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- 齋藤利奈写真展 「The Circle of Life 海に息づく命の環」開催
イベント2024.10.03
齋藤利奈写真展「The Circle of Life 海に息づく命の環」
新宿・ニコンサロンにて開催中!
マリンダイビングwebのライターでもある齋藤利奈さんの写真展「The Circle of Life 海に息づく命の環」が10/1(火)から10/14(月・祝)まで、新宿のニコンサロンにて開催中です。
幻想的なシコロサンゴの産卵シーン
コロナ禍をきっかけに、国内、とりわけ西日本・鹿児島の海を中心に潜るようになったという齋藤さん。
ダイビングを始めた頃は美しい水中景観を撮ることを楽しんでいましたが、2年ほど前、アカオビハナダイの産卵シーンに遭遇。初めて目にした生きもの達が命を繋ぐ瞬間が持つ力強さや美しさに感動。海の生きもの達の「命の営み」をテーマにした撮影をスタートしました。
ナメラヤッコの産卵。わずか数秒の中に、エネルギーが溢れる。
輝くように命が繋がれていく瞬間を求めて潜り、写真に収める中で、その一方では命を終え、海に還っていく生きものたちの存在にも目を向けるように。
「生命力溢れる瞬間も、大切に子を守る姿も、そしてその命の灯火が消えゆく様子も、どれもとても美しいのです。」と話すように、写真展では、生きもの達が愛を伝え、命を繋ぎ、やがて海へと還っていく姿や海洋環境を伝える作品が並びます。
第2回日本水中フォトコンテストの受賞作品も展示
<齋藤さんからのメッセージ>
地球の表面積の約70%を占める海。
そこには、わずか数ミリの小さな生き物から10mを超える大型海洋生物まで、1,000万種類以上もの生き物が暮らしているといわれています。
私が初めて水中で生き物達の命の営みを目の当たりにした時、その力強さと儚さに深く感動したとともに、言いようのない愛情と畏敬の念を抱かずにはいられませんでした。
美しく雄大な海。
そこに息づく生き物たちそれぞれが、輝くように命のバトンを繋ぎ、やがて静かに消えゆきます。しかし、生き物たちは命の灯火が消えた後も、海の糧となって再び命の環に加わります。厳しくも美しい、あるがままの自然の姿は、私の心を強く捉え、魅了し続けています。
母なる海に潜り、その豊かさや力強さ、輝く命の営みに触れるひと時。それは私にとって、何ものにも代え難い大切な時間です。ファインダーを通して捉えた、環になり巡る命の煌き。この写真展が、海へと思いを馳せるきっかけとなれば幸いです。
人間生活のすぐそばにも、豊かな海が広がっています。鹿児島市で撮影。
「地球の海フォトコンテスト」や「日本水中フォトコンテスト」などで数多く受賞している齋藤さん。写真はもちろん、生きものの話や撮影時の状況が書かれたキャプションにもご注目ください。
<写真展詳細>
会場:ニコンサロン(ニコンプラザ東京内)
会期:2024.10/1(火)~10/14(月・祝)
※最終日は15時まで
在廊予定:10/4(金)、10/5(土)、10/12(土)、10/14(月)
マリンダイビングウェブ編集部
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