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タイの2大海洋を潜る!
その2
アンダマン海
シミラン諸島・ヒンデーン&ヒンムアンほか

タイの2大海洋を潜る! その2 アンダマン海 シミラン諸島・ヒンデーン&ヒンムアンほか

前回のタイ湾とは国土を挟んで西側にあるインド洋・アンダマン海。
プーケットやカオラックなどを拠点として日帰りダイビングやダイビングクルーズが盛んな、まさにダイビング天国。

※2020年10月現在の情報です。

アンダマン海とは

インド洋北東にある濃い海

タイの西側、マレー半島とインド領のアンダマン諸島やニコバル諸島に囲まれた、南北約1,200km、東西約650kmの海域。魚種は太平洋西部ほどはないけれど、魚影は世界一を争うほど濃いといわれるインド洋の一部を成していて、潮当たりのいいスポットでの魚影の濃さは、まさに世界トップクラスです。
タイ湾の最深部が約80mしかなかったのに比べ、こちらの最深部は3,777mと日本最深の湾・駿河湾より1,200mほど深い。深海からの湧昇流がダイビングスポットに及ぼす影響が非常に大きいことはあきらかです。
さらに大陸やマレー半島などから流れ込む川が多数あり、栄養分豊富な大量の水が海へと流れ込み、水中の生き物たちを育んでいます。

色とりどりの腔腸類がすみつく根にスカシテンジクダイなどがびっしり(シミラン諸島)

色とりどりの腔腸類がすみつく根にスカシテンジクダイなどがびっしり(シミラン諸島)

世界屈指のダイビングスポットも

アンダマン海で特に人気なのが「リチェリューロック」という、干潮になると少しだけ岩頭が見えるようになる隠れ根スポットです。世界でまだジンベエザメスポットが確立されていない1990年代後半に、かなり高確率でジンベエザメと泳げることで世界的に有名になりました。あまりにも人が入り過ぎたせいか、その後数年間はかなり遭遇率が下がったものですが、近年は再び遭遇率がアップしてきています。
美しいサンゴ礁やダイナミックな奇岩で知られるシミラン諸島もダイビングでも有名です。またシミラン諸島とリチェリューロックの間にある「コ・ボン(ボン島)」「コ・タチャイ(チャタイ島)」もダイバーに大人気です。さらに「リチェリューロック」北にあるスリン諸島も知る人ぞ知る、ダイビングスポットです。
一方、アンダマン海の真珠といわれ、国際空港もあるプーケット島は観光地として不動の人気。世界中からの観光客を魅了しています。ここの南にもダイビングスポットが多数開拓されています。
そして、さらに南へ行くと、クラビ、トラン、ランタ島、リペ島といった魅惑のビーチリゾートや島が開拓され、これまで知らなかったダイビングエリアが開放されてきています。

美しいホワイトビーチに縁どられた島もあるシミラン諸島

美しいホワイトビーチに縁どられた島もあるシミラン諸島

シーズナリティ

11~4月がベストシーズン!
でも年中OKのダイブエリアも

アンダマン海は10月中旬から5月初旬の東寄りの風が吹くときが乾季、5月中旬から10月中旬にかけて南西~西寄りのモンスーンが吹く時期が雨季といわれています。
シミラン諸島やその北のエリアは雨季になると波が高くなり、雨も多いため、雨季は基本的にクローズ。ベストシーズンは11~4月といわれています。
プーケットの南側も季節は同様ですが、雨季でもラチャ・ヤイ島の東側でコンディションがよくなるなど、年間を通して楽しめるのが特徴。
水温は年間を通して26℃以上、シーズン中は30℃以上あるので、3~5mmのウエットスーツがあればOKです。ただしダイブクルーズ中は一日に何本も潜ると、体が冷え、風が強い日は肌寒くなることも考えられるので、船上で着るウインドブレーカーなどがあると便利です。

アンダマン海側のシーズナリティ

アンダマン海側のシーズナリティ

※世界的な異常気象で乾季、雨季がずれ込んだり、乾季でも雨が多く降ることもあり、その逆もありますのでご了承ください。

シミラン諸島&スリン諸島 ダイビングガイド

拠点はカオラック、プーケット

シミラン諸島&スリン諸島のこと

プーケットの北西約109km(スピードボートで約3時間)、カオラックの西約67.4km(スピードボートで約1~1.5時間)の洋上に浮かぶシミラン諸島。その約100km北に浮かぶのがスリン諸島と呼ばれる島々です。ダイビングではスリン諸島へ行くことはほぼなく、行政的にそこに属している「リチェリューロック」が目的地。
シミラン諸島は「9つの島」という意味の名称で、実際南北に南のNo.1から北のNo.9まで9つの島々と大小の露出岩などから成っています。国立公園になっていて、入場が規制されている海域や島もあるので、事前にダイビングサービスなどに確認しておきましょう。

