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ニュース2022.09.10

2023年より鳥取自然体験塾で体験スタート
世界初のフィンで、マンタのように水中を自由に飛ぼう!

マンタのように水中を羽ばたいて移動するフィン《マンタフライヤー》が登場しました!
現在ダイビングはフットフィンを中心としていますが、腕を使ってマンタやトビエイ、ウミガメのように移動できるというものです。このフィンを使えば水中を鳥のように飛んだり、回転したりと楽しみが広がるのではないでしょうか。

しかも、結構速く移動できるみたいです!

開発者のMammal design(ママルデザイン)の代表、久保内修介さんは少しユニークなダイビング経験を持っています。なんと海外の水族館でCカードを取得。大物の海洋生物とは初めから遭遇していたために、実際の海で出会う感動が少なく、スキューバダイビングを心から楽しめなかったとのことです。

そんななか、フリーダイビングに出会いました。練習を重ねる中で、水中を水平移動していたトビエイがどんどん近づいて至近距離ですれ違ったそうです。まるで人であることに気づかなかったようで、海洋生物と認められたような嬉しさが忘れられず、これをキッカケとして、魚を見に行くのではなく「人が海洋生物として海を楽しむこと」もダイビングの一つの目的になるのでは?と考え、これをテーマとして新しいフィンの開発を始めたということです。

はじめは、研究のために水族館のガラスに何時間も貼りついて、いろいろな魚の動きを観察する日々が続き、そこからマンタそのものの形状で一号機が完成。しかし、ゴム素材を利用した試作機は重く、水深16mの水族館の水槽で溺れそうになったりしたことも。

途中で何度か諦めそうになるも「難しかったけど水中を初めて“飛べて”楽しかった!もっとやりたい。」そんな体験者の声に支えられて、設計や素材の改良を重ね、現在の小型で反発の良いカーボンブレードの形状にたどり着いたとのことです。

鳥取県岩美町の鳥取自然体験塾では、この《マンタフライヤー》とカヤックを使って、岩美町の美しい海を体験できるツアーを企画しています。現在はツアーガイドを養成中で来年夏からスタート予定。興味のある方は、この世界初の羽ばたくフィンを一度体験してみてはいかがでしょうか。

現状《マンタフライヤー》は、スキンダイビングで楽しむ新形態のフィンですが、スキューバダイビング仕様も急ピッチで開発中とのこと。ギアも楽しみ方も、ダイビングはこれからもまだまだ進化する可能性があるようで、とても楽しみですね!
(編集/嶋崎 真太郎)

現在《マンタフライヤー》が楽しめるのはスキンダイビングのみ。スキューバダイビング仕様は急ピッチで開発中!

現在《マンタフライヤー》が楽しめるのはスキンダイビングのみ。スキューバダイビング仕様は急ピッチで開発中!

 
お問い合わせはこちら
≫ Mammal design(ママルデザイン)ホームページ
≫ マンタフライヤーを体験できる鳥取県自然体験塾

 

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