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レポート2024.12.06

世界遺産・小笠原の海で「事故ゼロ」へ 2つの講習会を実施

こんにちは、マリンダイビングウェブライターの田中あきこです。世界自然遺産の小笠原諸島は、ダイビングをはじめスノーケリングやマリンレジャーに人気のエリアですよね。そんな小笠原では、村全体で水難事故防止に対する取り組みを数年前から行っているんです。先月末、NPO法人バリアフリー・スポーツ・ネットワーク(BSN) /日本スノーケリング連盟は、小笠原エコツーリズム協議会と連携し、「スノーケリングインストラクター資格認定講習会」と「溺者救助訓練講習会」を開催しました。

スノーケリングインストラクター資格認定講習会

10月26日~28日は、小笠原諸島の父島にて、「スノーケリングインストラクター資格認定講習会」が行われました。これは、スノーケリングやスキンダイビング教室、ドルフィンツアー中の安全対策と安全管理を徹底するための資格認定講習会です。3日間かけてのレクチャーと実技講習で、参加者はいざというときに適切な行動がとれるよう、様々な知識とスキルを習得しました。

溺者救助訓練講習会

同じく小笠原諸島の父島にて10月30日、スノーケリングツアー・ドルフィンスイムツアーなどを開催している事業者およびスタッフとして活動している方を対象とした「溺者救助訓練講習会」が開催されました。座学講習では、インストラクターとして身に付けてもらいたい項目、スノーケリング事故の検証と対策、救急法・AED手順の再確認、小笠原海上保安署からのお願いを学習。実技講習では、実際のスノーケリングポイント(キャベツビーチ)にて、溺者を船へ引き上げるレスキュー方法、船上でのAEDを使用したCPRなど、実際の海(沖合)で発生した事故を想定したトレーニングを実施しました。

マリンレジャーにトライする観光客が増加する中で、本土から遠く離れた小笠原では重大事故の発生は防ぎたいものです。日本スノーケリング連盟は、今後も引き続き小笠原での「水辺での事故ゼロ」を目指す取り組みを行っていくとのことです。今後も要注目ですね!

NPO法人バリアフリー・スポーツ・ネットワーク(BSN) /日本スノーケリング連盟の公式サイトはこちら≫
小笠原エコツーリズム協議会の公式サイトはこちら≫

(ライター/田中あきこ)

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