2023年3月、愛媛県八幡浜礁沖に設置された藻場礁

SSI加盟店〈愛媛ダイビングセンター〉のオーナーである中岡惠司さんが代表理事を務め、海洋環境における気候変動対策と環境教育を中心に行っている＜一般社団法人地方創生機構＞がダイビング業界としては初めて、全国では８団体目として「環境教育等促進法に基づく環境教育等支援団体」に指定されました。「環境教育等支援団体」とは、環境省・文部科学省・農林水産省・経済産業省・国土交通省の5省によって選ばれた、環境保全や環境教育に関する情報提供・活動支援をする民間団体のことです。

活動の一環として、今年３月より愛媛県八幡浜沖から始まり、宇和海広域の海底に藻場再生用の藻場礁を設置。将来的に、育った藻が二酸化炭素を吸収することで気候変動への有効な対策となるだけでなく、魚たちの生息場所や繁殖場所を確保することにもつながります。この他にも、VRを使って海の中を覗き見ながら地域の生態系を学ぶ授業を実施したり、自治体と連携して海ゴミの定期的な回収を行うなど、急速に変化する地球環境と地域社会の課題解決をテーマに活動を行っています。

海と人が共生するために、ダイバーである私たちに何ができるのか。今一度、考えてみませんか？