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レポート2024.06.09

愛媛県の愛南で
「ヨコエビ・ブートキャンプ」開催!

こんにちは、マリンダイビングWEBライターの斉藤利奈です。今回は、愛媛県愛南町のDIVE愛南から5月23()28()に開催された「ヨコエビ・ブートキャンプ」のレポートが届きました!

全国各地から集まった参加者の皆さん

全国各地から集まった参加者の皆さん

まず「ヨコエビって、ナニ?」という人のために、ご紹介。ヨコエビは名前に「エビ」とついていますが、ヨコエビは「ヨコエビ」。エビではなくフナムシやダンゴムシに近い種です。大きさは3㎜〜大きなもので1㎝ほど。ダイビング中に見かけるものは5㎜前後のものが多いのではないでしょうか。カラフルな体色や独特の模様に魅了されるフォト派ダイバーが増えています。

手付かずの環境が残る、豊かな愛南の海で、水底に張り付いて僅か数ミリの、ちょっと変わったいきものと向き合う。それが「ヨコエビ・ブートキャンプ」です。今回は関西を中心に、日本全国から約25名の参加者が集まりました!

ガイドのメグが愛南へ来て見つけた、当時愛南では初のヨコエビ。通称「メグヨコエビ」(写真:滝川さん)

ガイドのメグが愛南へ来て見つけた、当時愛南では初のヨコエビ。通称「メグヨコエビ」(写真:滝川さん)

最初は「こんなに小さな生き物、自分じゃ絶対見つけられない!」と言っていた参加者も、いつの間にか自力で見つけて楽しむまでに。イベントの途中、ゲストさんの差し入れのラムネからビー玉を取り出して、ヨコエビの撮影に使うなど、創意工夫に満ちていました。ちなみに、ビー玉でヨコエビを透かして撮るのは至難の業。みんなで盛り上がり「来年は、アイテムを駆使したヨコエビ撮影」をお題にするのもいいも?と次に向けてのアイデアも。

水中でヨコエビを探し、撮影するだけではなく、海から上がった後もヨコエビ談義。既に名前が付いている種類はもちろん「初めて見た!!」というものには、発見者が名前を付け、ショップの柱に貼り出していくなど、参加者はわいわい楽しく、そして熱い時間を過ごしました。参加者の撮った写真で「ミニ図鑑&写真集」を製作中です!

一年を通して見られるマキエホテイヨコエビ。ピンクの可愛い海藻とコラボで撮れるのは、今の時期ならではです(写真:高木さん)

一年を通して見られるマキエホテイヨコエビ。ピンクの可愛い海藻とコラボで撮れるのは、今の時期ならではです(写真:高木さん)

ここまでヨコエビに特化したイベントはDIVE愛南ならでは。「毎年恒例にしたい!」とのことで、来年には第2回の開催も予定されています。ヨコエビをじっくり観察してみたい人、色々なシチュエーションで写真を撮りたい人、新種の発見を目指したい人は、愛南に行ってみよう!

◎情報・写真提供/DIVE愛南
(ライター/斉藤利奈)

  

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