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現地の海から2020.06.19
《ネイティブシー奄美》発信今シーズン初のアマミホシゾラフグ
完璧なミステリーサークル、発見!
鹿児島県・奄美大島から、今シーズン初のアマミホシゾラフグが観察できたとの情報が届きました!
このミステリーサークルを作ったのは……?
アマミホシゾラフグとは、海底に美しいサークル型の産卵床をつくることで有名になった奄美大島の固有種。ミステリーサークルとして注目された産卵床は、ノンダイバーの方でもテレビなどで観たことがあるのではないでしょうか?
2015年には世界の新種トップ10にも選ばれたアマミホシゾラフグ
小さなフグが、こんなに大きなミステリーサークルをつくる!
産卵床を見ることができても、フグに常に会えるわけではありません。情報をご提供いただいた現地ダイビングサービス《ネイティブシー奄美》の鈴木貴大さんによると、奄美大島北部で今シーズン最初のミステリーサークルが見られたのは3月19日ですが、アマミホシゾラフグに会えたのは6月16日(火)が初めて。フグが見られたら、とてもラッキーなのです!
しかも、16日はサークルの中心に薄い筋が入り、完璧に出来上がった状態で、「この完成した状態は、1日~2日間ぐらいしか維持されません」とのこと。見事なまんまるのサークルの最後の仕上げをしている様子が、こちらです。↓
貝殻の位置もしっかりこだわっている様子が非常にかわいいですね。
翌日にはサークルの中央に卵が産みつけられていて、お世話するオスの姿が見られたようです。
「今シーズンは、いつもと違う場所にサークルが作成されることが多く、『ガイド泣かせ』となっておりますが、皆さまをご案内できるよう作成される周期に合わせて調査を行ない、場所を確認しております。」と鈴木さん。ミステリーサークルのシーズンは毎年7月初旬までですが、シーズン後半になると少し水深が浅い場所までアマミホシゾラフグがあがってきて、観察しやすくなるとのこと。
「新型コロナウイルスの影響で、今年はサークルが見られるシーズンに奄美に来ていただくのは難しいかもしれませんが、毎年起こる現象ですので、また来年のこのシーズンにはぜひ奄美にお越しください!」
アマミホシゾラフグも、美しいミステリーサークルも、一生に一度は見てみたいですよね。
“コロナ収束後潜る場所リスト”に追加しておきましょう!
情報・写真提供:《ネイティブシー奄美》
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