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環境保護2022.05.10

美しい海を未来へ 海洋プラスチック問題調査費用のクラウドファンディング締め切り迫る

一般社団法人タラ オセアン ジャパン(所在地:東京都、代表理事:エチエンヌ・ブルゴワ、以下「タラ オセアン ジャパン」)は、クラウドファンディングサイト「READYFOR」にて、同法人が2020年に立ち上げた「Tara JAMBIO マイクロプラスチック共同調査(科学×アート×教育)」にかかる資金を調達するため「美しい海を未来へ|海洋プラスチックの問題に、あなたからの追い風を!」を公開しています。500万円を第一目標に、2022年5月20日(金)まで支援を募っています。

2020年に、タラ オセアン ジャパンはJAMBIO(マリンバイオ共同推進機構)※と共に日本列島沿岸で、マイクロプラスチック汚染の研究プロジェクト、「Tara JAMBIO マイクロプラスチック共同調査(科学×アート×教育)」を開始しましたが、昨今のコロナ禍により県外移動が制限された時期が続き、遅れているのが現状です。

マイクロプラスチックの調査・研究には、膨大な時間と地道な手作業と労力がかかります。今までの遅れを取り戻し、早急に調査と研究を進め、同時に啓発、教育活動を行なうためには、資金が足りません。2020年からの2年間で、日本列島の沿岸海域で、海洋の表層水と、海底の堆積物のマイクロプラスチック汚染の状況を同時に調べる、国内最大規模の調査をしておりますが、今この瞬間にも、海のマイクロプラスチックによる汚染は広がっています。

そこで今回、クラウドファンディングに挑戦することに。資金を集めるとともに、新たな企業や個人の方々に海の現状を知っていただき、ご支援をいただければ、より早く調査・研究・啓発活動を行なうことができ、この問題をより早く可視化し、解決への近道になるでしょう。
Tara JAMBIO マイクロプラスチック共同調査の活動を通して、マイクロプラスチック汚染の現状のみならず、地球温暖化など人間活動が海洋に与える影響について広く市民の皆さんに知っていただける機会を提供し、科学的な知見の集積に貢献したいと、主催者はいいます。

クラウドファンディングプロジェクト概要
日本の美しい海を守るためにも、調査と研究を早急に進める必要があります。
タイトル:「美しい海を未来へ|
      海洋プラスチックの問題に、あなたからの追い風を!」
目標金額: 500万円 (5月9日午後12:00現在、2,301,000円達成中)
募集期間: 2022年3月25日(金)~5月20日(金)23時 
形式  : 通常型/All or Nothing形式
※All or Nothing形式は、期間内に集まった支援総額が目標金額に到達した場合にのみ、実行者が支援金を受け取れる仕組みです。

クラウドファンディング詳細は、こちら

<資金使途>
1. 北は北海道から南は沖縄までの、日本列島の沿岸海域のマイクロプラスチック汚染の定量化とプラスチック汚染源の特定。
2. プラスティスフィア(マイクロプラスチック粒子に付着する微生物叢)の研究。海洋生態系への影響を評価すること。
3. マイクロプラスチックの現状のみならず、地球温暖化など人間活動が海洋に与える影響について、科学や、アート、教育の力を使って、こどもや若い世代、多くの皆さんに知っていただける機会を提供し、啓発活動を行なうこと。

3,000円~2,000,000円まで計15コースのリターンがあります。

■一般社団法人タラ オセアン ジャパンとは
ファッションデザイナー、アニエスベーが2003年に“Tara Ocean(タラ オセアン)”プロジェクトを立ち上げ、その後、フランスではじめて海に特化した公益財団法人と認定されました。“タラ オセアン ジャパン”は、この法人の日本支部です。
タラ オセアンでは、世界中の海を「科学探査船 タラ号」で科学者とアーティストと航海し、地球温暖化やマイクロプラスチックをはじめとするさまざまな環境的脅威が海洋に与える影響の研究を2003年から進めています。科学分野では世界中の著名な研究所や科学者と協力し、海洋の科学的知見の集積に貢献してきました。また、アーティストもともに海を旅して活動することで、科学×アート×教育の力で、見えない海の世界を理解し可視化し、海を守ることの重要性を発信しています。

タラ オセアン ジャパンの活動は、こちら

JAMBIO(マリンバイオ共同推進機構)とは
北海道から沖縄までを網羅する、全国の国立大学の臨海実験所、水産実験所の研究連携推進組織。Tara JAMBIO マイクロプラスチック共同調査は、JAMBIOに所属するマリンステーション(臨海実験施設)の海洋調査船や施設を使用し行っています。

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