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イベント2023.11.25
宮古島フォトコンテスト2023 受賞作品発表!マリンダイビングWebでも後援させていただいている沖縄県・宮古島を舞台に毎年行われている「宮古島フォトコンテスト」。このたび受賞作が発表となりました! 今年は応募総数200点以上。力作揃いの中から、水中写真家の上出俊作さんが審査員となり、受賞作品を決定しました。果たしてどんな作品が受賞したのでしょうか?上出さんの講評と合わせてご紹介します。
一般部門
グランプリ
津川 弘行さん「君とヨコエビ広め隊」
講評(抜粋):
作品を見た瞬間のインパクトが圧倒的でした。これまで水中で暮らす小さな生き物の写真は積極的に撮ってきましたし、たくさん見てもきましたが、この作品は僕の想像の範囲を遥かに超えていました。ヨコエビの写真自体は見たことがありますが、環境の美しさを生かして、これほど丁寧に画作りしている作品を見たのは初めてです。ヨコエビとヒドラを画面全体に配置しつつ、かつ余計なものは写していない。足し算と引き算のバランスが絶妙ですね。画面を構成する要素が少なくないにもかかわらず、主役にすっと目線がいくのもポイントです。鑑賞者はまずは主役のヨコエビを見ますが、その後ついつい画面の中をくまなく見てしまいます。構図の作り方、ボケの使い方がうまいですね。ピント合わせやライティングも丁寧で、結果的に、作品をじっくり見てもらうことに成功しています。
講評全文はこちら≫
優秀賞
大場 健一郎さん「2ミリと3ミリ」
秋吉 千秋さん「しぐれ」
中島 三和さん「たゆたう」
中村 加津子さん「幸せ色の春」
上田 美佐さん「虹色模様」
三浦 陽子さん「月明り」
大塚 萌木さん「麗らかな日に」
齋藤 利奈さん「荒波に挑む」
ビギナー部門
グランプリ
畠 浩二郎さん「洞窟の鏡」
講評:
一般的な水中洞窟のイメージにとらわれず、作者自身の感性・視点で撮影された一枚だと感じました。洞窟内から外の光を眺めながら、あるいは洞窟を出る直前に、頭上にもう一つの世界が広がっていることに気づいたのではないでしょうか。小さく広がる波紋のような模様が、そこにある世界がただの海の中でないことを、静かに主張しているように見えます。このような作品では、洞窟の壁や天井は黒く落とす(落ちてしまう)ことが多いですが、岩肌のディテールまで描写していることで、作品の奥行きが深まっているように思います。構図に無駄がなく、画面いっぱいに魅力が詰まった作品です。
審査員特別部門「陽だまり賞」
今回の審査員特別部門は、2~4枚の写真をひとつの作品として応募いただきました。さて、どんなストーリーが展開されたのでしょうか?!
グランプリ
小畑 菜月さん「鬼退治」
1枚目
3枚目
2枚目
4枚目
講評(抜粋):
こういう組み写真もあるのか、と素直に思いました。「鬼退治」というコンセプトが明確で、ストーリーも想像しやすいです。その一方で、このカットは鬼退治の中のどの過程なのだろう?と、想像する余白もたっぷりあります。人によって想像するストーリーは少しずつ違うのでしょうが、どう捉えたとしても、ダイビングの持つ冒険的な楽しさは万人に伝わるのではないでしょうか。
☆ ☆ ☆
いかがでしたか?素敵な作品ばかりで、宮古島へ行きたくなりますね!宮古島フォトコンテストの公式ホームページには、上出さんの講評と受賞者の方々の喜びのコメントも紹介されているので、ぜひご覧ください。
また、今回ご紹介しきれなかった審査員特別部門の優秀賞とInstagram部門は、マリンダイビングWebでも後日ご紹介しますのでお楽しみに!
◎宮古島フォトコンテスト実行委員会
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宮古島ダイビングガイド
ライター/三浦エリカ
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