しました♪
伊戸の海に潜ってみての感想をお願いします
たくさんのエイやサメに囲まれて、その中からクエやコブダイが現れ驚かされました。悪くても10m、場所によっては20mと視界が広く、意外と透明度もいいです。大物だけではなく、ウミウシといったマクロも見逃せません。(2~4回/セブ仙人)
ワイド派には最高のエリアです。ドチザメのほかに周りを見てみると回遊魚の群れも現れることがあるので驚きです。(2~4回/Mahalo-Hiro)
AKKD以外にも群れやマクロ、個人的には伊戸のウツボが好きです。毎回大感動の連続で、普通であれば、タッチNGでしょうが、気がつかないうちにサメやエイからタッチされようと近づいてきてくれます。(10回以上/エンジョイダイビングPUREBEANS/じゅんさん)
こんなにたくさんの大物がいるなんてびっくりしました。サメやエイ、クエなどが共存して優雅に泳いでいました。まるで水族館にいるみたいです。(初めて/Kiaora利用/Kai)
レッツチャレンジ♪ 個体識別
無数に群がるAKKDたち。一体全体どの子が誰なんだ!?となりますが、《伊戸ダイビングサービスBOMMIE》の塩田さんに見分けるコツを教えていただきました! 結構難しいチャレンジになるけれど、できるようになればあなたも「伊戸マスター」!
ドチザメ編
ホクロ

のど元に黒いホクロのような斑点があることから名付けました。ほぼ毎日姿を見せてくれるおねだり上手です♪(コメント/塩田寛さん)
オレオ

左わき腹にある黒白黒の斑点が、クッキーの「オレオ」のように見えことから命名いたしました♪(コメント/塩田寛さん)
チビセレナ

セレナは「背ビレがない」ことからきています。昔いた、別個体のセレナよりもワンサイズ小さいことからチビをつけました(コメント/塩田寛さん)
アカエイ編
クロちゃん

メスのアカエイで、「沖前根」で一番大きい個体になります。ほかのアカエイと識別しやすく、現在強化選手リストに入っています(笑)(コメント/塩田寛さん)

クロちゃんとのツーショットです♪(コメント/塩田寛さん)
ポチポチ

昔、漁師さんにしっぽを切られてしまった4匹のエイのなかの一匹です。今はなぜか取れてしまいましたが、しっぽに突起が二つあったことから「ポチポチ」と命名しました(コメント/塩田寛さん)
クエ編
マリオ

2011年に「沖前根」の主、元ボスのロッキーから政権を奪取し、以来「沖前根」のボスに君臨。2017年にライバル、ジャイアンが登場し、その地位が危ぶまれましたがジャイアンが定置網に入ってしまい政権争いは終了しました(コメント/塩田寛さん)
マダイ編
マー坊

男の子のような名前を付けた後、2年前ぐらい前に実は女の子であることが判明しました(笑)。一番人慣れしたマダイで、安全停止にまでついてくるかわいさです(コメント/塩田寛さん)
今年は黒潮の影響大! ウミウシ、マクロがわんさか♪
伊戸がある房総半島の沖を大暖流黒潮が流れていて、ここ数年は黒潮が上がってきており、これまで見られなかったマクロ生物の目撃情報が多数! シャークダイブの後は、宝石探しダイビングもいかがでしょうか?
伊戸のウミウシ2020
スミレウミウシ

伊戸でのレア度:☆☆☆☆☆
今年伊戸で観察されたウミウシのなかで最もレア! ガイドの塩田さんも驚きを隠せなかったようです
コモンウミウシ

伊戸でのレア度:☆☆☆☆
昨年あたりから見られるようになったウミウシで、塩田さんのお気に入り。伊戸では珍しめです
ボブサンウミウシ

伊戸でのレア度:☆☆☆☆☆
伊戸ではめったに見られないウミウシで、レア度MAX! よりレアなスミレウミウシが発見されたため1位とはなりませんでしたが、写真に収めたい一種です
テントウウミウシ

伊戸でのレア度:☆☆
伊豆では珍しいとされていますが、伊戸ではポピュラー。タマミルという海藻についていて見つけやすいです。普段伊豆で潜っているダイバーが、伊戸で初テントウ!なんてことがよくあるそうです
キイロウミウシ

伊戸でのレア度:☆☆☆
こちらも昨年から目撃されるようになったウミウシ。ほかのウミウシに比べてあまり移動しないため、一度見つけると探しやすいとのことです
シロタエイロウミウシ

伊戸でのレア度:☆☆☆☆
伊豆諸島ではよく目撃情報があるウミウシですが、伊戸ではなかなか出会えない個体です
イガグリウミウシ

伊戸でのレア度:☆☆☆☆
まさに秋にぴったりな名前のウミウシ。沖縄方面ではよく観察されるようですが、房総半島ではあまり見かけません。これもレア度高めなウミウシです
クロスジウミウシ

伊戸でのレア度:☆☆☆☆
伊豆の海では季節を選べば普通に見られるウミウシですが、ここ伊戸ではレア度高め!
伊戸のマクロ生物2020
イロカエルアンコウの赤ちゃん♡

その大きさは何と1.5cmとのこと。ド迫力ダイブ後に、ほんわかマクロダイブにぴったりの生き物ですね♡
ニシキフウライウオのペア

おそらく伊戸でニシキフウライウオが発見されたのは今年が初めてとのこと! フォト派にも人気の被写体なのでサメもマクロも楽しめますね♪
クダゴンベ

背景のヤギ、体のチェック模様。どこを切り取っても絵になるクダゴンベも人気の被写体です。満を持して!?伊戸にも登場!
2020年スタッフニュース
2020年も残すところ、あと2カ月。何だか悲しいニュースが多かった気もするけれど、伊戸にはうれしいニュースがたくさん! 伊戸の海に元気をもらいに行きましょ♪
伊戸でハンマーヘッドシャーク!?

