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初めての人も買い替えの人も必見!
ダイブコンピュータの選び方教えます
~SUUNTO D5を例に徹底解説~
Vol.2 機能にこだわる

初めての人も買い替えの人も必見!ダイブコンピュータの選び方教えます

安全にダイビングをするための最強パートナーとなるのがダイブコンピュータ。
そんな重要器材の1つだけに、購入前にさまざまな角度からのチェックが必要です。
今回は、自分に合ったダイブコンピュータを選ぶために
機能についてしっかりチェックしていきましょう。
Vol.1 「見やすさにこだわる」はこちら ▶
Vol.3 「クオリティにこだわる」はこちら ▶

※2020年3月現在の情報です。

1 バッテリータイプをチェック!

ダイブコンピュータを選ぶときの1つの指針となるのが、充電方式の違いです。おもな充電方式には、USB充電、ソーラー充電、電池の3つのタイプがあります。
自分がどんなダイビングをするのか、どんなシチュエーションでどうやって充電するのかを思い描きながら、そのメリット、デメリットをチェックしましょう。
また、電池がなくてはまったく役に立たないので、バッテリー駆動時間も併せてチェック!

SUUNTO D5は、水中でも陸上でも常にバッテリー残量が画面に表示されているので、充電のタイミングがつかみやすく安心です

SUUNTO D5は、水中でも陸上でも常にバッテリー残量が画面に表示されているので、充電のタイミングがつかみやすく安心です

ケータイ感覚のお手軽充電 
USB充電タイプ

最近多いタイプがこれ。スマートフォンなどと同じようにUSBケーブルを電源につなげて、充電します。電源さえ確保できれば、手軽に充電できるのでとても便利。機種や使い方によってバッテリーの持ちは違いますが、1日使ったら夜充電する、というスタイルが一般的です。

●メリット
手軽に充電可。ランニングコストが安い。充電時間が短い。
●デメリット
電源がない場所(ボートの上など)やケーブルを忘れてしまうと充電不可。
比較的こまめに充電しないといけない。
SUUNTO D5の場合、充電のためのケーブルは、盤面裏側に磁石でぴたっと吸い付くように付くので簡単!

SUUNTO D5の場合、充電のためのケーブルは、盤面裏側に磁石でぴたっと吸い付くように付くので簡単!

SUUNTO D5では、充電中はこのように表示されます。バッテリー駆動時間はダイビングした場合で8~12時間。夜充電しておけば丸1日大丈夫です

SUUNTO D5では、充電中はこのように表示されます。バッテリー駆動時間はダイビングした場合で8~12時間。夜充電しておけば丸1日大丈夫です

SUUNTO D5(ブラックシルバー)バッテリーは、時計モードなら最大6日間持ちます。なお、画面の明るさを少し下げるなど、設定を変えることで駆動時間にも影響が出ます。自分の使い勝手のいい範囲で設定を変えると節電もできるで、トライしてみるといいでしょう。

SUUNTO D5(ブラックシルバー)
バッテリーは、時計モードなら最大6日間持ちます。なお、画面の明るさを少し下げるなど、設定を変えることで駆動時間にも影響が出ます。自分の使い勝手のいい範囲で設定を変えると節電もできるで、トライしてみるといいでしょう。

太陽のチカラで手間なし充電 
ソーラー充電タイプ

太陽の光のもとに置いておくだけで充電が完了するので、コストもかからず、手間いらず。USB充電とともに多いタイプですが、充電までに少し時間がかかるのと、たとえば電池残量が少なくなったものの、夜になってしまい(あるいは天気が悪く)室内光では充電できない、なんてことも考えられるので、充電のタイミングには注意が必要です。

●メリット
ランニングコストが安い。手間がかからず簡単に充電できる。
●デメリット
充電に時間がかかる。天気が悪いとき、光量が足りないとき、クルーズなどで連日潜るときなどに充電が難しいことも。またソーラーパネルが必要なので、その分ディスプレイの表示画面が小さくなってしまう、またはダイブコンピュータ自体が大きくなってしまう。

一度交換すれば、しばらくは充電不要 
電池タイプ

一般的な腕時計と同じように、電池を入れるタイプは、2年くらいは充電の心配をする必要がないので、手間いらず。でも電池交換の際は、正規修理センターなどで交換してもらうので、時間もお金もかかってしまいます。メーカーや正規販売店などで交換しないと、水没などの可能性もあるので注意しましょう。

●メリット
約2年間は充電の手間がまったくいらず、とても楽。
●デメリット
電池交換に時間と費用がかかる。
SUUNTO D4i NOVOは電池タイプです。約2年は充電などの手間いらずですが、バッテリーが切れた場合は販売店へ持ちこむか、SUUNTO Divers’ リペアセンター(記事最後部へリンク)へ直送して電池交換してもらいます。

SUUNTO D4iは電池タイプです。約2年は充電などの手間いらずですが、バッテリーが切れた場合は販売店へ持ちこむか、SUUNTO Divers’ リペアセンターへ直送して電池交換してもらいます。

2 目的にあった機能があるか?

