今、まさにクジラシーズンまっただ中の奄美大島から、クジラたちのすばらしいドローン動画が届きました！　３頭のザトウクジラ（親子でしょうか？）がボートの近くの水面でゆったり戯れる様子が手に取るようにわかります。１頭は、停めているボートにぶつかるのでは⁉　というほど超接近！

1月8日、プライベートでクジラ調査のために船を出したダイビングサービス《エンドレスブルー》の高見優平さん。奄美大島の東側・小湊から20～30分ほどのところでクジラを発見！　ボートのエンジンを止めるとクジラたちが近づいてきて、しばらく周りを回ってくれたそう。

「全部で3頭、大きい方は全長15ｍくらいあったと思います。小さい方、多分まだ子供だと思いますが、それでも10ｍくらいはありましたね。近すぎてドキドキしながら撮ってました。もちろんこんなラッキーな日は1年に1回あるかないかくらいの好条件でしたが、この日は間違いなく素晴らしかった！！！」と、高見さんはこの時の様子を語ってくれました。

奄美大島ではクジラを追いかけない、近寄っていかない、進路を妨害しない、などホエールウオッチングのルールが定められていますが、この時はクジラの方から来てくれたのです。しかも、ベタなぎの穏やかな海況でしたのでクジラの姿もハッキリクッキリ。船にゲストは乗っていなかったので撮影に専念できたと、いくつものラッキーが重なったというわけです。

今の時期（１～3月頃）北の海から出産や子育てのためにやってくるザトウクジラたちの姿を間近で見ることができるので、ダイバーだけでなく多くの人がホエールウオッチングを楽しみにこの島を訪れます。もちろんクジラは野生生物ですから100％会えるとも限りませんし、こんな近くまで来てくれることも多くはありませんが、運よくこんな風に出会えたら…一生モノの感動です。
2021年に世界自然遺産にも登録されて今注目の島・奄美大島。さっそく行っちゃいます⁉

◎情報提供：《エンドレスブルー奄美大島》

（ライター／島　みや）

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