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「視界」「スタイル」「フィット感」に優れた
GULLのもう1つのスタンダードマスク
LANZEの魅力を深掘り!

LANZEの魅力を深掘り!

「GULL=マンティス」のイメージが強いGULLのマスクですが、実はビギナーからプロダイバーまで幅広い層から高い評判を得ているマスクがあるのをご存じですか? それが「LANZE(ランツェ)」。GULL大阪営業の滝口さんとGULL東京営業の五味さんにお話をうかがい、このマスクの魅力を深掘りしてみました!

聞き手:鴫谷隆(マリンダイビングWEB編集長)

LANZE開発の理由

――そもそもなぜLANZEというマスクを作ろうと思ったのですか?

五味:GULLのスタンダードマスクと言えば、「マンティス」を思い浮かべる方が多いと思います。イベントなどで「使っているマスクのメーカーは何ですか?」と聞くと、「GULL」ではなく「マンティス」と答えられることも(笑)

――そうですね、GULLといえばマンティスというイメージが強いと思います。

五味:それはそれで非常にありがたいことですが、そろそろマンティスは殿堂入りとして、これからのニュースタンダードマスクとして、2眼の男女兼用で、視界が良く、顔当たりも良いという、今の時代に合うようなマスクを作り上げてみたいというところから開発がはじまりました。

――今までのマンティスとはまったく別物を作ろうという感じですか。

五味:日清食品に例えると、マンティスはカップヌードルといった感じでしょうか。それに勝てるカップ麺を作ろうと、そういう気持ちでLANZEを作りました(笑)。やはりモニター会などではどうしてもマンティスLVなどのGシリーズへの注目度が高いのですが、LANZEを使っていただいている方からの評価がどんどん上がっており、現地のインストラクターさんからの支持も高まっています。まだLANZEの存在を知らない方もいるので、ぜひ知っていただきたいですね。

――LANZEが支持される理由は何でしょうか?

滝口:LANZEのネーミングは、ドイツ語の「槍」が由来となっています。LANZEの眉間の部分には「三叉槍(トライデント)」のマークが入っているのですが、これはこのマスクの「視界良し」「スタイル良し」「フィット感良し」という3つの長所を表しています。使ってくださっている方には、特にそこを評価していただいているのではないかと思っています。

――なるほど、では早速それぞれのポイントについて詳しく伺えればと思います。

LANZEの特徴

①視界の良さ

――まずは視界の良さですね。

滝口:そうですね、LANZEの一番の特徴は、上下左右の視界が広いことです。マンティス5が左右117度、上下99度なのに対して、LANZEは左右126度、上下103度となっており、マンティス5に比べて視界はかなり広くなっています。特に下方視界が広いというところは、ダイビング中に胸元のバックルやフィンなどを着脱する時にもとても使いやすいと思います。それと、視野が広いことにつながってくるのですが、内容積も少ないですし、全体的に軽量なマスクとなっています。

五味:ここが開発で一番大変だったところなのですが、視界の広さはフレームの構造と内容積のバランスによって成り立ちます。内容積を狭くすればするほど視界は広くなりますが、狭くしすぎるとレンズ面にまつげや眉間が当たる、矯正レンズを入れたときに目に当たってしまう可能性があります。かといってレンズの位置を遠くすると、フレームとスカートのサイド部分が邪魔になって視界が狭くなり、内容積も増えてしまうので、そこの微妙なバランスをどこに設定するのかが一番苦労しました。スカートのシリコンの硬さや厚さによっても、顔が入り込む、入り込まないというのが出てくるので、かなりのテストをしました。視界を広くしたい、内容積を少なくしたいと言うのは簡単ですが、それを実現するのはかなり大変でした。

