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レポート2021.12.15
世界遺産・小笠原で海のレスキュー講習実施美しい小笠原の海でスノーケリング事故がないように皆真剣に取り組んでいます
ダイバー憧れのエリア、小笠原。ダイバーなら必ず行ってみたいダイビングエリアとして常に上位に名前の挙がるエリアです。世界自然遺産登録によって、ますますその思いを強くして来島する方も増えています。
一般観光客の方も海に囲まれた小笠原の海の中を一度は見てみたい……とスノーケリングやマリンレジャーにトライする方も多く訪れますが、それとともに増えてくるのが事故への懸念。本土から遠く離れた小笠原では重大事故を発生させないことが重要となってきます。
そこで、小笠原では村全体で水難事故防止に対する取り組みを数年前から行っており、2021年はNPO法人バリアフリー・スポーツ・ネットワーク(BSN) /日本スノーケリング連盟の平川 大輔氏のもと、11月6~8日の3日間でスノーケリングインストラクターの認定講習を実施。3日間びっちりレクチャーと実技講習というかなりハードな内容にもかかわらず、参加の3名はすべて合格しました。
さらに、11月10日には溺者救助訓練講習も行われ、こちらも7名が参加。海の安全に対する高い意識が表れています。
スノーケリングインストラクターの認定講習をみごとクリアした吉田貴広さんは根っからの島っ子。そんな彼は「子どもの時からいつの間にかスノーケリングをするようになって、そのまま大人になっても特に勉強もしないで使用していたスノーケリングが、今回の講習で自分の知らないことや経験ができ、大幅なスキルアップができました。小笠原のスノーケリング事故0には、絶対に欠かせない非常に大切な講習だと思います」とコメントして、海の事故への意識がさらに高まっています。
小笠原の海の事故ゼロの取り組み、これからも注目です。
救急法(CPR)訓練も、実際に役に立つようにしっかり行います
溺者訓練講習の様子。7名の方がしっかりと知識を身につけました
スノーケリングインストラクターの認定講習はみごと3名とも合格。右から二番目が吉田さんです
溺者を安全に救助できるように。実技もしっかりと行いました
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