「バランシングロック」と呼ばれる、まさにバランスをとって落ちずにいる巨岩が目印の島、No.8。ホワイトビーチも美しく、ダイブクルーズでも上陸することが多い

「バランシングロック」と呼ばれる、まさにバランスをとって落ちずにいる巨岩が目印の島、No.8。ホワイトビーチも美しく、ダイブクルーズでも上陸することが多い

カオラックはこんなところ

プーケット国際空港から北へ約75kmの海岸線にある、1990年代にプーケットの喧騒を嫌ったヨーロピアンが開拓した、比較的新しいリゾート地。ラグジュアリーなリゾートホテルや国際的なデラックスホテル、隠れ家風のブティックホテルなども多いけれど、シミラン諸島やリチェリューロックに行きやすいことから、ダイバー向けのリーズナブルなホテルも多数。南北にエリアが広がっていて、クルーズで発着するタップラム港は南に、日帰りで利用するバンナムケム港は北に位置しています。カオラックのダイビングサービスも多くはバンナムケム港に近いエリアにあります。

プーケットはこんなところ

タイの国土が南に延びるマレー半島のほぼたもと、アンダマン海にあるプーケット島は、“アンダマン海の真珠”とも呼ばれる美しい島ですが、カオラックのあるパンガー県と橋でつながっています。
島には20を超える美しいホワイトビーチがあり、そのほとんどにリゾートホテルが。最もにぎやかなパトン・ビーチはタイでも最大級のリゾート地となっています。

日本からのアクセス

シミラン諸島&スリン諸島を潜るにはプーケットやカオラックのダイビングサービスのダイブクルーズや日帰りダイビングに参加することになりますので、滞在もプーケットやカオラックとなります。
目指すのはプーケット国際空港。
日本からはバンコクを経由することに。バンコクへは成田、羽田、関空などから直行便があり、所要時間は成田-バンコクで約6時間40分。航空会社はタイ国際航空のほか日本の航空会社やLCCもあります。
バンコクからは国内線に乗り継ぎ約1時間20分、プーケットへひとっ飛びです。

クルーズ? 日帰り? 旅行日程

たっぷりゆったりシミラン諸島やコ・ボン、コ・タチャイ、リチェリューロックを楽しむなら、ダイブクルーズがオススメ。3~4日間で回ってくれるので、日本発着が5~7日間でも参加できます。
ダイブクルーズほどがっつり潜ることはないし、リゾートライフ、アフターダイブも楽しみたいという方には日帰りダイビングがオススメです。

◎シミラン諸島ダイブクルーズツアー スケジュール例

内容 宿泊
1 午前:日本を出発
午後:バンコク到着
午後:バンコク発
夕方:プーケット着 到着後、カオラックの港へ
22:00 出港
船内
2 シミラン諸島で4ダイブ 船内
3 シミラン諸島、コ・ボン、コ・タチャイで4ダイブ 船内
4 リチェリューロックで3~4ダイブ 船内
5 港に向かいながらコ・ボンやコ・タチャイなどで2ダイブ
午後:港に到着 ホテルへ移動
カオラックまたはプーケット
6 出発まで自由行動
午後:プーケット発
夜:バンコク着 国際線に乗り換えて
機内
7 朝:日本に到着  

◎シミラン諸島日帰りダイビングツアー スケジュール例

内容 宿泊
1 午前:日本を出発
午後:バンコク到着
午後:バンコク発
夕方:プーケット着 到着後、ホテルへ
カオラックまたはプーケット
2 2ダイブ カオラックまたはプーケット
3 2ダイブ カオラックまたはプーケット
4 出発まで自由行動
午後:プーケット発
夜:バンコク着 国際線に乗り換えて
機内
5 朝:日本に到着  

※上記は一例です。ダイブクルーズのツアーでは下船日にバンコクに向かい、翌日、日本に到着する6日間パターンも可能です。
また、日帰りの場合は、中日を増やして延泊をすることも可能です。
プーケットに滞在する場合は移動時間を考慮し、島の北にある国際空港に近いホテルがオススメです。

カオラック・プーケットの宿泊事情

一大リゾート、プーケットの場合は、よりどりみどり。予算に応じて、いろいろなエリアのホテルが選べますが、ダイビングサービスに近い場所や、チャロン港など港に近いホテルに宿泊した方が便利でしょう。
カオラックの場合も同様、ダイビングサービスの周辺に滞在するのがオススメです。