ダイブコンピュータには、通常のダイビングだけでなく、エンリッチド・エア・ナイトロックスを使ったダイビングやフリーダイビング、あるいはテクニカルダイビングなどに対応した機種もあります。自分が行なうダイビングに適した機種を選びましょう。

エアー・ナイトロックスモード

減圧症リスクを軽減することができる、エンリッチド・エア・ナイトロックス(通常の空気より酸素濃度を高くしたエアで、略してナイトロックス、エンリッチなどとも呼ばれます)の充填施設も増え、利用者も増えてきました。今は利用していなくても、今後利用する機会は確実に増えるでしょうから、このモードがあるかどうかは重要です。

SUUNTO D5では、中央のボタンを長押しするとメインメニュー画面が出て→ダイビング設定のところでモードを変えられます

SUUNTO D5では、中央のボタンを長押しするとメインメニュー画面が出て→ダイビング設定のところでモードを変えられます

ダイビング設定からナイトロックスモードを選ぶことができます。日本語表示を選べるので、設定も簡単です

ダイビング設定からナイトロックスモードを選ぶことができます。日本語表示を選べるので、設定も簡単です

フリーダイビングモード

近年人気のフリーダイビングをする際に便利なモードです。フリーダイビングモードがないダイブコンピュータの機種もあるので、フリーダイビングをする人はこの機能があるかどうかをまずチェックするとよいでしょう。
SUUNTO D5の場合、深度アラーム通知も5段階まで設定でき、いずれもアラーム音とバイブレーション、またはその両方を選ぶことができます。

SUUNTO D5には、フリーダイビングモードがあります。このモードになると、データは水中では全て白で表示されます(水面休息時には全て緑色で表示)

SUUNTO D5には、フリーダイビングモードがあります。このモードになると、データは水中では全て白で表示されます(水面休息時には全て緑色で表示)

フリーダイビングモードでは、5つの深度通知、水面休息通知を設定することができます

フリーダイビングモードでは、5つの深度通知、水面休息通知を設定することができます

そのほか、
テクニカルダイビングなどへの対応

SUUNTO D5では、マルチガス設定に変えることができるので、テクニカルダイビングをする場合にも対応できます。
そのほか、「SUUNTO DM5※」というアプリを使って、かなり設定を細かくカスタマイズしたり、ダイビング計画を練ることができるようになっていますので、自分のダイビング計画に応じて使うことができます。

※今後、SUUNTO DM5は「SUUNTO LINK」または「SUUNTO APP」に移行しますが、2021年まで使用できます。

3 残圧チェックが可能か?

ダイビング中に一番に確認したい数値といえば、残圧でしょう。ダイブコンピュータの画面1か所で、水深や無減圧潜水時間と同時に、残圧のチェックもできればとても便利ですよね。それを可能にしたのが、「タンクトランスミッター」の存在です。別売りになっている場合がほとんどですので、セットで購入するととても便利です。同時に購入しなくても、トランスミッターと連動可能な機種を選んでおけば安心ですね。

タンクトランスミッターは別売りとなっています。SUUNTO D5のほかSUUNTO EON COREなどにも対応するのが写真の「SUUNTO TANK POD」です

タンクトランスミッターは別売りとなっています。SUUNTO D5のほかSUUNTO EON COREなどにも対応するのが写真の「SUUNTO TANK POD」です

ファーストステージにトランスミッターを装着して(工具が必要)、バルブを開け、対応するダイブコンピュータを近づけるだけで連動OK。残圧を表示させることができます

ファーストステージにトランスミッターを装着して(工具が必要)、バルブを開け、対応するダイブコンピュータを近づけるだけで連動OK。残圧を表示させることができます

残圧が表示されればペアリングOKです。残圧は画面下のバーの数値と、アーチ状にも矢印で表示されます

残圧が表示されればペアリングOKです。残圧は画面下のバーの数値と、アーチ状にも矢印で表示されます

4 ダイブログをワイヤレスで
スマホやPCに送信

ダイブコンピュータは、水深や水温、潜水時間など詳細なデータがしっかり記録されるものです。Bluetooth機能がついているダイブコンピュータなら、ダイビングの後すぐにそうしたデータをスマホやパソコンなどに手軽に送ることができます。

