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日帰りで神秘の洞窟体験!
西伊豆 雲見ダイビング基本情報

伊豆半島屈指の地形スポットを大冒険!雲見ダイビング基本情報

伊豆における地形ダイビングのメッカと言えば、西伊豆・雲見。車や電車で日帰りでも行けるし、初心者ダイバーにも安心の設備が整っている。水中洞窟に入れば、そこは光のシャワー降り注ぐ神秘の世界。水中での大冒険を体験しよう!

雲見ってこんなところ

西伊豆というと、土肥、堂ヶ島、松崎あたりが温泉地としても名高いが、古くから知られる温泉地の一つに雲見(くもみ)がある。
雲見という美しい名前は、平安時代末期、平治の乱(1160年)で敗れた源頼朝の嫡男・兵衛左頼朝が流刑の地から逃れやってきたこの地で「雲を見て天測した」とされることから名づけられたといわれている。
起伏に富んだ海岸線に開かれた港の背後には、烏帽子岩と呼ばれる、本当に帽子のように小高い岩がそびえ、沖にはその昔、飼っていた牛が海に流されたどり着いたことから名づけられたという「牛着岩(うしつきいわ)」が浮かんでいる。
この大小の岩から成る「牛着岩」は、恰好のダイビングスポットとなっていて、伊豆半島の中でも特異な地形ダイビングが楽しめるのだ。
牛着岩の向こうには晴れた日には富士山も望め、名勝地ともなっている。

雲見の湾の南側にそびえる烏帽子岩

雲見の湾の南側にそびえる烏帽子岩

左側の「大牛」、右側の「小牛」から成る牛着岩が目の前に浮かぶ

左側の「大牛」、右側の「小牛」から成る牛着岩が目の前に浮かぶ

アクセス

伊豆半島ドライブが楽しい

雲見へのアクセスは、車で行くのが融通が利いて便利。東京方面からも名古屋方面からもまずは東名高速道路の沼津ICか、新東名高速道路の長泉沼津ICを目指す。
ICを降りたら伊豆縦貫道に入り、そのまま伊豆中央道(修善寺道路)を終点まで行き、降りたら右折して国道136号を左折。そのまま南下していけばいい。渋滞がなければ沼津ICから約2時間強で行ける(東京からだと約3時間40分)。
土肥までは緑の木々が美しい(秋は紅葉が美しい)森林を、土肥からは風光明媚な西伊豆の海岸を楽しみながらのドライブ。帰りは魚介類や果実など地元の旬のものを食べたり買ったりすることもでき、旅気分が高まること間違いない。

電車でもラクチン♪

最寄駅からはバスや送迎車となるが、電車で伊豆急下田駅や修善寺駅まで利用するのもラクチンだ。
ダイビングサービスによって時間帯が合えば送迎も可能なので情報をとってみるといい(送迎駅が異なるのでご注意を)。
また、伊豆急下田駅や修善寺駅から東海バスで「松崎バスターミナル」へ行けば、そこから雲見方面への東海バスを利用することも可能。

初心者ダイバーも安心!
ダイビング基本情報

基本はボートダイビング

ビーチスポットもあり、海況が荒れたときも使えるし、講習生やビギナーにも安心だが、基本はボートダイビング。港からダイビング専用ボートに乗り、「牛着岩」など近いところへは2~3分、遠くても10分余りでアクセスできる。
乗船している時間が短いので、タンクを背負ったまま乗船し、ダイビング後もタンクを背負ったまま下船するのが普通。

ダイビング用に設計された快適ボートを利用(写真は《ダイビングサービスはまゆ》のボート)

ダイビング用に設計された快適ボートを利用(写真は《ダイビングサービスはまゆ》のボート)

ダイバー想いの施設

ダイビング当日、ダイビングサービスや駅に集合したら、専用車で伊豆漁協松崎支所の協力で港に面して建てられた《くもみシーサイドハウス》へ。
更衣室はもちろん、シャワー・トイレ、お風呂にロギングスペースまで供えられた広くて大きなダイビング専用施設で、快適だ。

港前にあるくもみシーサイドハウス

港前にあるくもみシーサイドハウス

パワーリフトだから
初心者も女性もシニアもラクチン!

エントリーはヘリが低いので基本的にはバックロールエントリーとなるのが、雲見のダイビングで超うれしいのがパワーリフトでエグジットできること!
ボートの後ろに設置されたダイビング用プラットフォームがパワーリフトで上下するので、身長が立つぐらいまで低くしてくれたプラットフォームに泳いでいって、手すりにつかまって立ち上がれば、そのままグイーンとデッキまで上がってくれる。
ダイビング後の疲れも吹き飛びそう(^^)。

エントリーはシッティングバックロール。でも、ヘリが低いので恐怖感はないと思う

エントリーはシッティングバックロール。でも、ヘリが低いので恐怖感はないと思う

エグジットが秀逸! パワーリフト付きだからチョ~~~ラクチン♪

エグジットが秀逸! パワーリフト付きだからチョ~~~ラクチン♪

パワーリフトで楽々ダイビング♪

イチオシ! ダイビングスポット情報

牛着岩(うしつきいわ)