塩田寛さん
ハンマーヘッドシャークが現れました。今年は黒潮が近く、夏の水温も高めだったせいか、ハンマーヘッドシャークが水面に背びれを出して泳いでいるところを、ダイビングボートの上から何度も見かけました! そしてある時、浮上中に水面を見上げるとあの独特のシルエットが! 慌ててカメラをスタンバイするも、浮上中だったためBCの浮力が増し、身体がどんどん浮いていきそうになったのでBCの空気を一気に排気したら、その泡に驚いて、ハンマーは行ってしまいました(笑)。大きさは2m弱の子どものハンマーでしたが、伊戸の水中でハンマーを見られたことに今でも驚いています(^^;

ドチザメのほかにもサメが現れるとは……。伊戸おそるべし、です
ウミガメに恵まれた年でした!

松井健さん
今年はウミガメと遭遇する確率が今までにないほど高くなっています。定置網漁が再開されても、どうか無事でいてほしいものです。

エイ、サメ、クエなどの大物に加えて、ウミガメにまで会えるなんて、本当に水族館みたいですね
イサキにタカベも群れ群れでお祭り騒ぎ!?

田巻良さん
去年の台風以降、伊戸の定置網が設置されていない状況が続き、お陰で魚が今までにないほど増えました。イサキやタカベ、それを狙うイナダやヒラマサ・カンパチなどの大物回遊魚も、ほぼ100%毎日見ることができます!

よりにぎやかになりつつある伊戸に行くなら、まさに今! たくさんの魚にウミウまで楽しめる伊戸ってスゴイ‼
こんな状況だからこそ来てくれるゲストに感謝です

山本直美さん
今まで海外しか潜ったことのない日本人ダイバーさんが大勢いることに驚きました。そして、その方たちが海外に行けなくなった代わりに、国内の近場のポイントに目を向け始め、サメが見られるということで、伊戸に大勢来てくださいました。そして潜ってみて、シャークスクランブルに感動して「日本の海もいいね」「また来ます!」と言ってお帰りになられることに、感動いたしました。

伊戸でのダイビングなら、記念ダイビングも仲間だけでなく、たくさんの伊戸の仲間たちがお祝いしてくれるので、より記憶に残りそうです♪
施設の快適度もGood!
伊戸が人気な理由はエキサイティングな海はもちろん、施設の充実度にもあります。水中よりも陸の方が寒くなってくるこれからの時期は、休憩施設も要チェックポイントです。
新しくできた休憩スペースが超快適!
2019年にできた、新しい休憩施設がとっても快適! 清潔感があって、広々で、スーツのまま利用できるので便利です♪

お昼も風に当たらない室内でいただくことができるので、これからの季節の寒さからも解放♪
電子レンジや冷蔵庫も完備
これからはお昼に温かいものが欲しくなる季節。冷蔵庫に入れておけば悪くならないし、電子レンジがあるので温かいものが食べられます♪ もちろん目の前のお食事処《だいぼ》もおすすめです。

コンビニなどでお昼を購入してきた場合はこの冷蔵庫に入れておきましょう。お湯もつかえます!

ダイビングサービスの目の前にある《だいぼ》では、海鮮丼をはじめ、さまざまな魚料理がいただけます。『マリンダイビング』の1,000円OFFクーポンを使って、昼食を豪華にしませんか?
伊戸に通うゲストの声
伊戸の陸施設快適度やスタッフの対応はいかがでしたか?
最高です!(2~4回/エマモネ)
とても清潔感があり、明るい賑やかな雰囲気でした。トイレもシャワーもキレイで快適に過ごせます。フレンドリーかつていねいで信頼できるスタッフさんです。 毎回一人で潜りに行きますが、スタッフさん達が親切に接してくださるので一人ぼっちにはなりません。(2~4回/浅田明さん)
猫がかわいくてたまりません。海でも陸でも癒やされます。スタッフの皆さんはとても気さくです。(10回以上/エンジョイダイビングPUREBEANS利用/豊田薫さん)
器材を車で運んでくれるからラクチン
ちょっとの距離でも、体への負担は大違い! ダイビングサービスから港までは徒歩3分ぐらいなのですが、この距離でも、器材やタンクを背負わなくていいのはホントにうれしいですね。

器材は運んでいる途中でばらけないようにしっかりとまとめておきましょう。カメラなどの貴重品は自分で運ぶのをおすすめします
皆さんも伊戸に潜りに行って、エキサイティングなダイビングを楽しんでみませんか?(提供/浅田明さん)