こちらは手前のメスにオスがアピールしているようです
Photo by Marine House JAM

石垣島周辺の海ではこの時期、さまざまな見ものがありますが、その一つがコブシメの産卵行動。《マリンハウスJAM》の川島 実さんがその様子を動画に納めてブログ公開しています。

コブシメは外套長（脚を除く甲の長さ）が50cm以上にもなるコウイカの仲間で、普段は水深30ｍ以深に生息しているといわれますが、春になると産卵のために浅瀬にやってくるといわれています。
沖縄の島々や奄美諸島では目撃例が多くなるのですが、特に石垣島では3月頃から遅い年は6月頃まで派手な産卵行動を長い間見ることができます。

メスを巡ってオス同士が体色をさまざまに変えながらバトルを繰り広げる派手なシーンや、メスに猛烈にアピールするオスの体色の変化、うまくメスを射止めたオスがまるで人間がディープキスをするようにぶちゅーっとくっつき交接するシーン、そしてサンゴにピンポン玉のような卵を一つ一つ産み付ける神秘的な行動と、産卵しているメスをエスコートするオスの優しげなまなざし……。どれをとっても感動すること間違いありません。

動画ではオスがメスにアピールしているところが映っているようです。
川島さんは「５月下旬になりそろそろ終盤」と書いていますが、まだ見られるといいですね。
ぜひご自分の目で確かめてください♪

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