年間125万人が訪れるダイビング情報サイト

Marine Diving web

現地の海から2024.06.04

新連載
パラオで潜りたいダイビングスポットBEST 10

第1回 最強! ブルーコーナー
~アクアマジックパラオの堀さん解説~

ブラックフィンバラクーダの壁:写真/堀義雄(アクアマジックパラオ)

ブラックフィンバラクーダの壁:写真/堀義雄(アクアマジックパラオ)

パラオは、憧れの海外のダイビングエリアの中でも大物&魚群も地形もマクロも外れがない、まさに最強の海。せっかく行くならベストなタイミングでベストなスポットを潜りたいということで、《アクアマジックパラオ》のチーフガイドでパラオ歴15年の堀義雄さんに「パラオのダイビングスポットベスト10」を毎回、教えていただきましょう! 第1回は世界最強ともいえるビッグスポット「ブルーコーナー」をご紹介♪

「ブルーコーナー」は外れない!とパラオのダイビングガイド陣が口をそろえて絶賛するほど、とにかくいつも“優勝”のダイビングスポットです。

「コーナー」(ブルーコーナーのことをガイド陣はこう呼びます)は、潮の流れによって潜るコースが大まかに異なりますが、さらにたくさんのコース取りができますから、初心者からベテランダイバー、フォト派ダイバー、ブランクダイバーまで満足していただけますよ。

でも、「ブルーコーナー」はそれ以外に何がベストかというと……

群れ群れのバラクーダ!

https://youtu.be/V3O1ShuUZDk

トップクラスで人気なのがバラクーダの群れ! 具体的にはブラックフィンバラクーダの群れです。

バラクーダの中でも体長が1.5mぐらいになる大きなサイズで、10尾程度から数十、数百尾もの大きな群れをつくり行動していることも。時にはぐるぐると竜巻のようにトルネード状に泳ぐこともあり迫力大! 2019年に和名が付いてタツカマス(龍魳)となっていますが、もしかしたらこのトルネードとも関係があるのかもしれないですね。

 

「ブルーコーナー」では“上げ潮”と呼ばれる潮流の時に、棚に潮が当たる辺り、中層にわらわらと泳いでいるのが見つかることが多いです。バラクーダだ!と突進してしまうと逃げられてしまうので、僕たちガイドがサインを出すまでは待ってもらって、GO!が出ても突進せずに向こうから近づいてくるのを(僕たちガイドが群れを押し込むのを)待ってください。そうするとかなり近くで見ることができますよ。

ギンガメウォール、ギンガメリバー、ギンガメトルネード!

https://youtu.be/h7MAkvaXLDY

「ブルーコーナー」で会いたい人気の魚の2つ目はギンガメアジです。 単体ではちょっと大きなアジって感じで、大きさからすると釣り人に大人気のGT、そうロウニンアジのほうが会った甲斐があるような気もするのですが、ギンガメアジは群れるとスゴイんです。 というか、ほぼ常に群れています。 体長もたぶんパラオのギンガメアジは大きめで体長60~70cmはあるでしょうか。 それが何百、何千と群れ集まって壁になったり、リバーになったり、トルネードを作ったりと、瞬時に群れの形を変えていくのでずっと見ていても飽きがきません。

こちらも上げ潮の時のほうが見ごたえありますが、下げ潮の時は棚の上に上がって来て群れそのものが大きな旗のような感じでたなびいているように見えます。 水深も10m台の浅いところにいますので、初心者でも見られるんですよ♪

ナポレオン、サメ、ウミガメほか見どころが多すぎ!

https://youtu.be/_sWlMMAPltg

ギンガメアジの群れも相当見ごたえがありますが「ブルーコーナー」ではギンガメアジと同じアジの仲間で、体にうっすらと黒っぽい横縞が何本も入っているクロヒラアジや、体高が高く縞模様がきれいなインドオキアジがものすごい群れでやってきます。 また、カスミアジやホシカイワリ、インドカイワリなどのアジの仲間も多いです。

人気者のナポレオンフィッシュも大きなサイズの成魚から中型の青年まで見られます。 シーズンになると彼らが列を成して泳いでいることもあっておもしろいです。

「ブルーコーナー」のリーフエッジ付近では、サメもウロウロしています。 潮当たりがいいところは魚影が濃いので、餌になる魚たちがたくさんいるからだと思います。 早朝ダイビングでは、最初グレイリーフシャーク(オグロメジロザメ)は遠巻きに泳いでいるのですが、イソマグロが先に捕食を始めると、狂ったようにグレイリーフシャークが泳ぎ出し、捕食をし始めることも。

ほかにも12月頃から2月、3月頃の新月周りでツノダシやミヤコテングハギが大群で泳いだり、ロウニンアジが編隊を組んでやってきたり、年に1、2回ですがジンベエザメやマンタ、カジキが現れたりすることも。 5~6年に1回ぐらいですが、シャチが現れたこともあります。

水深30m以深から立ち上がるリーフの棚の周りは色とりどりのソフトコーラルが群生していたり、棚上にはサンゴも点在していたりと、海の生きものがとにかく多く、自然界の熾烈な生存競争といわれるピラミッドが実際に「ブルーコーナー」で観察できます。

ぜひパラオに来て、潜ってくださいね!

 

アクアマジックパラオ チーフガイド/ゼネラルマネージャー
堀 義雄さん

パラオ在住歴足掛け15年。福岡県出身のベテランダイビングインストラクター。「パラオは初心者でも潜れる」をモットーに安全で楽しくパラオの海を案内してきた、創業30年の《アクアマジックパラオ》ならではの経験と実績をDNAに組み込んだ、ガイドテクニックとアフターダイブを盛り上げる術を兼ね備えた頼れるお方。
初心者はもちろんのこと、ベテランやゲストのニーズに対して幅広く合わせたサービスを提供してくれます。
水中でのワイドで撮る魚群の撮り方では角度、構図などもしっかり丁寧に教えてくれます。群れとどう向き合うのか、どのポジションをキープしていたらいいのかなど、ご自身で写真を撮る方法と逆に人から撮られる際の写り方などまで、堀さん本人が経験して得た感性を惜しむことなく伝授してくれます。

情報提供≫アクアマジックパラオ

  • Facebook
  • Twitter
  • Line

※クリックすると、そのカテゴリーの一覧が表示されます