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現地の海から2023.02.22

八丈島・八重根でザトウクジラが水中大接近!
頭上を旋回、砂地でくつろぐ、迫力動画届きました!
まるで『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の世界

ただ今八丈島はザトウクジラシーズン真っ盛り! つい先日八丈島の人気スポット「ナズマド」で水中クジラ登場!とお伝えしたばかりでしたが、な、なんと今度は「八重根(やえね)」に水中クジラ登場です‼ 2023218日の午後、八丈島のダイビングサービス《アルケロンダイビングクラブ》の仲谷順五さんがクジラたちに水中で遭遇した動画を届けてくれました。これがスゴイ迫力なんです。
百聞は一見にしかず。映画のワンシーンのような(映画アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を思い出した人は少なくないでしょう)感動♡動画をまずはどうぞ。

「八重根」といえば、八丈島でも人気のビギナーでも潜れるビーチエントリースポット。この日、八重根でマクロ撮影用の撮影機材を用意してセッティングをしていた仲谷さんは、沖にクジラの群れがいるのを発見し、あわてて機材をコンデジに持ち替えて海へ。今の時期、陸からクジラたちを発見することは毎日のようにあるものの、水中で遭遇できるかどうかは全く別です。どちらかというと「ナズマド」での水中クジラの目撃例の方が多く、「八重根」の水中でクジラに出会ったという話は数年間でも片手で数えるほど稀なこと。でも、この日は「大当たり!」でした。

頭上を悠々と泳ぐクジラをのけぞりながら撮影。近すぎてフレームに収まりません(写真/仲谷順五さん)

頭上を悠々と泳ぐクジラをのけぞりながら撮影。近すぎてフレームに収まりません(写真/仲谷順五さん)

「クジラのいる方角を確かめつつ水面移動してエントリー。1015分ほど経った頃、体長10mはゆうに超えるザトウクジラがどこからともなく現れて、すーっとこちらへ近づいてきたのです。一番近寄ったときで5mも離れていないでしょう。ゆっくりと真上を旋回。あまりに近過ぎて、怖かったですよ!!」と仲谷さんはその時の様子を話してくださいました。

エンディングの音楽でも聴こえてきそうなシーン(写真/仲谷順五さん)

エンディングの音楽でも聴こえてきそうなシーン(写真/仲谷順五さん)

 

「動画撮影はトータル8分ほど。クジラはこっちをじーっと見ながらゆったり泳いで、水深20mほどの砂地の海底に胸ビレちょんと立ててまったりしてみたり、鼻先を砂地にスリつけて倒立するような動作も。あまり見たことのない動作なので、何をしていたのか、どんな意味があるのか気になりますね」と生物や生態に詳しい仲谷さんならではの観察も。
しばらくすると、連れ(?)のザトウクジラがすっと寄ってきて、まるで「そろそろ行こう」とでもいうように、連れ合って2頭で沖へ。
なんともうらやましい限りの至福の時を過ごした仲谷さんでした。

ダイビング中のクジラの遭遇、しかもこんなに長い時間、至近距離で! なんていう幸運はそうそうあるわけではありませんが、可能性はゼロではありませんよね⁉

八丈島は東京から飛行機で約50分という近さ。船でも夜竹芝を出発して朝には到着するので気軽に週末旅行が楽しめる場所です。まだまだザトウクジラのシーズン、今週末からでも八丈島でクジラに会う旅、いかがですか?

◎情報・動画提供:《アルケロンダイビングクラブ》(ロングバージョンの動画はこちらから)

(ライター/島)

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