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現地の海から2023.05.06

モルディブでロープに絡まったジンベエザメを
日本人ダイバーが救出!

https://youtu.be/AkLKTX0J-vE

ゴールデンウイークでダイビングに出かけている方も多いようでマリンダイビングWeb編集部も頼もしく思っています。

そんな中、モルディブから衝撃的な画像とトピックが送られてきました!

去る5月3日、クラブアズールのツアーで、ダイブクルーズ船「BLUE」号(ファンアズール所有、運営)は約20名の日本人ダイバーを乗せ、南下クルーズを楽しんでいました。

タアアトール(タア環礁)で1本目のダイビングが終わり安全停止をしていたところ、1組のバディを目がけて深場から1匹のジンベエザメが寄ってきたのです。

何か変だなと思ってよく見ると、大きなジンベエザメの首に太いロープが絡まっているではないですか!

「助けて」と言わんばかりによってくるジンベエザメに、ダイバーとして「助けなければ!」とガイドのナイフを借りてそっと近づき、ジンベエを傷つけないようにロープを切ろうと悪戦苦闘。

エアが少なくなるなか、ジンベエザメが動かないように、この時は仕方ありません、なんとか押さえてじっとしてもらいます。

クラブアズールのお客さまが皆協力し合って、ナイフで切る役も交代しながら30分ほどかかって最後にとうとうロープが切れました! 動画を見るとあっという間に見えますが、実はそんなに大変だったんですね。

ロープから解かれたジンベエザメは自由に! 首の周りのロープ痕が何とも痛々しいのですが、まるで気にすることなく、その後もボートのそばにジンベエザメは寄り添っていたのです。恩返しなんでしょうか。

 

この動画が公になると、モルディブでは新聞に掲載されたり、インタビュー依頼が来たり、元大統領からお礼のメッセージが来て、皆さんモルディブで一躍有名人になったとか。

 

それにしてもダイバーもあまり潜らない海域で傷ついたジンベエザメに遭遇、救助できたのはまさに千載一遇。皆さん、持ってますね! 運だけじゃなく、やさしさも特に!!

ゴールデンウイークに、大物登場に驚き、救出劇に手に汗握り、最後はホッと心温まる、GWイチ、心に残るシーンだったのではないでしょうか。

お疲れ様でした。そしてジンベエザメに代わって、命拾いをしてくださり、本当にありがとうございました。

 

情報提供≫クラブアズール

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