カオラックの人気リゾート《The Waters Khao Lak by Katathani Resort(ザ・ウォーターズ・カオラック・バイ・カタタニ・リゾート)》

カオラックの人気リゾート《The Waters Khao Lak by Katathani Resort(ザ・ウォーターズ・カオラック・バイ・カタタニ・リゾート)》

カオラックのアフターダイブ

観光客向けの土産店やレストラン等が並ぶ海岸に続く道があったり、メインストリートにスーパーマーケットやコンビニエンスストアがあったりと、日帰りダイビングの後でも、ダイブクルーズから戻った後でも、楽しめることウケ合い。

タイ料理もたっぷり楽しめるKrua Nay Ang

タイ料理もたっぷり楽しめるKrua Nay Ang

屋台風で品数豊富で美味しいと評判。バンニアンのメイン通り沿いにあるKrua Nay Ang

屋台風で品数豊富で美味しいと評判。バンニアンのメイン通り沿いにあるKrua Nay Ang

オシャレな店内で本格的なタイ料理をいただけるNai Mueang Restaurant。とはいえ値段はリーズナブルなので超オススメ

オシャレな店内で本格的なタイ料理をいただけるNai Mueang Restaurant。とはいえ値段はリーズナブルなので超オススメ

Nai Mueang Restaurantの店内

Nai Mueang Restaurantの店内

シミラン諸島&スリン諸島 ダイブクルーズ情報

ダイビングスケジュール

シミラン諸島&スリン諸島へのダイブクルーズは、シーズン中の10月中旬(または11月)から4月(または5月初旬)まで開催されています。
運航日は船によって異なるのでチェックしましょう。
一日のスケジュールは、早朝1本、朝食を食べて午前にもう1本、昼食後に1本潜り、午後か夕方にもう1本の計4本といったところ。
フライトの24時間前にはダイビングが終了するようにご注意を。
1ダイブは最大60分ぐらい。深さによっては40分程度になることもあります。
最大8人のダイバーにガイド1人といった感じですが、もっと少人数の場合が多いようです。

ダイビングサービスが提携するダイブクルーズ船

アンダマン海のダイブクルーズ船は自社所有というよりはクルーズ会社が持っている船をダイビングサービスが運営する形がわりと多いようです。

ダイビングスポットに到着したら、ダイブクルーズ船本船からエントリーし、エグジットも本船にするのが普通ですが、テンダーボートで拾ってもらえることもあります。

MVオレンジブルー号。《edive》が利用。全長約26m、幅5.5m、最大20名のゲストが乗船可。ツインルームが8室、4ベッドルームが1室ある

MVオレンジブルー号。《edive》が利用。全長約26m、幅5.5m、最大20名のゲストが乗船可。ツインルームが8室、4ベッドルームが1室ある

《カタダイビングサービス》では3隻のダイブクルーズ船を利用している。その一つ、Giamani号は定員10名という少人数制でプライベートクルーズが楽しめる船

《カタダイビングサービス》では3隻のダイブクルーズ船を利用している。その一つ、Giamani号は定員10名という少人数制でプライベートクルーズが楽しめる船

アンダマン海最大級の「サワディーファーサイ」号は《ほうぼう屋シミラン》が利用。全長37m、全幅7.8mで客室は全4タイプ13室、26名のゲストを収容可能。バスルームが各室にあるタイプ

アンダマン海最大級の「サワディーファーサイ」号は《ほうぼう屋シミラン》が利用。全長37m、全幅7.8mで客室は全4タイプ13室、26名のゲストを収容可能。バスルームが各室にあるタイプ

シミラン諸島&スリン諸島 ダイビングスポット

シミラン諸島&スリン諸島のダイブクルーズで主に潜るダイビングスポットは、シミラン諸島、コ・ボン&コ・タチャイ(ボン島&タチャイ島)、リチェリューロック、そしてカオラックなどの沿岸となります。
ここではエリア別にオススメのダイビングスポットをご紹介しましょう。

シミラン諸島 Mu Ko Similan National Park

スリーツリーズ Three Trees

シミラン諸島最北のNo.9の島の東側に位置するスポット。島に生えている3本の大木が目印となることから、名づけられました。枝サンゴのスロープから深場は白砂に根が点在。レオパードシャーク、バラクーダなどの大物からマッコスカーズラス、ジョーフィッシュなどマクロ生物まで楽しめます。潮当たりがいいせいか、ジンベエザメやマンタが現れることもあるので気が抜けません。さらにイルカやカジキの目撃例も!

