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地球の海 フォトコンテスト2016
地球環境部門 上位入賞作品

地球環境部門 上位入賞作品

グランプリ

王様の晩餐
竺山愉里子/東京都

オリンパスOM-D E-M5 LUMIX G FISHEYE 8mm F3.5 ノーティカムOMD-EM5 UFL-2 f3.5 1/15秒 ISO1600 モルディブ 水深2㍍ アイランドサファリロイヤル号

「ジンベエザメが現れたのは、深夜0時をまわってからでした。真っ暗な海の中に、ライトに反射する大きな体と白い斑点模様が見えたときは興奮しました。たくさんのコバンザメの家来たちを従えて、光に集まるプランクトンを大きな口で食べるその姿は迫力満点。しばらく食事を楽しんだジンベエザメは、また暗い海の奥へ消えて行きました。本当に神秘的でした。こんなすごい瞬間を見せてくれた海と、素晴らしい賞に選んでいただけたことに感謝します」

審査員作品評

福永友保
コバンザメが大きな生き物にくっついているということは皆さんよく知っているのでしょうけれど、これだけ集まると「コバンザメめ!」という雰囲気で面白いですね。構図構成もいい。少しひいてジンベエザメ全体を入れているのもいい判断ですし、海の濃い青が魚を浮き立たせていること、かすかに光る水面を右隅に配置することなど見事です。集魚灯でプランクトンを集めているそうですが、『王様の晩餐』というタイトルもいいですね。

奥谷喬司
ジンベエザメという大スター、その体中にこれだけの数のコバンザメがまとわりついている写真はとても珍しいように思います。また、構図的には水面の明るさと海の深淵という対比が、見る人によっては気持ちが悪いというか不安をかき立てられるかもしれません。それだけより印象が強いのでしょう。

瀬能 宏
予選段階で一番最初に目を引いた作品です。ジンベエザメの写真は最近ではそう珍しいものではありませんが、大きな体を全体の中にうまく捉えていますね。ただ、それ以上にコバンザメが興味深い。こういった状況は今まで見た記憶がありません。コバンザメという魚はつかず離れず併泳しているものですが、この作品ではジンベエザメの体中にべったりと付いている。ナイトダイビングだから行動や様子が違うのか? 実際、コバンザメの生態なんてほとんどわかっていません。朝になって夜が来てまた翌朝までの日周行動なんて誰も見たことないわけで、その一端を捉えたという意味でも面白い。いろいろ想像させてくれる写真だと思います。

柳谷牧子
一目見て驚きました。構図的にも写真として美しい、神秘的な感じがしました。大きなジンベエザメと、そこにうごめくコバンザメの様子。生き物の不思議さを素直にすごいと思いました。

準グランプリ

天の羽衣
金光浩史/兵庫県

ニコンD7100 AF DX フィッシュアイニッコール10.5mm F2.8G ED MDX-D7100 YS-D1×2灯 f9 1/250秒 ISO100 福井県・音海 水深1㍍ ダイブサポートセンタービエント

「このたびは名誉ある賞をいただき、大変うれしく思います。水中世界の素晴らしさには多様なシーンがありますが、ミズクラゲの優雅さにも見惚れるものがあります。この日も光や海との一体感に感動して夢中になって撮影しました。これからも水中はもちろん、水と空気の狭間の世界まで素晴らしい世界を感じ、ガイドしながら伝えていきたいと思います。選んでいただいて本当にありがとうございました」

審査員作品評

福永友保
非常に目を引く美しい作品です。このインパクトはそれだけで大きな魅力です。水面に太陽がピカッと入って、クラゲというシンプルな構図も効果的。しかもこれ真逆光でしょう? それなのにどこもつぶれておらず、フレーミングも素晴らしい。撮影のときに非常に神経を使っているのでしょうね。こういう作品は大きな展覧会会場でも大変映えるでしょう。

奥谷喬司
海の中といえども、やはり太陽の恵みを受けていることがよくわかります。海洋生物にはイシサンゴやシャコガイ、クラゲやウミウシなどのように、ゾーザンテラ(藻類)を体内に共生させて光合成の恩恵を受けるものもいます(このクラゲは違いますが)。なるほど海に直接ふりそそぐ太陽の光、エネルギーというものは、やはり水と空気と宇宙に繋がっているのだなぁと視覚に訴えてくる、地球環境という部門タイトルに即した作品ではないでしょうか。

瀬能 宏
絵はがきみたいで非常にきれいです。地球環境部門的には、地球生命の源である太陽を背景に捉え、手前にガラス細工のようにもろいクラゲが傷ひとつつかずに漂っている驚きなどをうまく写真に収めたのではないかと思います。

