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魚群! サンゴ礁♪ 彩りの海!!
動画で見る 西表島のスゴイ海
協力/ダイビングチームうなりざき

動画で見る 西表島のスゴイ海

沖縄の西表島は知る人ぞ知る日本を代表するダイビングパラダイス。黒潮が当たる抜群の透明度と暖かい潮流に恵まれ、超ド級の大物が出現。湾内には水族館以上の種類の魚や生物がびっしり! そんなスゴイ海を《ダイビングチームうなりざき》のチーフガイド、森脇純一さんが動画にして見せてくれました♪

※2023年5月現在の情報です

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ボート4隻があるから遠征も!

西表島といえば、ダイビングチームうなりざき!

《うなりざき》の中で最も新しい大型ボート「ミス9」号。速い!
Movie by Junichi Moriwaki

西表島にはダイビングサービスが20軒余りありますが、そのうちの何軒かは《ダイビングチームうなりざき》(またはその前身の《民宿うなりざき》。以下、《うなりざき》と表記)出身の方々のお店というぐらい、《うなりざき》は西表島のダイビング創成期から多くのダイビングガイドを輩出している老舗ダイビングサービス。大型スピードボートを3隻、小型ボートを1隻と、計4隻もあるので、グループごと、ダイビングスキルごとなどにチーム分けができて便利! GW頃から10月頃までシーズンとなる「オガン」こと仲ノ御神島(なかのおがんじま。仲ノ神島、仲之御神島と表記する場合も)は、超大物狙いのできるダイナミックなダイビングスポットですが、大型スピードボートでないとなかなかアクセスできないため、ダイビングサービスによってはめったに行かないのです。でも、《うなりざき》はボート数が多いので、コンディションさえ整えば毎日だってアクセスが可能!
ただし、オガンはドリフト経験があり、ダイビング本数100本以上が望ましいなど、スキルレベルを満たしていること、到着日やその翌日はほかのスポットに潜っておくこと、など条件がありますので、詳しくはご相談を。

これからの季節はオガンを狙え!

イソマグロが湧き出る「オガン三の根」

巨大なイソマグロが海の向こうから何尾も何尾も湧き出てくる!
Movie by Junichi Moriwaki

「オガン」の周辺にはいくつかのダイビングスポットがあります。特にオガンらしいダイナミックさを味わえるのが「三の根」「二の根」「一の根」「東の根」「天馬崎」といったダイビングスポット。一から三の根は仲ノ御神島から離れたリーフ上に点在する根で、大海原で潜る冒険的なダイビングとなります。
中でも「三の根」は動画を提供していただいた森脇さんによると、「間違いなくNo.1ビッグポイント!」とのこと。イソマグロの大群のほか、バラクーダの群れも見られますし、時に1000尾以上のカスミアジの超大群に巻かれることも!! カスミアジがこれだけ群れる海は世界ではかなり珍しいのではないでしょうか。
さらに過去にはタイガーシャーク(イタチザメ)、ジンベエザメの超大物にも遭遇しています。
西表島からボートで約50分、最大水深23m、平均水深14m。ドリフトで潜るので、フリー潜降、中性浮力のスキルが必要となります。

バラクーダの壁!「天馬崎」

仲ノ御神島は西表島の南西約16kmの青~い大海原にポツンと立ち上がる岩の島。大小2つの丘があり、見る角度によってはひょうたん島のよう。最高標高は102m。島の周囲はほぼ断崖絶壁で、一部えぐれたところに草地もあります。島の西端が「天馬崎」と呼ばれる岬で、ここのすぐ沖がダイビングスポット「天馬崎」です。
潮当たりがいいので、やはり大物・魚群狙いとなる。動画のようにバラクーダの壁が見られることもあるし、イソマグロの群れもしばしば登場。
やはりドリフトダイビングとなるので、フリー潜降、中性浮力は必須スキルです。

高層ビルのような「東の根」

トロピカルエリアで潮通しのいいところによくいるテングハギモドキもめちゃくちゃ群れている。その周りではグルクンの群れが走馬灯のように行き交い、夢のよう
Movie by Junichi Moriwaki

西表島から最も近い離れ根のスポット「仲ノ御神島 東の根」は、オガンの中でも昔からよく出かけていたビッグスポット。水深30m以深から13mぐらいまで立ち上がる根は高層ビルのようにダイナミックです。根に潮が当たるので、イソマグロ、ロウニンアジやカスミアジ、ギンガメアジなどが群れで現れ、運が良ければジンベエザメが目の前に!なんてことも。動画のようにグルクン(クマザサハナムロやウメイロモドキなど)、テングハギモドキといった魚たちの群れもハンパありません。
流れが激しくなることもあるので、やはりスキルは必要。

西表島といえばサンゴ礁も超きれい!