●最大水深:26m ●流れ:時に流れる ●ボート

大牛のアウトリーフ側にある穴。中にはハタンポの仲間などもいっぱい

大牛のアウトリーフ側にある穴。中にはハタンポの仲間などもいっぱい

アウトリーフ側ではイサキの群れもびっしり

アウトリーフ側ではイサキの群れもびっしり

 港からボートで2~3分、沖に浮かぶ牛着岩の周辺がダイビングスポットに。
大牛、小牛の2つの大きな露出岩の周辺にも大小の岩が点在していて、岩と岩の隙間にクレバス、トンネル、アーチ、穴などが無数にできているのが特徴。
手前の内湾にあるブイに係留してエントリーし、大牛と小牛の間の「水路」を抜けたり、小牛を大きく回ったり、外側から大牛の周りを巡ったり……と、コース取りはその日の海況や、太陽の高さなどによってさまざま。
 外海の“アウトリーフ”にある「ブルーコーナー」は魚影が濃く、イサキやタカベの大群がやってくるほか、それらを狙ってワラサの群れやヒラマサなどが突進してくることも。神秘的な光を堪能しつつ、迫力たっぷりな魚たちの捕食行動も見られる、天下一品の贅沢な海といえる。

 内側は水深を浅くとれば、ビギナーでも潜ることは可能だが、外側はうねりが入ることもあり、深めなので中級以上のダイバー向き。
中性浮力がとれると、縦横無尽に楽しめるので、スキルアップしてから行くのもオススメだ。

雲見の海を360°動画で見てみよう

三競(さんきょう)

●最大水深:15m ●流れ:ほとんどない ●ボート

光のビームの中に入れば、幻想的な写真に

光のビームの中に入れば、幻想的な写真に

スポットライトの美しいクレバスではキンメモドキが固まって潜んでいる

スポットライトの美しいクレバスではキンメモドキが固まって潜んでいる

「牛着岩」と並ぶ神秘的な地形が楽しめるスポットとして人気なのが、雲見の湾のすぐ北に位置する「三競」。
 指のように細長い岩が何本も沖に延びる根の間が恰好の地形スポットになっていて、中にはエアドームのある部分も。極めつけは天井から一筋に延びるスポットライトのある穴。その美しさには息をのむばかり。
季節によって光の入り具合が異なるし、時間帯によっても変化するので、雲見をよく知るガイドさんに案内してもらいたい。
 また、壁沿い、特にクレバスの辺りは、好みの餌が多いのか、ウミウシもいっぱい! 水温が上がるに従い、また別の種のウミウシも出てくるかもしれないので、ウミウシ好きにはたまらない。
水深は浅めな地形が多いが、ややうねりが入ることもあるのでご注意を。

ほかにも楽しいスポットが周辺に

水深が浅く流れも穏やかで、それでいて、砂地でサカタザメにも会えることがある「赤井浜」や、8月中旬ごろから9月中旬にかけてトビエイ30~40尾の群れが期待できる「沖の根」など、ビギナーからベテランまで満足させるダイビングスポットがいっぱい!
地形スポットと併せて楽しみたい。

雲見ダイビングで見られる生き物

ダイビングショップ情報

アイダイブ
0558-43-2050
アイダイブ

他では味わえない複雑な地形、豊富な生物をたっぷりガイドします!

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住所:静岡県賀茂郡松崎町道部145-1

駐車場:有
最寄り駅:伊豆急 稲梓駅

お店の詳細
下田ダイバーズ
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アフターダイブ

ダイビングステーションともいえる《くもみシーサイドハウス》は、夏は海水浴場としてもにぎわう雲見海岸のすぐそばにあり、歩いて行ける範囲内にも飲食店や海産物を扱うお店がいろいろ。

シーサイドハウスと海岸の反対側に足湯がある

シーサイドハウスと海岸の反対側に足湯がある

海の目の前にある漁協の《漁協直売所》では、イキのいいサザエやアワビ、イセエビなどが買える。

海岸には「足湯」もあり、ちょっと冷えた体を温めて帰ることもできる。
(取材時の真夏は、お湯が熱すぎて筆者は入れなかったけれど、しっかり浸かっている方もいた)。

松崎にある伊豆漁業協同組合松崎支所の直売所は品数豊富で、思わずお買い物をしてしまった

松崎にある伊豆漁業協同組合松崎支所の直売所は品数豊富で、思わずお買い物をしてしまった

雲見の海岸の目の前にある松崎の漁協直売所では、大きなサザエがゴロゴロと……

雲見の海岸の目の前にある松崎の漁協直売所では、大きなサザエがゴロゴロと……

また、雲見は温泉リゾート地・松崎にも近く、帰りに松崎に立ち寄って行くのも手。
車派は帰りの渋滞を避けて早く帰るというよりは、のんびり海辺で過ごして渋滞が収まった頃にのんびりと帰るのもいいかもしれない。
もちろん、ダイビングサービスでもリクエストすればいろいろ教えてくれるので、おいしいお店を紹介してもらっちゃおう!

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