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Well-being2022.12.20
ダイビングで心に残るウェルビーイングな瞬間を…今月からウェルビーイングな情報をお届けします、担当の編集・ライター金沢由紀子です。
「ウェルビーイング(well-being)」とは、健康、幸福という日本語に直訳されます。ウェルビーイングという言葉の登場は、1946年に世界保健機関(WHO)が設立された時でした。
世界保健機関憲章では、「健康とは、単に疾病がない状態ということではなく、肉体的、精神的、そして社会的に、完全に満たされた状態にある」と定義されています。この場合の「健康」は、狭い意味での心身の健康のみを指すのではなく、幸せを感じたり、社会的に良好な状態を維持していることなど、全てが満たされた広い意味での「健康」である、と解釈できます。
そう、ウェルビーイングとは大きな意味で幸せを感じることなのです。
それはまさにダイバーにとって、ダイビングをしている時。ダイビングにまつわるすべての事柄が私たちをウェルビーイングにしてくれるのではないでしょうか?
先述した通り、ダイビングでウェルビーイングな瞬間を味わうことは多々あると思います。実際にどんな瞬間でしょう? 今回はダイバーでもあるライターの木村まいさんにとってのウェルビーイングな瞬間を聞きました。
「初めて体験ダイビングをしたのは20歳の時。ハワイで潜りました。水の中にいられることがとっても幸せに感じて。その次は沖縄…など綺麗な海へ行った時に体験するようになっていきました。
夫からダイビングの免許を取ろうと提案されたのは2019年。静岡の田子の海で2泊3日のダイビング免許合宿で免許を取得しました。体験とは違う本格的なダイビング。海に潜るということにハマった瞬間でした。
ダイビングは自然と向き合うことでもあります。それがゴルフやテニスといったスポーツと異なる点。私たち人間が自然界に存在するすべての生き物と共存していることを認識していく瞬間でもあると思うんです。
シャークダイビングに行った時に人間が何かをしなければサメから襲いかかることはないと学び、スキンダイビングも含めて安心してダイビングをすることができるようになりました。」
「私のウェルビーイングなダイビングの瞬間は宮古島でのスキンダイビング。ここでは400匹もの魚たちが美しくクリアな海の中で泳ぐ姿を見ることができます。また、八重干瀬(やびじ)という珊瑚礁群は毎年、異なる表情を見せてくれ、上から見るとまるで珊瑚のビル群の上を飛んでいるような気持ちになります。このなんとも表現しがたい浮遊感や美しい景色、魚たちの様子にアドレナリンが放出され、さらにはセロトニン(※)も大量に出るのです。一緒に潜る姪っ子は3歳から海に入っているので、自然とさまざまな技術を習得し、コンディションによって異なること、人間が制御できるわけではないことなどを会得しています。」
(※セロトニンは幸せホルモンと表現される体内で生成される物質)
「すべてにおいて幸せな気分を味わえるダイビングですが、気になるのは日焼け問題。日焼けがしたくないからダイビングを諦める人もいると思います。でもそれでは幸せな瞬間を味わえない! とにかくUVプロテクトを徹底しています。肌の出ている部分がないようにバンダナ、グローブで顔や体をすべて覆っています。極力焼けないようにし、帰ってからクリニックやエステでメンテナンスすれば美白派でいられるとわかったんです。皆さんもぜひ、日焼け対策&アフターケアで肌を守ってくださいね!」
☆ ☆ ☆
まさにウェルビーイングなダイビング体験をしている木村さん。潜っていると悩みなんてどうでもいいという気持ちになりますよね。小さいことに捕らわれることなく、もっともっと人生を豊かに過ごせばいいって。
ウェルビーイングなダイビングを楽しむためのグッズ、場所、美容、ファッション・・・さまざまなトピックスをこれからご紹介していきます。どうぞお楽しみに!
(ライター/金沢 由紀子)
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