ここが開発で一番大変だったところなのですが、視界の広さはフレームの構造と内容積のバランスによって成り立ちます。内容積を狭くすればするほど視界は広くなりますが、狭くしすぎるとレンズ面にまつげや眉間が当たる、矯正レンズを入れたときに目に当たってしまう可能性があります。かといってレンズの位置を遠くすると、フレームとスカートのサイド部分が邪魔になって視界が狭くなり、内容積も増えてしまうので、そこの微妙なバランスをどこに設定するのかが一番苦労しました。スカートのシリコンの硬さや厚さによっても、顔が入り込む、入り込まないというのが出てくるので、かなりのテストをしました。視界を広くしたい、内容積を少なくしたいと言うのは簡単ですが、それを実現するのはかなり大変でした。

②スタイルの良さ

――LANZEはマンティス5と比べると、スリムでシュッとしたイメージですよね。なんとなくレンズが横に広がっているほうが、視野が広い気がするのですが、先ほどのお話だと、そうではないのですね。

五味:そうですね、内容積との問題があります。マンティス5は横幅が広いのですが、LANZEよりも内容積が大きいのでレンズの位置がちょっと前に出ており、フレームが邪魔になってきます。

――それが全体的に見た時のLANZEのフォルムのスリムさにもつながっているのですね。

五味:デザイン面でいうともう1つ、「インターロックシステム(特許取得)」もLANZEの特徴として挙げられます。この構造にしたことでパーツが増えて、例えばフレームとインナーリングで色を変えるなど、デザイン的に遊べるようになりました。マンティスだと、フレームの上下が組み合わさっているだけなので、そういう色の遊びは難しかったですね。
また、安全面でも「インターロックシステム」は優れていて、これまでのインナーリング構造はレンズをインナーリング単体で固定するものでしたが、インナーリングが破損するとレンズが外れてしまうという問題が。それに対して、マンティスはいわゆる「くわえこみ」と呼ぶ構造で、 レンズをシリコン、さらにフレームでくわえこみ、ビスで留めるという構造で、安心感が非常に高いという特徴がありました。そこで、この「ビスで留める」という安心感をインナーリング構造に加えた二重構造方式の「インターロックシステム」をLANZEに採用したのです。

――「インターロックシステム」により、LANZEはデザイン面でも安全面でも優れたマスクになったのですね。

五味:フレームのカラーバリエーションも豊富ですし、ブラックシリコン、ホワイトシリコンそれぞれ用意されていますので、男性でも女性でも自分のイメージに合わせて選ぶことができます。

安全性を追求し、インナーリング・センターパーツ・ビスの留め方など、テストと改良を何度も繰り返して完成

安全性を追求し、インナーリング・センターパーツ・ビスの留め方など、テストと改良を何度も繰り返して完成

③フィット感の良さ

五味:もうひとつ苦労したのがフィット感です。スカートのシリコンを柔らかくすればフィット感は良くなると思いがちですが、柔らかすぎてもダメです。逆に安心感が持てないぐらいグニャグニャしてしまい、水中で落ち着きません。

――柔らかすぎても、つけ心地は良くないのですね。

五味:そうですね。そのスカートの硬さと、あとは形状ですね。LANZEでは「リークレスシステム」を採用し、より水が浸入しにくいつくりにしました。今までのマスクでも水は侵入しにくかったのですが、よりフィット感が良く浸水性の低いものにしたいという思いがありました。今回の「リークレスシステム」では、頬骨のもっと外側から覆い、なるべく表情の変化による凹凸の影響を受けないようなスカートにしようと。ヴェイダーファネットから採用していましたが、女性ダイバーからフィット性の良さの評価が高かったので、LANZEにも採用しました。LANZEの開発の目的でもあったユニセックス、男性でも女性でも使えるマスクを考えたときに、「リークレスシステム」は最適なシステムだったのです。

そうですね。そのスカートの硬さと、あとは形状ですね。LANZEでは「リークレスシステム」を採用し、より水が浸入しにくいつくりにしました。今までのマスクでも水は侵入しにくかったのですが、よりフィット感が良く浸水性の低いものにしたいという思いがありました。今回の「リークレスシステム」では、頬骨のもっと外側から覆い、なるべく表情の変化による凹凸の影響を受けないようなスカートにしようと。ヴェイダーファネットから採用していましたが、女性ダイバーからフィット性の良さの評価が高かったので、LANZEにも採用しました。LANZEの開発の目的でもあったユニセックス、男性でも女性でも使えるマスクを考えたときに、「リークレスシステム」は最適なシステムだったのです。