点在する根には色鮮やかなソフトコーラルも

点在する根には色鮮やかなソフトコーラルも

ノースポイント North Point

その名の通りシミラン諸島最北のスポットで、No.9の島のリーフの北端にあります。海底からそびえ立つ巨岩がダイナミックで、その間をスイムスルーしたり飛ぶように泳いだりと地形を楽しめます。
アオウミガメやタイマイなどウミガメがよく見られるほか、レオパードシャークやホワイトチップリーフシャークなどのサメ、ロウニンアジやオニカマス、フュージラーなどの回遊魚が期待できます。マンタが現れることも。
インド洋ならではのエバンスやインディアンフレームフェアリーバスレットが舞うほか、深場ではアケボノハゼのインド洋版も。

アケボノハゼのようでちょっと違う、インド洋版のExquisite Dartfishにも出会える

アケボノハゼのようでちょっと違う、インド洋版のExquisite Dartfishにも出会える

アニタズリーフ Anita’s Reef

シミラン諸島の中でも華やかで美しい景観が癒されると人気のスポット。水深5mの浅瀬にサンゴ礁が群生し、なだらかなスロープにはインド洋の固有種、コラーレバタフライフィッシュが群れていたり、根が見えなくなるほどのスカシテンジクダイがいたりと魚影も濃いです。

これぞシミラン!な光景

これぞシミラン!な光景

コ・ボン&コ・タチャイ Ko Bon & Ko Tachai

ウエストリッジ West Ridge

シミラン諸島No.9の北約20kmの大海原にポツンと浮かぶコ・ボン(ボン島)は、マンタが出現することで知られますが、中でもダントツに遭遇率が高いのがココ。捕食やクリーニングのためにやってくるようで、個体がとても大きいのが特徴です。その他フュージラーの大群や回遊魚も期待できます。

大きく羽ばたくように舞うマンタ

大きく羽ばたくように舞うマンタ

運が良ければ1尾のみならず2尾、3尾と……

運が良ければ1尾のみならず2尾、3尾と……

こんなカラフルな場所もあるからたまらない

こんなカラフルな場所もあるからたまらない

タチャイピナクル Tachai Pinnacle

コ・ボンからさらに北へ約25km行ったところにある離島、コ・タチャイ(タチャイ島)は美しいビーチがあることで知られる人気の島。環境破壊への懸念から2016年以降は上陸が禁止されています。
「タチャイピナクル」は別名「ツインピークス」とも呼ばれる1つの根に2つの巨大な根が立ち上がるスポットで、特大サイズのロウニンアジやカスミアジがフュージラーの群れをアタックする様子は鳥肌モノ。

クマザサハナムロのようなフュージラーの巨大な群れが現れたかと思ったらカスミアジたちが猛アタック

クマザサハナムロのようなフュージラーの巨大な群れが現れたかと思ったらカスミアジたちが猛アタック

バラクーダの群れが見られることも!

バラクーダの群れが見られることも!

リチェリューロック Richelieu Rock

ボン島の北東に位置する「リチェリューロック」は、シミランダイブクルーズNo.1の目玉スポット。ここで一日費やすクルーズも少なくありません。
水深約35mから立ち上がる大きな根は海面まで達していて、干潮になると頂部が海面から少し顔をのぞかせることも。
この海を最も有名にしたのはジンベエザメとの遭遇率の高さですが、根の周りはとにかく魚影が濃く、ギンガメアジ、ヨスジフエダイ、キンセンフエダイなどがびっしり。フュージラー系も多く、それを狙って大型回遊魚が突進してくることもあり、アドレナリンが湧き出てくるはずです。

ジンベエザメもすごいが、それにまとわりついているのが大型回遊魚といわれるロウニンアジやツムブリ!? こんなシーン、見てみたい

ジンベエザメもすごいが、それにまとわりついているのが大型回遊魚といわれるロウニンアジやツムブリ!? こんなシーン、見てみたい

キンセンフエダイの群れもスゴイ。こんな「密」なら大歓迎

キンセンフエダイの群れもスゴイ。こんな「密」なら大歓迎

これでもか!というぐらい根の周りには魚たちが。魚影の濃さもピカイチな「リチェリューロック」

これでもか!というぐらい根の周りには魚たちが。魚影の濃さもピカイチな「リチェリューロック」

トマトアネモネフィッシュと呼ばれるクマノミの固有種もたっぷり見られる

トマトアネモネフィッシュと呼ばれるクマノミの固有種もたっぷり見られる

タイガーテールシーホースという大型のタツノオトシゴの仲間も見つかる

タイガーテールシーホースという大型のタツノオトシゴの仲間も見つかる

カオラック沿岸 Khaolak Area

ボンスーンレック Bongsoong Wreck

カオラックから一番近い、沈船スポット。最大水深19m前後と比較的浅い海底に沈められた大型船で、船自体が巨大な魚礁になっています。船内にはワヌケヤッコの幼魚などかわいい魚も。砂地にはハゼが多数生息しています。

