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現地の海から2020.05.25

沖縄で続々
サンゴの産卵目撃情報2020
西表島、宮古島、石垣島

5月~夏にかけては日本のサンゴの産卵シーズン。今年も沖縄で既に産卵が目撃されています。
現地ガイドが撮影した神秘的な光景をコメントといっしょにご紹介!

西表島

写真・情報提供/《ダイビングチームうなりざき西表》

撮影日時:5月13日 夜10時半過ぎ

《ダイビングチームうなりざき西表》ガイドの森脇純一さんよりコメント

今年はコロナウイルスの影響でダイビング営業を休業していたため、スタッフだけでミドリイシの一斉産卵を狙いに潜りました。
5月8日(満月の翌日)から潜り始め、5月10日にミドリイシ以外のノリコモンサンゴなどが数カ所で産卵を確認。その後、11日もミドリイシは産卵せず、12日は海況が悪かったため中止、ラストチャレンジで13日に潜り、ミドリイシの一斉産卵を見ることができました。

この日は、エントリー直後にミドリイシの仲間が卵を持っているのがすぐわかり、産卵するまでそのまま待機。そして22:30頃から産卵が始まり、数分後には数えきれないほどのミドリイシが卵を暗闇の水中へ放っていきました。

年に一度しかないこの一斉産卵の瞬間は、ダイビングの中でもとても興奮する瞬間です。
サンゴは生き物なので、「毎年この日に産卵する」と決まっているわけではありません。これが見たい方は、1週間くらい余裕があると見られる確率は高いと思います。

今年は満月の6日後でしたが、年によってはもう少し早いこともあります。だいたい、満月後1週間以内のどこかで見られています。

興味がある方は、来年の5月の満月後を狙って潜りにいらして下さい。

宮古島

写真・情報提供/《アクアスター》

・撮影場所:「来間ビーチ」
・撮影日:5月10日

《アクアスター》ガイドの鎌田陽介さんよりコメント

毎年、サンゴの産卵を狙ってナイトダイビングをしており、ここ数年は毎回見られております。
水温・潮・時間帯を考えて潜り、数日間産卵します。浅めのビーチにてじっくり観察できますのでカメラや動画も撮りやすいと思います。この感動の海をぜひ皆様と一緒に。

石垣島

写真・情報提供/《海のメロディー》

撮影場所:石垣島北部「野底水路アウトリーフ」
撮影日時:5月11日 夜10時過ぎ

《海のメロディー》ガイドの鈴木 剛さんよりコメント

通年石垣では5月中旬頃に産卵するのですが、今年は満月大潮が7日で少し早く、産卵には熟成するのが早いのではと思い7日以降の方に日程を調整しました。

産卵には条件があります。
大きな根拠は無いですが、今までの経験で
水温26度以上できれば27度に近い、2月〜5月、産むまでに日照時間がどれだけあったか。
それと 波がピタッとなくなる事 です。

この波がなくなるって、今まで、理由が分かりませんが、ほぼ毎年静かです。
産む時は山、空、海、そして全ての生き物がその時を待っている様に息を飲んでいる状態です。

この時の自然の雰囲気は形容し難い静けさです。
産卵も感動ですがこの静けさも感じて欲しい一つです。
海に入り始める時は最初に少し早出の産卵があります。
そのあと数時間後に周りのサンゴに卵がびっしりと見えてきます。
その時を待っている間は、自分の鼓動しか聞こえないくらい静かです。

で、その時はやってきます。

周りを探すとまばらに少しづつ卵が浮いて、その元を探すと少しずつ浮いてる卵が多くなり、その辺りのサンゴを探すと産卵しているサンゴが見つかります。
それを確認し始めると、もうあちらこちらで産卵し始め、そこら中卵だらけ。
海の少しの揺れがサンゴの卵をあやす、まるで揺り籠のようです。

海の中に宇宙があり、地球の息吹が始まった瞬間でした。
1時間半くらいしてサンゴの産卵が終焉する頃に船上に戻ると、
地球上の全ての生き物達がサンゴの産卵を待っている静けさが広がっていました。
水面には月明かりで照らされた、蒼い海に浮いてる朱色の卵の道が、月に向かっているようでした。


サンゴの産卵については、月刊『マリンダイビング』5月号でも特集しています。日本で産卵ウオッチングができる場所が気になる方はぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
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