第3位

エルニーニョ
広瀬晴夫/沖縄県

ニコンF4 AF ニッコール 28-70mm ネクサスF4プロ YS-50 f8 1/60秒 RVP(ベルビア) 石垣島 水深5㍍ ヒートハートクラブ石垣島

「この作品を見ていただき、自然環境と海の生物について皆さまがいろいろなお話ができればいいな、と思います。私は石垣島で海中をご案内する仕事に携わっていますが、ダイバーの皆さんが普段よく見る被写体を題材に、諸先輩方から受け継いだ昔ながらの銀塩で撮影しています。このような形で評価いただけたことが、正直ものすごく嬉しいです。これからも感性を磨き、見た人の“こころに残る”メッセージ性のある作品を撮って行きたいと思います」

審査員作品評

柳谷牧子
昨年から大規模なエルニーニョ現象が発生しておりますが、今のところ沖縄ではまだ大きな影響がないといわれています。ただ今年の春以降にどうなるのだろうと心配されており、私たちも沖縄や奄美のサンゴがどうなるか注意をしているところです。こういった白化現象やその先に起こるであろう出来事を考えるきっかけとなる作品ではないかと思います。

優秀賞

入賞作品のうち、特に審査員の心に響いたもの、または最後まで上位入賞を競った作品です。

愛々しくて
松本昭子/京都府

キヤノンEOS5DMarkⅢ EF 16-35mm F2.8L USM ジリオン 自然光 f8 1/250秒 ISO800 トンガ 水面下

審査員作品評

福永友保
野生動物を撮影するとき、例えば海ならクジラ、陸ならゾウなどを撮るとき、人間というものは親子の情愛を求めるものです。普通は親が先導して子どもは後から従うものですが、これは先に子どもが行って、親がゆっくりついてきています。まるで見守っているようで、母の愛情を感じる構図ですね。被写体がザトウクジラですから、どう撮ってもそれなりの作品になるでしょうけれど、この作品はそこに親子の情愛も写し撮っているところが素晴らしい。動きのラインも流れるようで躍動感があります。この方は同じ被写体で各部門に入賞されていますが、大変うまいと思います。

ひがさ
落合克弘/東京都

ニコンD810 トキナー AT-X 107 DX FISHEYE10-17 F3.5-4.5 ノーティカムD800 Z-240 f8 1/250秒 ISO200 大瀬崎 水深1㍍ 大瀬館マリンサービス

審査員作品評

瀬能 宏
1枚の葉っぱと、それに寄り添うカワハギの子どものきれいな写真です。擬態しているところが大変わかりやすく、生態写真として良作と思います。予選通過した作品の中に、同じような構図のナンヨウツバメウオの写真があったのですが、それは魚が単体ということもあって「擬態している」ということがわかりづらい。この作品のほうが誰が見ても擬態という生態がわかりやすいのではないかと考え優秀賞に推しました。

ウミシダ!?
小林隆史/東京都

フジフイルムfinePixS5PRO トキナーAT-X107DX FISHEYE10-17 F3.5-4.5 ネクサスS5pro D-2000 f9 1/60秒 ISO200 セブ島 水深10㍍ マリンビレッジダイブハウス

審査員作品評

柳谷牧子
ウミシダやトサカの中にハナミノカサゴがいて・・・・というカラフルな風景で、まさに豊かな海という感じです。見ているだけでダイビングをしているかのように楽しい写真で、海の素晴らしい生産性を象徴しているようです。

シエスタ
山内智弘/愛知県

オリンパスTG-3 PT-053 自然光 大瀬崎 水深14㍍

審査員作品評

瀬能 宏
撮影されたのが9月で、「新鮮な」ゴンズイが転がっている状態。ここから考えられることは、冷たい潮がサーッと入ってきて仮死状態になっているのではないでしょうか。もしかすると死んでいるのかもしれません。ただ、タイトルが「シエスタ」。昼食後の休憩という本来の意味で付けたのなら、少し見方が違うのかな。でも、こういう生態シーンを切り取った点はいいですね。できれば周囲にも「昼寝」していた魚がいたか確認すると、もう少しわかりやすいものが撮れたかもしれません。事件というか事故というか、そういった意味合いの写真として地球環境部門としては面白いのではないかと思います。

エリア賞

世界の素晴らしい海の中でも、特にダイバーに人気が高いエリアの名を冠した特別賞。地球環境部門からは、タヒチ賞と伊豆諸島賞が選出。

タヒチ賞
海からのヲテマヌ山

石井正喜/埼玉県

キヤノンEOSKissX4 トキナー AT-X 107 DX FISHEYE10-17 F3.5-4.5 RDX-550D f22 1/200秒 ISO200 タヒチ

伊豆諸島賞
確認発光物体

髙柳恵太/神奈川県

キヤノンEOSKissX4 EF S60mm F2.8マクロ USM RDX-5500 YS-02 f18 1/200秒 ISO100 八丈島 水深5㍍ レグルスダイビング

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