根の周りに群れるキンセンフエダイなどを狙って回遊魚もやってくる

根の周りに群れるキンセンフエダイなどを狙って回遊魚もやってくる

シミラン諸島&リチェリューロック 日帰りダイビング

カオラック発着 ダイビングスタイル

カオラックのダイビングサービスでは日帰りでシミラン諸島やコ・ボン、コ・タチャイ、リチェリューロックへのツアーを組んでいます。
スピードボートで片道1時間程度かかるので、基本的には朝出発して2ダイブして、午後3時か4時には戻って来るというスタイルです。シミラン諸島の場合は夕方5時頃に戻るツアーもあります。

プーケット発着 ダイビングスタイル

プーケットのダイビングサービスでもシミラン諸島やコ・ボンへの日帰りダイビングツアーを開催しています(リチェリューロックやコ・タチャイへの日帰りツアーはほとんどありませんが)。
陸路でカオラックに向かうため、朝6時頃出発して夕方6時半頃戻って来るという、丸一日ツアーとなり、移動時間だけでかなり時間を取られます。
カオラックの港で着替えはできるので(船内でもできなくはないけれど濡れることもあるのでご注意を)、ダイビング後の着替えも持って行っておくと便利ですよ。

プーケット島南部ダイビングガイド

人気のラチャ・ヤイ島は島も風光明媚

人気のラチャ・ヤイ島は島も風光明媚

ダイビングスタイル

ダイブエリアごとに日帰りコース

タイでも屈指のリゾート、プーケットでは、ここを拠点としてダイビングを楽しむことができます。
ノンダイバーには体験、講習も盛んですし、日本人が経営しているお店もあるので、言葉の心配もいりません。
既にCカードを保有しているダイバーはファンダイブが日帰り、またはダイブクルーズで楽しめます。
日帰りダイビングの場合は、ダイブエリアごとにコースがあります。上記で紹介したシミラン諸島やコ・ボンに行くコースもあるのが特徴です。
でも、主な日帰りエリアは、「シャークポイント」「アネモネリーフ」、ラチャ・ヤイ島、ラチャ・ノイ島、「キングクルーザー」、ドクマイ島、ピピ島といったところ。1日そのエリアで過ごすこともありますし、カギカッコのダイビングスポット(「マリンパーク」と呼ぶことも)と組み合わせて行くこともあります。
だいたい一日3ダイブ。2ダイブのみのツアーもあります。
催行日はダイビングサービスによって異なりますが、毎日、または月・水・金曜など曜日を決めて定期的にしている場合と、不定期に催行されている場合がありますので、申し込む前に確認しておきましょう。

体験ダイビングやダイビング講習をするのにも便利な流れのほとんどない浅瀬スポットも。ラチャ・ヤイ島

体験ダイビングやダイビング講習をするのにも便利な流れのほとんどない浅瀬スポットも。ラチャ・ヤイ島

一日のスケジュール

時間は、朝7時半頃ホテルを出発、チャロン港(シャロン港ともいう)を8時過ぎに出て3本潜り、夕方5~6時前にチャロン港に戻って、ホテルに6~7時頃帰るというのが一般的。丸々一日となりますので、忘れ物をしないようにしましょう。
船が大きいので、着替えもOK。帰りの服も持って行っておくといいですよ。

ガイドがていねいに案内

日本人ガイドの多いダイビングサービスの場合、ガイディングスタイルは日本風。しっかりブリーフィングをした後に、最大でも6人ぐらいのグループで海の中でもあれこれと見せてくれるスタイルなので、見どころをしっかり押さえられるのが特徴です。

ラチャ・ヤイ島の沈船スポットにて

ラチャ・ヤイ島の沈船スポットにて

エントリーはジャイアント

比較的大きなダイビングボートが多いので、船の後尾や舷側からジャイアントストライドエントリーで海に入るのが一般的です。
ダイビングスポットによってはドリフトダイビングとなることもありますが、あまり流れのないスポットでは、停泊している船に戻るアンカリングダイビングとなる場合が多いです。時として瞬時に透視度が落ちることがありますので、はぐれないようにいつも注意しておきましょう。

ダイビングボートが大きい!