スマホ用アプリ「SUUNTO APP」を使えば、SUUNTO D5はダイブログを簡単にスマホに転送でき、デジタルダイブログのできあがり! また写真や動画を追加したり、ダイビングを再現したり、友達と情報のシェアも手軽にできるので、楽しみの幅が広がります。

スマホ用アプリ「SUUNTO APP」を使えば、SUUNTO D5はダイブログを簡単にスマホに転送でき、デジタルダイブログのできあがり! また写真や動画を追加したり、ダイビングを再現したり、友達と情報のシェアも手軽にできるので、楽しみの幅が広がります。

SUUNTO D4i NOVOは電池タイプです。約2年は充電などの手間いらずですが、バッテリーが切れた場合は販売店へ持ちこむか、SUUNTO Divers’ リペアセンター(記事最後部へリンク)へ直送して電池交換してもらいます。

パソコン用アプリの「SUUNTO DM5※」を利用すれば、事前にダイブコンピュータの表示項目などをカスタマイズができるほか、ダイブログのデータの細かい分析などもできます。
※今後、SUUNTO DM5は「SUUNTO LINK」または「SUUNTO APP」に移行しますが、2021年まで使用できます。

5 操作のしやすさや
アラームをチェック

ボタン操作

ダイビング中、あるいはダイビング前後もダイブコンピュータばかりを見たりいじったりしていては、なんともつまらないですよね。説明書を毎回見ないとうまく使えない…というのも困りもの。そこで、なるべく操作が簡単でわかりやすいダイブコンピュータを選びましょう。

SUUNTO D5のボタンは右側に3つのみ。4~5個のボタンがついている機種が多いので、3つというのは少ない方ですし、操作も簡単! 覚えやすいです。時計モードから中央のボタンを長押しすると、ダイビング設定などができる画面になります。ダイビング中は、中央のボタンで無減圧潜水時間から残圧表示へといった、メイン表示の切り替えを行なうことができます。

SUUNTO D5のボタンは右側に3つのみ。4~5個のボタンがついている機種が多いので、3つというのは少ない方ですし、操作も簡単! 覚えやすいです。時計モードから中央のボタンを長押しすると、ダイビング設定などができる画面になります。ダイビング中は、中央のボタンで無減圧潜水時間からコンパス、残圧表示へといった、メイン表示の切り替えを行なうことができます。下のボタンでは、画面下部の表示を無限圧潜水時間、残圧、水温、最大水深、時計などに切り替えできます。
(PCソフトDM5でカスタマイズ可能)

アラームは?

ダイブコンピュータの使命はズバリ安全ダイビングのサポ―ト。そのために、潜水時間や水深、浮上速度などが適正でないと、アラームで知らせてくれます。どんな場合にどんな風に警告してくれるのか、事前にチェックしておきましょう。
水中でも聞こえやすい警告音を発するものを選ぶのは基本ですが、それ以外にも、バイブレーションや画面の色などで知らせてくれるなど、さまざまなアラームの通知方法があります。

SUUNTO D5の場合はカラー液晶画面なので、安全だと緑、注意だと黄色、赤だと危険、と視覚からもアラームを伝えてくれます。(画面の左赤いバーは浮上速度を表していて、赤くなっているということは、浮上速度が速すぎて危険ということを表しています)。また、バイブレーションでもアラームを知らせてくれるので、安心です。

SUUNTO D5の場合はカラー液晶画面なので、緑だと安全、黄色だと注意、赤だと危険、と視覚からもアラームを伝えてくれます。(画面左の赤いバーは浮上速度を表していて、赤くなっているということは、浮上速度が速すぎて危険ということを表しています)。また、バイブレーションでもアラームを知らせてくれるので、安心です。

編集スタッフがSUUNTO D5を使ってみました!
「水中で見やすくて、使い方も簡単でした」

「SUUNTOのダイブコンピュータを使ったのは初めてでしたが、まず腕にはめたときの付け心地がよくてびっくりしました。ストラップが柔らかくて腕に直接でも、ウエットスーツの上からでもぴったりフィット! 軽いしコンパクトなので違和感ゼロでした。操作も簡単でカラー液晶がきれいで水中でも見やすくて、使い方も簡単でした」(『マリンダイビング』編集部・堀談)

編集スタッフも難なくSUUNTO D5を使いこなしていました

編集スタッフも難なくSUUNTO D5を使いこなしていました

次回では、ダイブコンピュータブランドの信頼性と併せて、SUUNTOの新製品を含むダイブコンピュータのラインナップをご紹介します。お楽しみに!

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