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ニュース2022.09.11

30th.Ose Calendar Photo Contest
第30回大瀬カレンダーフォトコンテスト受賞作品発表!

令和4年6月18日(土)〜7月18日(月・祝)に開催されていた「第30回大瀬カレンダーフォトコンテスト」の受賞者および、受賞作品が発表されました。グランプリ作品と準グランプリ作品をマリンダイビングWEBでもご紹介させていただきます。受賞者の作品はカレンダーにもなるので楽しみですね!受賞された皆様、おめでとうございます!

●グランプリ :1名選出
●準グランプリ:1名選出
●入賞 :4名選出
●入選 :12名選出
●特別賞:6名選出

グランプリ「巣立ち」重城 祐様

■受賞者コメント
先端の卵が見ごろなので行きまっしょ!と案内してもらいました。あちこちで卵塊と親達が忙しそうに泳ぎ回っていました。クマノミは、産みつけてから孵化まで、胸鰭と口で新鮮な海水を送り続けます。孵化が近付いたこのとき「巣立ちの時期だよ」と伝えるため?全身で海水を叩きつけていました。それに呼応する1つ1つの卵。海の中では変わらない営みが引き継がれています。この瞬間に出会えたことに感謝です。

■選評
素晴らしい写真。何よりもいいのが、親のクマノミがアウトフォーカス、親の眼をギリギリに入れるフレーミングも良く、主要被写体である卵の眼にピントが合っているところ。卵たちが際立って見える。「主要被写体が主要でない部分を食わない」これはなかなかできることではなく、ボケ過ぎてもシャープすぎてもダメなのだ。クマノミはよくある被写体だが、久しぶりに感動する作品だった。卵の位置も抜群!親のすぐ近くに飛び出した卵がひとつあり、浮き出ているので完璧といっていい作品。

グランプリ「巣立ち」重城 祐様

グランプリ「巣立ち」重城 祐様

準グランプリ「King」安田 真人様

■受賞者コメント
浮遊系フィーバーの名残を求めていった早朝1本。波打ち際にはアオイガイの貝殻。残っていてくれと願いながらエントリー。そこには初めて見るアオイガイ。ひたすらシャッターを切る1時間。念願叶った1枚です。

■選評
アオイガイのこどもだろうか。左右対称で両目ともはっきり写った正面顔が、黒い背景に映えている。数センチの小さな被写体だと思われるが、よく逃げる被写体を確かな技術をもって貴重な瞬間をよくとらえている。

準グランプリ「King」安田 真人様

準グランプリ「King」安田 真人様

主催及び審査員

・阿部 秀樹 氏(水中写真家)
・プロフィール:1957年 神奈川県藤沢市生まれ。立正大学文学部卒業。
・主な著作及び作品
「ダーウィンが来た」「Wild Life」共にNHK(日本放送協会)、仏映画「OCEANS」においてスチル撮影を担当(一部)
「イカ・タコガイドブック」阪急コミュニケーションズ、「ネイチャーウォッチングガイド 海藻」「魚たちの繁殖ウォッチング」共に誠文堂新光社、「美しい海の浮遊生物図鑑」文一総合出版等多数

第30回大瀬カレンダーフォトコンテストの開催概要はこちら

第30回大瀬カレンダーフォトコンテストの全受賞作品はこちら

(編集/嶋崎 真太郎)

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