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レポート2023.08.01

初めてパラオに行く前に知っておきたいことQ&A 
第3回 ギンガメアジの群れに巻かれたい!

パラオに行きたい!と実際に潜りに行った方やこれから行こうとしている方が少しずつ増えているそうです。潜ったら病みつきになる、リピーター率の高いパラオですが、初めて行かれる方も多いとか。現地ダイビングサービス《アクアマジックパラオ》の人気ガイド、堀 義雄さんが毎回、情報を提供してくれます! 第3回はパラオでダイビングするなら会いたいギンガメアジについて。

https://youtu.be/g-J3RMPNq-g

Q1
シルバーウォールとは?

堀さんの回答

パラオで魚群と言えば? ブラックフィンバラクーダとギンガメアジが頭に浮かぶ方も多いことでしょう。パラオで最も有名なポイントである「ブルーコーナー」に常駐しているギンガメアジの濃い大群が目の前に広がり、まるで銀色の壁のような光景のことを「シルバーウォール」と呼んでます。 ほぼ隙間なくギンガメアジたちが連なり、湧いてくるような巨大な銀色の壁が目の前に広がる光景は、パラオでも最高級の群れとなります。

Q2
シルバーウォールはいつ見られるの?

堀さんの回答

「シルバーウォール」がどんなタイミングで見られるか? 今までの経験で感じていることは、「ブルーコーナー」の潮回りが上げ潮であること。しかも適度に強い流れが好ましいことですね。

Q3
シルバーウォールやギンガメアジの群れを見る時の注意点を教えてください。

堀さんの回答

最も重要なことはギンガメアジの群れを割ってしまわないこととなります。特に「ブルーコーナー」に他のダイバーがいない、貸切の状況であれば狙って見ることができますが、群れだ!と興奮して突進してしまうと、せっかくのシルバーウォールが割れてしまいます。しっかりブリーフィングを聞いて注意事項を守りダイビングしていただく必要があります。

Q4
水中撮影をする時の注意点はありますか?

堀さんの回答

ただでさえ魚だらけの「ブルーコーナー」ですので、カメラに夢中になりすぎず、群れに向かって突進したりしないようにしてください。ガイドの指示通りに棚上に上がり、カレントフックを掛ける場所やタイミングなどを遅れてしまわないように注意しなければなりません。

 

Q5
迫力の水中写真を撮るための必携グッズはありますか?

堀さんの回答

シルバーウォールを大迫力で見るためにも、カレントフックは携行しましょう。棚の際ギリギリにフックを掛けたほうが魚群との距離も近いためオススメです。シルバーウォールを撮影したい方はフィッシュアイなどの超広角レンズを使用すると、満足度の高い写真や動画が撮れます。是非チャレンジしてみてください。

 

いつもいるギンガメアジが本気を出した時に見られる「シルバーウォール」を是非皆さまに体験してほしいと思います。 最高のパラオの海を楽しみましょう!

 

質問に答えてくれるのは…
アクアマジックパラオの堀さん

パラオ在住歴足掛け14年。福岡県出身のベテランダイビングインストラクター。「パラオは初心者でも潜れる」をモットーに安全で楽しくパラオの海を案内してきた、創業29年の《アクアマジックパラオ》ならではの経験と実績をDNAに組み込んだ、ガイドテクニックとアフターダイブを盛り上げる術を兼ね備えた頼れるお方。
初心者はもちろんのこと、ベテランやゲストのニーズに対して幅広く合わせたサービスを提供してくれます。
水中でのワイドで撮る魚群の撮り方では角度、構図などもしっかり丁寧に教えてくれます。群れとどう向き合うのか、どのポジションをキープしていたらいいのかなど、ご自身で写真を撮る方法と逆に人から撮られる際の写り方などまで、堀さん本人が経験して得た感性を惜しむことなく伝授してくれます。

 

「初めてパラオに行く前に知っておきたいQ&A」は続きます。ご質問がある方はマリンダイビングWeb編集部にお送りください!

 情報提供≫アクアマジックパラオ

「初めてパラオに行く前に知っておきたいことQ&A」は過去のものもご覧になれます。

≫第1回スキル編

≫第2回2023年夏キャンペーン

 

パラオ特集「新たな景色inパラオ」も併せてご覧ください♪

(デスク/後藤ゆかり)

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