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- 伊豆・富戸でアオリイカの産卵ショーがスタート!
現地の海から2024.05.15
ドラマチックな命の営み!東伊豆・富戸でアオリイカの産卵が始まる
情報:ドルフィンウェーブ
東伊豆の富戸(ふと)でアオリイカの産卵が始まりました!情報をいただいた人気ダイビングショップ《ドルフィンウェーブ》のガイドインストラクター石原さんによると、4月に設置した産卵床に約20匹のアオリイカが集結。なんと、その内の6ペア12匹が産卵行動を行っていたとのこと。ダイバーの目の前で、命を繋ぐドラマチックなシーンが繰り広げられていました。GWが終わっても、富戸の海はますます盛り上がりを見せています!
アオリイカは白く透き通る体や虹色に輝くガラス玉のような瞳が美しく、フォト派のダイバーに人気の生物です。富戸のアオリイカは体長20~50cm、中には足(腕)を含めると70cm近い大型の個体も!
産卵はオスがメスに求愛し、カップルが成立するところから始まります。ペアになったオスとメスは交接。オスは精夾という精子の入ったカプセルをメスに渡し、受け取ったメスは体内に取り込み受精させます。オスがメスをエスコートするようにして産卵床に向かい、安全に産卵できる場所を見つけると、メスはサヤエンドウ状の卵を産み付けていきます。大きなアオリイカが乱舞し、産卵する光景は圧巻!産卵は繰り返し行われ、まるでショーを見ているような時間が続きます。
交接や産卵の瞬間はもちろん、実はその前後にも命を巡るドラマがあります。オスがボディーガードのようにメスを守り優しく寄り添う姿や、闘争心を剥き出にし、体色を変えながらメスを激しく奪い合う姿、懸命に生きるイカを捕食しにやってくるウツボ、そして小さな稚イカが卵の中で成長していく様子など、産卵床の周りは熱いシーンに溢れています。フォト派ダイバーはもちろん生態ウオッチング好きのダイバーにとっても魅力満載。
富戸のアオリイカの産卵シーズンは5~8月。大迫力のシーンはまだ始まったばかりです。都心から近く、濃い魚影やダイナミックな地形で人気の富戸。これからの時期ならではのアオリイカが命を繋ぐ光景は必見です!
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