海洋プラスチックが世界的な問題となる中、あるサスティナブルな取り組みが発表され注目を浴びています。それは、クーパービジョン社のコンタクトレンズが、プラスチックバンクとの提携によりプラスチックニュートラルとなったこと。「海洋保護に関わりたいけど何をすればいいの？」と思っている方も、対象のコンタクトレンズを使うだけで環境問題の解決に携わることができるようになりました。 

そもそもプラスチックニュートラルとは、使用した量と同じ量のプラスチックを回収しリサイクルすることによって、実質的なプラスチック排出量をゼロにするという考え方のこと。今回取り組みを始めたクーパービジョン社は世界130カ国以上で事業を展開するコンタクトレンズメーカーです。同社から発売されている商品を購入すると、コンタクトレンズ・ケース・外箱に含まれているプラスチックと同じ重さの分だけ、海洋プラスチックを回収してくれるという仕組みです。

実際に海洋プラスチックの回収を行なうのは、クーパービジョン社と提携したプラスチックバンクという組織です。プラスチックバンクは発展途上国の沿岸地域で暮らす人々に海洋プラスチックの回収を依頼し、その報酬として食料品などを購入できるデジタルクーポンを支払っています。こうして回収された海洋プラスチックは、加工された後、再利用されます。

海洋プラスチックの問題は、決して遠い場所の出来事ではありません。筆者が住む石垣島でも、ビーチにはペットボトルや発泡スチロールなど沢山のプラスチックごみが流れつきます。美しい海を守るためには、1人1人がまずできることから始めてみることが大切です。これを機に、環境に優しいプラスチックニュートラルなコンタクトレンズを使ってみてはいかがでしょうか。

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クーパービジョン・ジャパン株式会社

ライター／三浦エリカ

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