――マンティス5と比べて、スカートが長めに設計されているのが特徴ですね。レギュレーターをくわえたり、スノーケルをくわえたり、水中で笑ってしまった際にも水が入ってきにくいというのは、とても安心です。

滝口:顔の表情がよく動く方や、しわができやすい方は、LANZEがおすすめです。女性向けに作ったわけではありませんが、特に表情が動きやすい女性には向いているのではないかと思います。ダイビング中にマスクに水が入ってくるのはかなりのストレスですよね。そのストレスがあるが故に、 他のダイバーがきれいな海を見て感動している中で、自分は気持ちよく海を楽しめていないというのは非常にもったいない。LANZEは、マスククリアしたときに排水がしやすく、マスク脱着して再度つけ直すときのマスクのめくれが少なく、内部への浸水の可能性がとても低いマスクです。今まで浸水に悩んでいたという方は、このマスクを使うことで間違いなく変わりますので、ぜひ試していただきたいと思います。
あとはGULLのマスクの特徴として、スカート部分の端をカールさせた「カールリップ」構造により、ソフトな顔当たりで圧迫感を軽減し、スカート本体からバンドを引っ張る構造により、顔の形に合わせてスカートがフィットするようになっているなど、ところどころにフィット感を向上させる工夫が施されているのもポイントです。

個人の骨格、筋肉の動きなど、さまざまな動きに対応できるように設計されており、浸水を軽減してくれる

個人の骨格、筋肉の動きなど、さまざまな動きに対応できるように設計されており、浸水を軽減してくれる

こんなダイバーにおすすめ

――ここまでお話しをうかがって、LANZEが「視界良し」「スタイル良し」「フィット感良し」なマスクということがよくわかりました。それを踏まえて、どんなダイバーにLANZEがおすすめかを教えていただけますか?

五味:私は伊豆半島や伊豆諸島のダイビングショップをメインに担当しているのですが、「レンタル用」としての評価もすごく高いです。今までマンティス5を使っていたところも、LANZEにするところが増えてきています。その理由は、LANZEが非常にオールラウンダーであるということ。男性、女性のどちらにも使えるし、デザインも合わせやすい。ビギナーからベテランまで、ビーチダイビングでもボートダイビングでも、どんな海にも対応するので、最初に買うマスクとしても、今のマスクがいまいち合わない、買い替えを考えている方にもおすすめできます。万人向けのマスクですが、特に実際につけた時のフィット感や視野の広さを求める方には、ぜひ使っていただきたいと思います。

――マスクの購入を考えたときに、最初に選択肢に入れておきたいマスクですね。

五味:あとは女性ダイバーの場合、マンティス5のほうがフレーム自体少し大きく、LANZEのほうがフレームが小さいのですが、小顔の女性がマンティス5をつけるとちょっとアンバランスに見えることもあります。重さもLANZEのほうが軽量ですし、すっきり収まっている感じはありますね。

――ありがとうございます。滝口さんはいかがでしょうか。

滝口:私の担当は都市型のダイビングショップが多いので、老若男女、社会人や学生までいろいろな方が来られますが、LANZEはどちらかというとリーズナブルなマスクという点も人気の理由となっています。GULLのGシリーズやマンティス5よりも価格が安く、それでいてGULLならではの「メイドイン東京」クオリティのマスクを手に入れたいという方には、LANZEはおすすめのマスクだと思います。
それとデザイン的なところですね。GULLのマスクはマンティス5をはじめ、どちらかというとレンズが主張するようなマスクが多いのですが、LANZEは横長(寸法的には横長ではないのですが)にシャープに見えるような形。面長の顔の方にはLANZEのようなデザインのマスクが合うのではないでしょうか。
あとは、「明るいマスクがいい」という方ですね。LANZEはクリアシリコンで品揃えが一番多く、10色展開している半分がクリアシリコンです。ですから「明るいマスクで2眼」となると、選択肢としてLANZEがあがってくると思います。