プーケット発の日帰りダイビングは、一日中乗船していることもあり、居住性がいい大型船を利用しているダイビングサービスが大半。1階にダイビングデッキ、2階にブリーフィングや食事のできる広いラウンジ(たいてい屋根のあるアウトドア)というスタイルが普通です。
ランチもダイニングで作ってくれたり、持ち込んだものをビュッフェスタイルにして食べることに。簡単な朝食やおやつ、フルーツなども出ます。
快適な船旅を楽しみましょう!

《One Step Phuket》が利用している船の一つ「MV Mandarin Queen」号

《One Step Phuket》が利用している船の一つ「MV Mandarin Queen」号

「MV Mandarin Queen」号のラウンジ風景

「MV Mandarin Queen」号のラウンジ風景

《Kata Diving Service》が日帰りダイビングツアーでよく利用している《South Siam Divers》の「S.Somboon」号

《Kata Diving Service》が日帰りダイビングツアーでよく利用している《South Siam Divers》の「S.Somboon」号

プーケット発・日帰りダイビングスポット

先述したように、ダイビングエリアごとにコースが決まっているプーケット。主なエリアの主なダイビングスポットを紹介していきましょう。

ラチャ・ヤイ島 Racha Yai Island

プーケットから南へ約25km。島の周りに代表的な8つのダイビングスポットがあり、どこもサンゴ礁や白砂が広がる癒し系。とはいえ、「Homerun Reef」と「Bay1」の間には「沈船」があったり、「Siam Bay」に津波の跡に沈められた象のモニュメントがあったりと、プーケットならではの独特な海の景観も楽しめます。また、「Staghorn Reef」ではマンタに遭遇することも! ドリフトダイビングも楽しめます。

「沈船」スポットに鎮座しているHerruby号

「沈船」スポットに鎮座しているHerruby号

「Siam Bay」には仏像も沈められている

「Siam Bay」には仏像も沈められている

砂地にはさまざまな生物が潜んでいる

砂地にはさまざまな生物が潜んでいる

ラチャ・ノイ島 Racha Noi Island

ラチャ・ヤイ島からさらに20km離れた場所にあるラチャ・ノイ島。透明度が高く、青くて穏やかな癒しの景観が楽しめます。外洋からの流れが入ってくるため、マンタやトビエイといった大物が現れるほか、栄養分が高いせいか生物相が厚く、海中は群れ群れです。

砂地にレオパードシャーク(トラフザメ)の姿も!

砂地にレオパードシャーク(トラフザメ)の姿も!

「Marina Rock」の浅瀬にびっしりと広がっているキャベツサンゴの仲間

「Marina Rock」の浅瀬にびっしりと広がっているキャベツサンゴの仲間

マリンパーク Marine Park

シャークポイント Shark Point

チャロン港から南東へ約25km(ボートのスピードにもよるが約1時間20分)にある、3つの大きな隠れ根から成るスポット。スポット名となっているレオパードシャーク(トラフザメ)をはじめ、アンダマン海の固有種や回遊魚の群れが多く見られます。

レオパードシャークとの遭遇率が高い

レオパードシャークとの遭遇率が高い

ソフトコーラルが生い茂りカラフルな海中景観も楽しめる

ソフトコーラルが生い茂りカラフルな海中景観も楽しめる

アネモネリーフ Anemone Reef

「シャークポイント」のそばにある隠れ根スポットで、キンセンフエダイやヨスジフエダイが根をびっしり覆い、中層にはアジの仲間やグルクマが群れとなってガンガンやってきます。固有種のスカンクアネモネフィッシュをはじめ魚種も豊富。特にイソギンチャク畑が広がるエリアはカクレクマノミも多数いて、フォト派やクマノミ好きに超オススメです。

キングクルーザー King Cruiser

「シャークポイント」の近くに1997年5月に沈んだ、ピピ島行きの大型フェリーが沈船スポットに。水深33mの海底に沈む船体はほぼ原形のままだが、ソフトコーラルがびっしりつき、魚影が濃く、恰好の魚礁となっています。キンセンフエダイ、タイワンカマスの群れで船が見えなくなるほど。

ソフトコーラルがびっしり付いてカラフルな船体

ソフトコーラルがびっしり付いてカラフルな船体

とにかく魚影が濃い

とにかく魚影が濃い

ドクマイ島 Ko Dok Mai

チャロン港から約60分のドクマイ島はタイ語で「花の島」という意味。切り立った断崖絶壁の島はそのまま海中に続き、垂直のドロップオフやケーブなど地形も楽しめます。
色とりどりのソフトコーラルも見もの。そんな中にシーホース(タイガーテールシーホースが見つかることも)やニシキフウライウオなどが潜んでいることもあり、目が離せません。

シーホースもたいてい見つかる

シーホースもたいてい見つかる

アデヤカミノウミウシなど美しいウミウシも!

