世界でも有数のダイビングエリアのパラオ。「パラオダイビング協議会」の加盟ダイビングショップのガイドダイバーの皆さんが持ち回りで、パラオのダイビング最新情報をお届けいたします！ 第６回は《アクアマジックパラオ》の堀 義雄さんより情報をいただきました。さあ、パラオに潜りに行きましょう！

（以下、《アクアマジックパラオ》の堀さんより）

パラオではポイントまでの移動中に野生のイルカの群れに会えることがあります。アウトリーフに囲まれているパラオの島々ですが、イルカ達はアウトリーフに沿って移動しています。特にイルカとの遭遇率が高い場所は「ニュードロップオフ」から「ブルーホール」までのリーフ沿いです。もちろんパラオのアウトリーフ沿いであれば、西側ウーロン方面でも東側のゲロン方面でも、もっと南のペリリュー方面でも出会える可能性があります。

ポイントまで移動中に「イルカいる〜」とスタッフが声を発したら、すぐにボートの船首に携帯を持って移動することをオススメします。イルカの群れはボートの動きに合わせて一緒に泳いでくれますので、ボートのすぐ目の前に集まってきます。ボートの先にイルカ達が我先にと泳いで来て、ジャンプしたりして遊んでいるのがよくわかります。多い時は数百匹クラスの群れで、見渡す限りイルカの群れに囲まれている状況の時もあります。

パラオで見られるイルカはハシナガイルカがメインです。きりもみジャンプなどして波遊びをするのが得意なイルカです。イルカのジャンプシーンを見たら童心に返ったように喜んでいることでしょう。子供のイルカが親のそばで一緒にジャンプしているのを見たら、かわいらしい姿に癒されること間違いなしです。

パラオではイルカ以外の哺乳類はゴンドウ系のクジラやジュゴンなども見られることもありますので、ボートでの移動中も油断できません。皆さんが大好きなカメが水面に息継ぎに上がってくる姿やバショウカジキがジャンプしている姿などもダイバーなら嬉しいと感じることでしょう。

「ブルーコーナー」でダイビング中にイルカの群れが登場しました。ダイビングしている時にイルカの鳴き声「キュイーン」と高い声が聞こえている時は,チャンス到来です。いつもより遠くの水面近くを見るように意識すると見れる確率は高まります。ガイドの動きとタンクを鳴らす音にもしっかり意識を持つことで、素早く対応できて結果、イルカの群れが見れることに繋がりますので、しっかりガイドの側にいましょう。

さあ、ベストシーズンのパラオに潜りに来ませんか！！

◎パラオダイビング協議会加盟店
《アクアマジックパラオ》

（写真・レポート／アクアマジックパラオ、堀さん）
（編集／田中あきこ）

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