――特に初心者は、明るいマスクだと安心感がありますよね。

滝口:先ほど五味も話したように、LANZEはオールラウンダーなマスクなのですが、特に初心者の方には注目していただきたいですね。初心者にとって「マスクに水が入る」、「マスクが曇る」、「マスクがフィットしない」というのが3大ストレスだと思いますので、それをできるだけなくしたマスクが理想的です。GULLの場合、Gシリーズがやはり一番いいのですが、価格面やマスクの明るさなどの仕様を考えると、LANZEが向いているという方も多いです。

――LANZEをスタンダードな位置づけとして、「もっとここにこだわりたい」という方はGシリーズなどのいろいろな選択肢がある。そんなイメージですかね。

滝口:それと、LANZEは2眼マスクなので、視力の弱い方にもおすすめですね。オプチカル(度付き)レンズは、近視用の既製レンズから、近視・遠視・遠近両用タイプまで対応可能なオーダーメイドレンズまでそろっており、専用の曇り止めフィルムもあります。

それと、LANZEは2眼マスクなので、視力の弱い方にもおすすめですね。オプチカル(度付き)レンズは、近視用の既製レンズから、近視・遠視・遠近両用タイプまで対応可能なオーダーメイドレンズまでそろっており、専用の曇り止めフィルムもあります。

滝口:2005年から2019年度まで販売していた「ネイダ」というマスクがありますが、LANZEはそのマスクとレンズが共用となっています。ですから今「ネイダ」を使っている方で、高価な度入りレンズを使っていて、買い換える時にあまりお金をかけたくないという方には、ネイダからLANZEへの買い替えがいいのではないでしょうか。昔使っていたレンズをそのまま使うことができます。

――マスクの買い替えで、度付きレンズは意外と盲点かもしれないですね。

五味:マンティスもずっと形を変えない理由はそこにあって、微妙にフレームやシリコンの形はマイナーチェンジするのですが、レンズの形状そのものは変えていません。ですから50年前に使っていたオプチカルレンズでも新しいマスクで使うことができるのです。

――それはすごいですね。そのほか、マスクの買い替えでポイントになることは何かありますか?

滝口:マスクの買い替えの目安は、一概に何年ということは難しく、シリコンのへたり具合を判断するしかないと思います。切れ目はなくても、多少水が入り出すようであればシリコンは劣化してきていますし、クリアシリコンは数年経つと変色を起こしますので、見栄えを気にして買い替えたいという方もいらっしゃると思います。基本はダイブコンピュータやレギュレーターほど高価な商品ではないので、自分が使うシチュエーションに応じて、いくつか持っておくのもいいのではないでしょうか。地元の海で潜るときのマスクと、旅行に行って潜るときのマスクと2つ用意しておくとか。どうしても「買い替え=マスクの劣化」というイメージがありますが別に劣化はしなくても新しいモデルが出て、それが自分の欲しいものであれば買うとか、ちょっとイメージを変えたいのでマスクを変えるとか、それくらい手軽にマスクを買い替えてもいいのではないかと思っています。

五味:マスクを買い替えたいと思う時には、必ず何か原因があると思います。もしそれが、マスク内に水が浸水してくるというものなら、「マスククリアをすればいい」という意見もありますが、そのひと手間ひと手間がムダなのではないかと。極端に言えばマスクは、つけているのを忘れるくらい存在感がないものがベストだと思っています。水が入る、曇る。そのストレスがなくなって初めて、フィッシュウォッチングや水中撮影など、集中して楽しめるはずですので、ぜひダイバーの皆さんにはフィッティングのいいマスクを使って海を存分に楽しんでいただきたいですね。

――いろいろとお話しいただき、ありがとうございました!

Intega(M2004)

GULL
LANZE(ランツェ)
¥15,400(税込)
大きさ/スカート部:幅128㎜×高さ113mm
フレーム部:幅162㎜×高さ74mm
内容量/115cc、重量/215g
UVケアレンズ、オプチカルレンズ対応

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