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環境保護2021.01.15

環境に優しく持続可能なガイドライン
「グリーン・フィンズ」の日本語版が完成!

沖縄県の恩納村役場が2020年4月に日本で初めて導入を決定した、国連環境計画(UNEP)が制定する環境に優しく持続可能なダイビング・シュノーケリングガイドライン「Green Fins(グリーン・フィンズ)」。その日本語版ガイドライン・各種素材が完成しました!

「グリーン・フィンズ」の日本語版が完成!

ダイビングやシュノーケリングがサンゴ礁を含む海洋生態系に与えるダメージは、近年深刻な問題として提起されていますが、そのような課題に対応するべく国連環境計画(UNEP)が始めた取組みが「グリーン・フィンズ」です。現在、リーフワールド財団主導で運営され、2004年の設立以来、11カ国・約600のダイビングショップが認定されています。

諸外国では政府主導で導入される「グリーン・フィンズ」ですが、恩納村では豊かなサンゴ礁の生態系を保全するため、世界で初めて自治体主導で導入。今回、ポスターやガイドラインの日本語版が公開されたことで、各地の各観光事業者が自分たちの事業を通して環境に与える影響をより深く理解できるようになるだけでなく、自身のショップ内やゲストに環境の持つ重要性を伝え、巻き込んでいくことで、海洋環境保全に留まらない分野で、持続可能な取組みが実施できるようになるのではないかと期待されています。

恩納村 SDGs推進事務局 Green Fins推進担当の積田彗加さんによると


日本は海に囲まれた国であり、そこから漁業や観光の恩恵を受けています。今後もこの豊かな資源が持続可能となるように様々な取り組みが行われていますが、そのひとつとして「グリーン・フィンズ」が広がっていくことを期待しています。今回の日本語版のリリースはその第一歩となるでしょう。現在「グリーン・フィンズ」の日本での導入を沖縄県・恩納村で始めていますが、その他の地域でもサンゴや海を守っていくという意識の向上や具体的なアクションに役立てていただければ幸いです。


とのこと。

サンゴを守りながらダイビングやシュノーケリングを楽しんでいけるよう、皆さんもぜひチェックしてみてください。

⇒グリーン・フィンズ 日本語版 ガイドライン・各種素材URL

「グリーン・フィンズ」の日本語版が完成!

「グリーン・フィンズ」の日本語版が完成!

●グリーンフィンズ(Green Fins)とは
2004年、国連環境計画が開始した取組み。ダイビングやシュノーケリング事業に対し、環境に優しいガイドラインを普及させていくことを通して、サンゴ礁を保全することを目的としている。現在はリーフワールド財団が主導する。
ダイビング・シュノーケリング業界にとって、唯一の国際的な環境基準であり、厳しい評価制度を設けおり、導入後の効果測定なども行っている。
設立以来、11カ国・約600のダイビングショップが認定されている。
公式ウェブサイト:https://www.greenfins.net/

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