楽園モルディブでスパ＆グルメ三昧

　ボートでしか移動できない1島１リゾートだから、飲食は滞在する島ですることになる。
　今や160島以上あるモルディブのリゾート島。世界中から訪れるゲストを魅了するべく、どのリゾート島も料理の腕を競い合い、食事がよりおいしく、バラエティに富んでいて、島にいることを忘れてしまいそうなほど。メインダイニングのほかに各国の専門料理を出すレストランを併設する島も！
　代表的なリゾート島をちょっとだけご案内しよう。

オールインクルーシブで人気！　
ベドウィンレストラン！
センターラ・ラスフシ・リゾート＆スパ　Centara Ras Fushi Resort＆Spa

モルディブでここのところ人気なのが、食事やドリンクが宿泊費に含まれたオールインクルーシブスタイルの島。その代表的なリゾートのひとつがアリ環礁で人気を博したタイのホテルブランド、センターラ。空港に近いは北マーレ環礁にもこのラスフシがあり、大人気（食事なしのプランもあるが、絶対オールインクルージングを選ぶべき）。 写真左はメインダイニングのビュッフェ。写真右はモルディブでは珍しいベドウィンレストランも併設！　砂漠の民ベドウィンのようにテントスタイルでいただくおもしろい趣向だ。

食材にもこだわったレストラン群　
モルディブで生ガキがいただける!?
ココ・ボドゥヒティ・モルディブ　
Coco Bodu Hithi Maldives

全室にプライベートプールが付き、スイート仕様の客室で人気のココ・ボドゥヒティはハウスリーフがおもしろい島のひとつ。食材にこだわったレストランをそろえたグルメも満足のリゾートだ。写真左はメインダイビングの「AIR」でいただくランチ。女子に程よいボリュームのアラカルト料理がいただける。写真右は水上のシーフードレストラン「AQUA」でいただけるなんと生牡蠣！　新鮮に食材を直輸入しているので実現したセンセーショナルなメニューだ。

　一つの島でのんびり過ごす滞在型のリゾートだけに島には何でもそろっていて、世界でも早くからスパにも力を入れてきたモルディブ。リゾート島の近くに浮かぶ小島をそのままスパにしてしまったり、スパ施設をすべて海の上に造ったり、写真のリゾート《ココ・ボドゥヒティ・モルディブ》のように、トリートメントルームの床面を大きくガラス張りにして海をのぞけるようになっていたり、とリゾート島それぞれに優雅なスパ空間が広がります。

1998年にモルディブ初のフォーシーズンズリゾートとなった北マーレ環礁のクダフラ。ダイビングやレストランの豊富さでも人気のこの島でまず話題になったのが沖に浮かぶ小島を丸ごとスパにしたアイランド・スパ。スパへは、専用のかわいいドーニ（ローカル船）に揺られて出かけるという凝った演出。中に入ればお姫さま気分のバスメニューも待ってマス！

インドのタージグループによるリゾート島は施設も食事もサービスもエキゾチックで魅力的。南マーレ環礁で多くのファンを持つタージ・エキゾティカのスパはリゾート直営。専任ドクターのカウンセリングから入るアーユルヴェーダも受けられる。専用テラスで泥を擦り付け合うメニュー「アレパ」は独得の解放感でカップルに人気。

　今や素朴なモルディブのリゾート島にも必ず用意されているスパ。ほとんどのリゾート島でバリニーズやタイマッサージ、アーユルヴェーダスタイルに各種オイルマッサージが体験できるが、砂を使ったスクラブやココナッツの実をすりつぶして使うトリートメントなどモルディブらしいメニューを提供する島も。また、フォーシーズンズ、シャングリ・ラ、コンラッドなど各国のホテルブランドでは本格的なプログラムを用意し、毎日通えるスパ三昧なパッケージ商品も用意している。そう、モルディブのスパは日々、進化している！
　今回はバア環礁ココパーム・ドゥニコルのスパメニューをほんの一部ご紹介！