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Fromスタッフ2021.02.17

新連載 ひとつ上をいくスキルアップ
レックダイビングのスキルを学ぶ
初回の先生は
《スキューバプロショップ大井町店》店長の
柏崎洋介さん!

基本的なスキルはもうばっちり!という中・上級ダイバーに向けてひとつ上のダイビングスキルを紹介していこう!ということで、『マリンダイビング』3月号から新しい連載がスタートしました。毎回違うインストラクターの方をお呼びし、スキルを解説していくのでお楽しみに♪

記念すべき第一回目のテーマは「レックダイビング」。インストラクター歴21年の大ベテラン、《スキューバプロショップ大井町店》店長の柏崎洋介さんに教えていただきました。

熱海の「旭16号」は、1986年に老朽化が進み沈んだ船。全長80mを超える国内最大級の沈船で、柏崎さんお気に入りのレックだそう

熱海の「旭16号」は、1986年に老朽化が進み沈んだ船。全長80mを超える国内最大級の沈船で、柏崎さんお気に入りのレックだそう

「レックダイビング」とは、沈んだ船や飛行機などの人工物の周辺・内部を潜るダイビングのこと。日本では「沈船ダイビング」を指すことが多いようです。レックには戦争や海難事故で沈んだもの、観光用として意図的に沈められたもの、魚礁のために沈められたものなどがあります。冒険気分が味わえたり、歴史を学ぶきっかけになったり、そこに生息する生き物を観察したりと楽しみ方はさまざまですが、通常とは異なるダイビングのため、専用のスキルと注意が必要です。

柏崎さんによると、必要な主なスキルは
①フィンキックを使わない上下移動(=中性浮力)
②あおり足
③水中ライトを使いこなす
④体幅を意識した行動
NDL(無減圧限界)のチェック
5つです。

③の水中ライトはレックダイビングには必須ですが、使い方に注意が必要です。薄暗い中でほかのダイバーの顔に向けてしまったりすると危険ですし、新調した場合など使い方をきちんと把握していないと、いざというときに使えないことも……。使い方はわかっているよ!という方も潜る前に再度使い方を確認しておくと良いでしょう。

5つの詳しい内容は『マリンダイビング』3月号をチェックしてくださいね。

便利な道具ですが、水中ライトの使い方には注意しましょう

便利な道具ですが、水中ライトの使い方には注意しましょう

また、基本的にはレックダイビングをする際は壁や天井などに触る・ぶつかることはNG。自分の器材や船・飛行機などの破損、けが・汚れなどの原因になります。また、場所によっては内部に入ることが禁止されていることもあります(実際、東京から一番近い熱海の沈船「旭16号」は内部に入ることを推奨されていません)。
ルールやガイドの指示を守って安全にレックダイビングを楽しみましょう!

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