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現地の海から2023.09.05
抜群の透明度! 富山湾「越中宮崎」は今が旬!都心から新幹線で2時間半、車で4時間と東京から一番近い日本海のダイビングスポットのひとつ「越中宮崎」。富山湾の最東端に位置するこの海は、2021年からダイビングができるようになりました。今回、現地から初めて画像が届きましたのでご紹介します!
越中宮崎ってどんな海?
越中宮崎の夏は透明度抜群! 台風で太平洋側が安定しないこの時期は、関東圏からもダイバーが訪れている隠れた人気スポットです。
ダイビングスタイルとしては、ビーチダイビングもボートダイビングも楽しむことができます。外洋に面しているため透明度抜群で、特に夏の時期の6〜9月は20メートルオーバーの日も。夏は水温が30度近くになりウェットスーツで十分潜れます。春先3月から5月にかけてはウミウシが豊富で、マクロ大好きダイバーにもおすすめです。
ここはかつて陸地だったと言い伝えられている岩礁地帯の海で、日本海側では珍しい大きなアーチがあります。古の時代にはそこに宮があったと、地元で伝承されているパワースポットでもあります。
「海底の宮」や、真っ直ぐ伸びた「水中参道」など、人の手が加わったと思われる水中遺跡や迷宮のような水路など、地形好きなダイバー垂涎のスポットです。
また、魚影も濃く、大きなマダイやコブダイ、メジナやイシダイの大群、ときにはメートルクラスのブリやヒラマサの群れも現れ、ワイドも十分楽しめます。
海岸はヒスイ海岸としても有名で、海の中にもお宝「ヒスイ(日本の国石)」が眠っています。みなさんもお宝探しに挑戦してみてはいかがでしょうか!
沖の瀬のWアーチ。地元では古代お宮があったと伝承されているパワースポット!
近くてダイナミックなボートダイビングのスポット
ボートダイビングのスポットまで3〜5分と近く、1本毎に港に戻るスタイルなのでトイレや船酔いの方でも安心して楽しむことができます。ボートダイビングは大きく3つのエリアがあります。
まず、ウミウシが多く観察できて流れもなくゆったりと潜れる「辺ノ島・元屋敷」。初心者やマクロでじっくりと撮影したいダイバーにおすすめです。
沖合300メートルにある「中ノ島」は、南北に200メートル近く岩壁が続くダイナミックなスポット。最大水深は18メートル未満なのでオープンウォーターでもOK! マクロもワイドも楽しめます。
そしてドリフトがメインの「沖ノ島・沖の瀬」。一番のおすすめ「沖の瀬」は、北陸トップクラスのダイナミックな地形と魚群が見られる人気のスポット。潮通しがよく大物との遭遇のチャンスも!
ダイナミックで幻想的な沖の瀬の地形スポット
アーチにはフトヤギやソフトコーラルが群生し圧巻です。
水中参道と呼ばれるスポットでは、水深23メートルから幅2メートル弱の玉石が引き詰められた小道が続きます。参道なのか地殻変動で沈んだ小川なのか、まだわかっていないそうですが、登りきったところに少しひらけた場所があり、そこが古代神社の跡かも…。想像が膨らんでワクワクするスポットです。
9月に入ると季節来遊漁が多く見られるようになるのだとか。今秋は、台風・混雑を避けて、日本海「越中宮崎」に潜りに行ってみませんか?
情報提供:ダイブベース37
(ライター/打川美穂)
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