アデヤカミノウミウシなど美しいウミウシも!

海からそびえ立つドクマイ島。島の西側は断崖絶壁なのだが、東側には浅瀬のラグーンが広がっているのだ

海からそびえ立つドクマイ島。島の西側は断崖絶壁なのだが、東側には浅瀬のラグーンが広がっているのだ

ピピ島 Ko Phi phi

映画『ザ・ビーチ』の舞台となったピピ島は、チャロン港から南へ約45km、ボートで3時間弱のところに浮かぶ大小の島々群。大きい島をピピ・ドン島、小さい島をピピ・レイ島といい、その近くにあるピダ・ノーク、ピダ・ナイという岩の島を含め、ダイビングスポットは数十あります。
生物相が濃く、ジンベエザメやマンタといった超大物との遭遇率も高いのが特徴です。潮流がかかることもあるため、外洋スポットを狙う場合は中級者以上となります。

色鮮やかな海中には絶滅危惧種のタイマイも

色鮮やかな海中には絶滅危惧種のタイマイも

ジンベエザメが現れて驚かせてくれることもある

ジンベエザメが現れて驚かせてくれることもある

キンセンフエダイの群れなど魚影がとにかく濃い海

キンセンフエダイの群れなど魚影がとにかく濃い海

ヒンデーン&ヒンムアン方面ダイブクルーズも

サウス・アンダマン海域へ

ピピ島のさらに南約25km、チャロン港からボートで約6~10時間の海域に点在するトラン県に属しているヒンデーン&ヒンムアン海域へのダイブクルーズも開催されています。2泊のショートクルーズもあるので、クルーズ体験がない方にもオススメです。
クルーズが開催されるのはシミラン諸島とほぼ同じで、10月初旬~5月上旬となります。

ジンベエザメも遭遇率高し

「ヒン」というのは岩のこと、「デーン」は赤、「ムアン」は紫ということを意味していて、ヒンデーン、ヒンムアンは海面から姿を見せる岩の島。ここからさらに行ったところにあるクラビ県に属しているコ・ハー(ハー島)という5つの島から成るエリアがダイビングスポットとなっています。
ジンベエザメやマンタとの遭遇が期待できるほか、地形が入り組んでいて、ちょっと変わった地形が楽しめます。
もちろん魚影もハンパなく多いのが特徴です。

5つの島々から成るコ・ハー

5つの島々から成るコ・ハー

大きなマンタにも会えることが! ヒンムアンにて

大きなマンタにも会えることが! ヒンムアンにて

神秘的な地形も楽しめるコ・ハー

神秘的な地形も楽しめるコ・ハー

カオラック&プーケットのダイビングサービス

日本人経営のサービスもあるから安心

ヨーロピアンに大人気のカオラック、プーケットには、地元タイ人が経営するダイビングサービスのほか、ヨーロッパやアジア圏のダイビングサービスなどインターナショナルな顔ぶれのサービスがズラリ。その数も(新型コロナウイルスの影響で撤退した店もあるかもしれないけれども)100以上は優にあると考えられています。
日本人が経営するダイビングサービスも各エリアに多数。言葉に不自由がなく、体験ダイビングやダイビング講習など初めてダイビングをする方やタイが初めてというダイバーにも安心です。何よりもダイビングスタイルが日本風なので、違和感なくダイビングが楽しめるでしょう。

オススメのダイビングサービスは下記のとおりです。※順不同

ほうぼう屋シミラン店

edive

ワンステッププーケット

ビッグブルー

カタダイビングサービス

※今回はこのダイビングサービスに写真や情報等を提供していただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

プーケットのアフターダイブ

タイ最大級のリゾート地

バンコクに近いビーチリゾート、パタヤと並ぶタイ最大級のリゾート地、プーケット(島)。インターナショナル系列の高級ホテルやブティックリゾートから格安のゲストハウスまで、タイプも料金もさまざまで、選択肢が豊富です。
島内の各ビーチリゾートエリアにマリンレジャーのサービスあり、土産店あり、レストランにビーチバー、カフェなどもあり、スパやマッサージ屋さんに陸のアクティビティなど、欲しいものはすべてそろっています。スーパーマーケットやコンビニエンスストアも多いので、ちょっとしたものを買いに行くのにも困らないはず。特にプーケット・タウンはフォトジェニックな雰囲気で、ショッピングや街歩きが楽しめるので人気です。

