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現地の海から2020.10.03

悠久のロマンと荘厳さを感じる
チューク「伊号第169潜水艦」の動画を
現地サービス《トレジャーズ》が公開!

現在、ダイバーの間で話題となっている動画が、ミクロネシア連邦チュークの現地ダイビングサービス《トレジャーズ》が作成した、「伊号第169潜水艦」の動画。深度が深めで完全な閉鎖空間のため一般のダイバーは潜ることができない船内は、悠久の歴史を感じさせ、ロマンたっぷりの雰囲気。貴重な映像を、《トレジャーズ》海野恵莉さんのコメントと併せてじっくりとご覧ください。

この動画を制作したきっかけは?
「現在チュークは、新型コロナの緊急事態宣言により入国制限措置がとられ、観光客は入国ができない状態が続いています。その間、チューク在住の外国人ガイド同士で潜ったりしているのですが、“ゲストをガイドしている時には行けない場所に行こう”という話になり、伊号第169潜水艦(以下伊号)の内部に潜ることになりました。ゲストには潜っていただくことのできない場所ですので、動画でそのすべてをお見せできたらいいなと思い、制作するに至りました。」(海野さん)

「伊号第169潜水艦」について
「動画内でも説明をさせていただいているように、伊号は昭和19年、米軍の空襲から逃れるため潜航をしたのですが、その際に一部のハッチが閉まっておらず、浸水し沈没しました。乗員は艦内に閉じ込められ、浮上や救助活動が行われましたがそれが叶うことはなく、その後日本軍は軍事機密処分のため艦首から艦中央にかけてを爆破処理しました。103名の乗員が殉職し、昭和48年日本政府によってご遺骨の収集が行われています。

現在伊号は水深43mの海底に沈んでおり、爆破されなかった艦尾部分が残っています。甲板の水深は35mほどで、甲板上のハッチ(動画で最初にダイバーが侵入していく所)や魚雷発射管、艦のスクリューを見ることはできますが、減圧不要限界時間が短いため、かなり急ぎ足でのダイビングになります。そのためリクエストをいただき、そのゲストのスキルによってお連れするポイントとなっています。」(海野さん)

視聴者へのコメント
「チュークに潜りに来られるゲストの方々が実際に沈船に潜って感じられるのは、歴史、慰霊、純粋な興味や冒険心など実に様々です。私たちはこの動画に特定のメッセージは込めていません。ただ現在、チュークにダイビングのできる戦跡が残っていることをお伝えしているだけです。それぞれの感じ方でご覧いただければと思います。」(海野さん)

●情報提供/《トレジャーズ》横田 圭介さん、海野 恵莉さん

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