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- 「国際サンゴ礁年2018」 クロージングイベント
レポート2018.12.19
石垣島の5つの小学校が「私たちの海は私たちが守る」国際サンゴ礁年2018の活動報告
環境省自然環境局自然環境計画課長の植田明浩さんと、
活動を報告した5つの小学校
(新川小、川平小、野底小、平久保小、八島小)
の皆さんが、クロージング宣言
2018年は国際イニシアチブ(ICRI)の提唱する国際サンゴ礁年として、日本だけでなく世界でサンゴ礁の保全を見直すイベントがいろいろと行われている。その「国際サンゴ礁年2018」もいよいよ終わろうという2018年12月16日(日)、「国際サンゴ礁年2018クロージングイベント石垣島~サンゴの海 つなぐ未来へ」が石垣島の石垣市立新川小学校で開催された(主催:環境省、石垣市)。
当日は中山義隆・石垣市長が主催者として登壇、石垣島を取り巻くサンゴ礁の大切さを訴えた。また、市内の5つの小学校で行われたサンゴ礁保護活動などを各校の代表が発表。琉球大学名誉教授の土屋誠先生をして「感動した」と何度も言わせるほど、サンゴ礁やサンゴについてよく勉強していて、見ている人たちを驚かせた。
また、トークショーでは土屋先生がサンゴ礁が与える生態系サービスについて解説。一人ひとりが自然環境の健康について考えて発信していくことの重要性を説いた。
全体の司会を務め、またトークショーにも土屋先生と登場した気象予報士の井田寛子さんは科学的に分析した「2100年の天気予報」を披露。CO₂排出の影響で、2100年の夏には東京が43.6℃、石垣島・伊原間では39.2℃の最高気温が普通になり、全国的に大雨や間伐などが発生、中心気圧約895hPa、最大瞬間風速90mの台風が来ることもあるなどと発表し、温暖化の弊害を訴えた。
会場ではWWFジャパンをはじめ、サンゴ礁保護や調査団体などや、国際サンゴ礁年2018のオフィシャルサポーターに任命された数社がブースを出展。『マリンダイビング』や『マリンダイビングWeb』もオフィシャルサポーターとして、この1年間のサンゴ礁保護やサンゴ礁についての記録を紹介した。
当日はクイズラリーも実施。参加した生徒たちが楽しそうにサンゴにまつわるクイズに答えながら、クイズが貼られた各ブースを回っていた。
なお、このイベントの詳細は『マリンダイビング』3月号(2019年2月9日発売)に掲載する予定です。
国際サンゴ礁年2018のアンバサダー、
さかなクンはビデオでごあいさつ
野底小学校の皆さんはウミショウブの生態の観察報告。
ウミショウブのある“アマモ場”が
サンゴ礁の育成にも役立っていることも紹介した
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