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レポート2025.10.20

ダイビング器材の総合ブランド「TUSA」
「TUSA COLLEGE」初開催レポート
総勢27チーム・109名の学生が集結

こんにちは、マリンダイビングウェブライターの田中あきこです。以前マリンダイビングウェブでも告知をした学生ダイバー向けイベント、「TUSA COLLEGE」が先月末に全プログラム終了しました。今回初開催のこちらのイベント、選考のようすやイベント当日はどのようなものだったのでしょうか。レポートをお届けします!

企画の発足の背景

TUSAのこれまでの取り組み

TUSAのこれまでの取り組み

 
ダイビング器材のトップブランドのひとつ、TUSAをプロデュースする(株)タバタ。サンゴ保全活動やリサイクル可能なエコパッケージの取り組みのほか、将来を担う学生と海の環境やSDGsをテーマに意見交流の場を設けるとともに学生ダイバーのダイビング活動の支援し、「思い出の1ページにして欲しい!」という想いから「TUSA COLLEGE」は発足しました。

選考について

プレゼン発表会での一コマ

プレゼン発表会での一コマ

 
初開催となった「TUSA COLLEGE」には総勢27チーム・109名からの申し込みが集まりました。ダイビング用ゴミ袋の開発、ダイビング留学プログラム、ソフトコーラルの保全活動など、さまざまなSDGsの観点から学生からの意見を聞く機会となりました。選考委員会は「ダイビングを楽しむだけでなく、海の環境を考えている学生が多いことに驚き、各チームで様々な意見や考えを持っていることが実感出来て嬉しかった」とのこと。

小論文選考を通過したチームは、新川営業所で行ったプレゼン発表選考に進みました。学生さんたちは始めは緊張したようすでしたが、いざプレゼンが始まると緊張がほぐれ、自身の考えや意見を書類以上の熱い気持ちでプレゼン! さまざまなSDGsの視点や、今の学生の考えを直接知ることができ、企画サイドにも非常に学びのある有意義な時間となったそうです。

西伊豆土肥でのダイビングイベント

プレゼン発表選考経て選ばれた6チームは土肥でのダイビングイベントにご招待! 2ビーチダイビングとBBQを楽しみました。最初はお互い緊張もあったようでしたが、ダイビングとBBQを通してコミュニケーションが増え、サークルの話、海の生き物の話、器材の話などをしながら、学生同士で打ち解けて交流していました。

最優秀賞に輝いた岩手大学チーム

最優秀賞に輝いた岩手大学チーム

 
イベント当日は表彰式も行われました。最優秀賞は、岩手大学チームの「学生ダイバーによる磯焼け対策のボランティアイベントの共催」というプレゼンテーマ! 岩手の磯焼けの現状とそれを自分たちの取り組みで解決したいという課題と行動が伴ったプレゼンは非常に強い気持ちが込められていて、最優秀賞へ選出する理由となったとのことです。
イベントの最後に最優秀賞の岩手大学「磯焼け対策」のプレゼンを参加者全員に共有し、各学生チームから自身のサークル活動やSDGsへの考えを磯焼け対策と通して語り合い、共有する時間が設けられました。ファンダイビングだけでなく、環境に対する学びと学生同士の交流の場となり、「TUSA COLLEGE」のイベントはとても有意義な一日となりました!

今後の「TUSA COLLEGE」について

今回のイベントを企画した、(株)タバタからのコメントです。
「初開催となった『TUSA COLLEGE』ですが、多くの学生様にご参加いただき海の環境への意識の高さに感動いたしました。最優秀賞となった岩手大学の学生ダイバーによる『磯焼け対策のボランティアイベントの共催』については、ボランティア活動の告知や器材の貸出などにて、サポートしていく方向性で考えております。2026年のTUSA COLLEGEの開催も予定しており、今年を上回る学生様たちの参加を心より楽しみにしております。このような活動を継続的に続けていくことで、学生に対し、ダイビングの楽しさだけでなく環境問題への意識と行動力を高める1つのきっかけとなって欲しいと考えています」

初代最優秀賞に輝いた岩手大学のみなさん、おめでとうございます! 来年の「TUSA COLLEGE」の開催も今から楽しみですね。全国の学生ダイバーのみなさん、ぜひ奮ってご参加ください!

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≫過去記事:ダイバーに人気のTUSAってどんなブランド?

(編集/田中あきこ)

  

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