インスタ映えスポットとして注目を集めている、プーケット・タウンのフォトジェニックな街並み

インスタ映えスポットとして注目を集めている、プーケット・タウンのフォトジェニックな街並み

パトン・ビーチの老舗レストラン《Baan Rim Pa》(バーンリムパ)は夕日の名所でもある。パトン湾のパノラマビューとともに波の音をBGMに食事を楽しむことができる

パトン・ビーチの老舗レストラン《Baan Rim Pa》(バーンリムパ)は夕日の名所でもある。パトン湾のパノラマビューとともに波の音をBGMに食事を楽しむことができる

店も食べ物もよりどりみどり

旅先で大事なのはグルメ、という方も多いでしょう。
プーケットには本場のタイ料理(特に海辺なので海鮮料理が豊富)をはじめ、日本、インド、イタリアなど世界各国の料理が楽しめる店があちこちにあります。
ダイビングボートが発着するチャロン港近辺にもオススメのレストランがいろいろありますよ。

《HOBO-YA》(プーケット店もある)のオススメの一つ、《Baan Rim Pa》はパトン・ビーチの外れにある、老舗タイ王宮料理レストラン。ソフトシェルクラブのカレー炒め、スナッパーのグリーンカレーソースがけといった海鮮料理やパイナップルチャーハンはぜひご賞味あれ

《HOBO-YA》(プーケット店もある)のオススメの一つ、《Baan Rim Pa》はパトン・ビーチの外れにある、老舗タイ王宮料理レストラン。ソフトシェルクラブのカレー炒め、スナッパーのグリーンカレーソースがけといった海鮮料理やパイナップルチャーハンはぜひご賞味あれ

同じく《HOBO-YA》がオススメしてくれるのがパトンビーチにある《Kaab Gluay》(カップ・クルアイ)。エビ・カニがとてもおいしいローカルレストランで、いつも多くの地元客でにぎわっている。写真はエビのタマリンドソース炒め

同じく《HOBO-YA》がオススメしてくれるのがパトンビーチにある《Kaab Gluay》(カップ・クルアイ)。エビ・カニがとてもおいしいローカルレストランで、いつも多くの地元客でにぎわっている。写真はエビのタマリンドソース炒め

《Kata Diving Service》がオススメするのは2019年、プーケット・タウンとパトン・ビーチの間ぐらいにオープンした日本人経営の《Tohan Café & Restaurant》(とはんカフェ&レストラン)。本場のガパオライスが美味!

《Kata Diving Service》がオススメするのは2019年、プーケット・タウンとパトン・ビーチの間ぐらいにオープンした日本人経営の《Tohan Café & Restaurant》(とはんカフェ&レストラン)。本場のガパオライスが美味!

コジャレたローカルレストランで料理もおいしいと《One Step Phuket》がオススメなのが《Rang Hoi Restaurant & Bar》

コジャレたローカルレストランで料理もおいしいと《One Step Phuket》がオススメなのが《Rang Hoi Restaurant & Bar》

もっと南へ! アンダマン海南部のダイバー拠点

クラビ Krabi

プーケット島の東、パンガー湾を挟んですぐの半島にある知る人ぞ知る秘境ビーチリゾート。切り立った石灰岩の岩陰や奇岩、熱帯ジャングルと海とのコントラストが独特な雰囲気を醸し出していて、フォトジェニックと女子旅でも人気のネイチャーリゾートです。
ダイビングサービスもあり、プーケットから行くダイビングスポットも利用できます。

トラン Trang

プーケット島の南東約140km、アンダマン海に面する街で、南北約120kmにわたる長大な海岸線には美しいサンゴ礁や大小の島々が無数に。クラダーン島、ムック島、チュアック島、リボン島などでダイビングも楽しめます。特にリボン島付近の海域は、絶滅危惧種のジュゴンが生息していることでも有名。

ランタ島 Lanta Island

クラビ県の南端沖に浮かぶ、ランタ・ヤイ、ランタ・ノーイという2つの島から成るランタ島。約27kmもの長さに及ぶ美しい海岸線にダイビングスポットが点在していて、島にはラグジュアリーなホテルもあります。
プーケットからダイブクルーズで南下するハー島もこの近くにあり、人気です。

リペ島 Lipe Island

アンダマン海に浮かぶ、タイ最南端の秘境リゾート。タルタオ海洋国立公園内に位置しており、白砂が輝くビーチの先には透明でキラキラの海が広がっています。
スノーケリングでも楽しめる美しいサンゴ礁はダイビングもバッチリ。まだほとんど手つかずなので、のんびりまったり楽しみたいものです。
※5~10月は島がクローズとなるのでご注意を。

祝・タイ国政府観光庁創設60周年

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