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ニュース2018.05.10

伊豆半島、「ユネスコ世界ジオパーク」に認定

 2018年4月17日(火)、ダイバーにも人気の高い伊豆半島が、「ユネスコ世界ジオパーク」に認定された。「ジオパーク」とは、国際的に価値のある地質・地形等を有するエリアが、「保護」、「教育」、「持続可能な開発」を一体とした概念により管理される地域であり、ユネスコによる厳しい審査をクリアすると、「ユネスコ世界ジオパーク」として認定される。日本では洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟)などに続き9地域目の認定だ。
 伊豆半島は二重三重の地質学的特異性を持っていて、おもしろいのは陸だけじゃない。伊豆半島ジオパークは、半島沿岸から3kmの範囲の海域も含んでいるため、多くのダイビングスポットもジオパークに含まれる。古くからダイビングスポットが開拓されていて、豪快なドロップオフや洞窟が存在するなど、ダイバーであれば火山活動による地形のおもしろさを水中でも実感できる。例えば、富戸の「ヨコバマ」や「脇の浜」では、大室山から流れてきた溶岩で埋め尽くされた海の中(岩場)と埋め尽くされずに残った海(砂地)の違いが感じられる。特に「ヨコバマ」では溶岩らしさのわかる「富戸ホール」に入ることができて楽しい。溶岩が海に流れ出してできた城ケ崎海岸の中に位置する伊豆海洋公園でも、そのダイナミックな地形で冒険気分を味わえる。
 伊豆半島の「ユネスコ世界ジオパーク」認定を祝して、伊豆半島に潜りに行こう!

伊豆半島ジオパークwebサイトはこちら▷
伊豆半島ダイビングガイド▷

幻想的な「富戸ホール」

幻想的な「富戸ホール」

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