本当に秘密にしておきたい「崎山シークレットガーデン」の超美しいサンゴ礁

色とりどりのエダサンゴが水面のすぐ下に!
Movie by Junichi Moriwaki

西表島の南西端に突き出した崎山という岬の内側に開拓された《うなりざき》のオリジナルスポット。最大水深12mですが、水深3~4mに色とりどりのエダサンゴがびっしり! 動画の21秒を過ぎたあたり、奥の方にもいましたが、エリアによってはデバスズメダイが無数に群れているところもあって、感動モノです。
流れがなく、水深も浅いので初心者でも大丈夫なのですが、サンゴを折らないよう、浮力調整のスキルは必須です。

夏は波照間島遠征にも期待!

日本最南端の波照間島の美しすぎる水中

真っ白な砂地とハテルマブルーを味わって
Movie by Junichi Moriwaki

機動力抜群の《うなりざき》だけに、オガンだけでなく、有人島では日本最南端の波照間島にもアクセスが可能です。
波照間島は港のすぐ隣の「ニシバマ」の美しさで有名ですが、ニシバマの沖も海底までサラサラの白砂が続いていて、しかも透明度抜群の“ハテルマブルー”の海。晴れた日は自分の影が砂地にくっきり浮かび上がり、「ダイビングってこんなに気持ちいいんだ!」と改めて実感できる水中シーンの連続です。
南風が強い日は難しいですが、これからの時期に狙いたい遠征スポットの一つです。

西表島を代表する楽園スポット「バラス東」

上原港の沖に見える白いバラス島は水中も天国のよう

サンゴ礁にすむアカネハナゴイやキンギョハナダイたちが大乱舞
Movie by Junichi Moriwaki

西表島の玄関港のひとつで、大半のダイバーが目指す上原港。その沖に小さな小さな白い島が見えるのですが、ここはバラスという箸置きなどにも使われている、サンゴのかけらが集まってできた珍しい島で、その名もバラス島といいます。《うなりざき》からボートで約15分のこの周辺もダイビングスポットが何カ所か開拓されていて、それぞれ楽しめますが、特に人気なのが「バラス東」。浅瀬にサンゴが群生する根で、そこにすむアカネハナゴイの大乱舞がとにかく見事。見ているだけで幸せな気持ちになれる、まさに天国です。深場には大きなソフトコーラルが群生していたり、岩壁にウミウシやハゼなどマクロ生物も豊富なのだが、やっぱり浅瀬のハナダイたちの美しさはピカイチ! 
ただし、棚上は水深3~4mとかなり浅く、流れが少しあることもあるので、浮上してしまわないように浮力調整が必要です。

日本では珍しいトウアカクマノミも生息

トウアカクマノミが見られる「美田良浜(みだらはま)」

頭が赤い“トウアカ”なクマノミは、巣のそばでよく育卵をしているシーンも
Movie by Junichi Moriwaki

ダイバーのアイドル、クマノミの仲間たち。日本の海で見られるクマノミは6種で、西表島ではその全種が見られるのもうれしい。
中でも珍しくて個体数の少ないのがトウアカクマノミ。これがほぼ確実に見られるスポットは西表島近辺に数カ所あります。水深も20m以深の深いところにいることが多いのですが、《うなりざき》では独自に開拓したオリジナルスポット「美田良浜(みだらはま)」では水深10m台! ここのスポットはほかにもマクロ生物が豊富なので、フォト派にオススメです。

ダイビングチームうなりざき情報

日本最大級のダイビングサービスがここにある

Photo by Diving Team UNARIZAKI

Photo by Diving Team UNARIZAKI

西表島で40年以上前からダイビングの案内をしており、多くのプロガイドを育ててきた“神”ダイビングサービス。驚かされるのがダイバー思いの施設の数々。受付もあって、ログ付けもできるラウンジやシャワールームがあるダイビングショップ、通りを隔てたところにあるダイビング器材洗い場、干し場。ここには大きな円形の水槽がいくつもあって、干し場や器材を置いておける棚もあちこちに。
海側にはシングルルームも数多くある《ホテルイルマーレ》と、バリ風のオシャレな隠れ家ホテル《ヴィラうなりざき》といった宿泊施設もあって、滞在中何から何までお世話になることができます。
近くには飲食店もあるので、レンタカーやレンタサイクルなしでも楽しめるのも魅力。
サービス周辺には徒歩で行けるビュースポットも。

ダイビングショップの受付やラウンジなどがあるのはこちら

ダイビングショップの受付やラウンジなどがあるのはこちら
Photo by Marine Photo Library

体育館のような広い建物に器材洗い場、干し場がある

体育館のような広い建物に器材洗い場、干し場がある
Photo by Junichi Moriwaki

ホテルイルマーレの南欧風の建物

ホテルイルマーレの南欧風の建物
Photo by Marine Photo Library

(デスク/後藤ゆかり)