年間125万人が訪れるダイビング情報サイト

Marine Diving web

現地の海から2022.09.28

【連載2】
世界を潜ろう!アンダマン海&タイ湾
五感を取り戻すタイの旅
タイ国政府観光庁 東京事務所 所長インタビュー

新型コロナウイルスの水際対策緩和が打ち出され、いよいよ海外旅行も再始動!そこで、ダイバーに人気の海外エリアを中心に、各国観光局の方々にマリンダイビングWeb編集部(以下、編)がインタビュー。連載企画第2回目はタイ国政府観光庁から最新情報をお話いただきました。 さぁ、世界を潜りに出掛けましょう!

タイ国政府観光庁 東京事務所/カジョンデート・アピチャートラクン所長

タイ国政府観光庁 東京事務所/カジョンデート・アピチャートラクン所長

国全体で自然環境と向き合っているタイ。海も以前よりきれいになり、驚きの回復を遂げているそうです。インタビュー第2回目は、タイ国政府観光庁 東京事務所のカジョンデート・アピチャートラクン所長にお話を伺いました。

編)コロナ禍からのリスタートにあたって、エリアの見どころ、㏚ポイント、意気込みなどお聞かせください。

タイは、潜るエリアによってシーズンが異なるため、旅行に出かける時期によって行き先を選ぶことができます。
アンダマン海(インド洋)のベストシーズンは11~4月頃までで、ダイバー憧れのシミラン諸島ではダイブクルーズが人気です。カラフルなソフトコーラルに美しい魚が戯れる水中景観はもちろん、ダイナミックな地形や運が良ければマンタやジンベエザメなどの大物に出会えるチャンスもあります。プーケットやクラビは、海況が悪い日を除いては年中ダイビングを楽しむことができます。

タイ湾(太平洋)側にあるタオ島は、Cカードの取得数が多いことでも知られている比較的潜りやすい海。癒し系のポイントからジンベエザメに遭遇できるチャンスがあるスーパーポイントまで選択肢も豊富で、日帰りでダイビングが楽しめます。また、パタヤはバンコクから日帰りで気軽にダイビングが体験できることで人気です。

年中どこかの海で潜れるタイは、海だけでなく寺院や歴史遺産の観光やグルメ、スパ&マッサージ、ショッピングなどのアフターダイブが充実していることも魅力です。コロナ禍で自然環境が回復し、タイの海は生物たちが生き生きと育ち、美しい海を取り戻しています。そんなタイの海を環境に配慮しながらぜひ楽しみください!

 

編)現地の最新ダイビング情報を教えてください。

2022年6月7日と8日にタイ湾側のタオ島で「World Oceans Day」にちなんで『Spotlightpotlight Koh Tao』というイベントが開催されました。このイベントは、世界屈指のダイビングスポットとして知られているタオ島が、レスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)のイメージを訪問者に印象付け、タオ島のこれまでの様々な環境への取り組みを紹介することを目的としています。

イベントは、ダイビングプログラムを含む海の保護に関するものから、島内にゴミ処理施設がないタオ島ならではのゼロウェイスト(廃棄物ゼロ)を目指すワークショップまで幅広い内容。2日間に分けてタイの海について学ぶワークショップを実施し、参加者は10種類から選んで体験しました。
島を守る、観光地としての価値を守るための取り組みが結果SDGsへと繋がっています。島民が主体的に島への愛と誇りを持って日々活動に取り組んでいることに触れることができる貴重な機会でもあるこのイベント。タオ島観光協会によると2023年も開催予定とのことですので、興味のある方はぜひ参加してみてください。

 

編)キャンペーン情報などはございますか?

タイ国政府観光庁では、タイ政府が「VISIT THAILAND YEAR 2022-2023 ~amazing New Chapters~ (2022-2023タイ観光年)」と位置付けて、引き続きプロモーションを行っていく予定です。「自然」「愛」「自己発見」をテーマにタイを旅してもらうことを薦め、それに「グルメ」や「ウエルネス」、「タイらしさ」を加えてタイの魅力に触れられる商品造成についても検討していく予定です。

冬期スケジュールから、10月に福岡-バンコク間、12月に新千歳-バンコク間をタイ国際航空が再就航する予定もあり、タイ観光年を盛り上げていくことになります。

 

編)現在の入国条件を教えてください。

2022年9月現在、タイ入国にあたっては、2回以上のワクチン接種証明書が必要です。証明書があれば、入国時の陰性証明書は不要かつ待機・隔離はないため、そのまま観光等をお楽しみいただけます。また、9月7日以降はタイから日本への帰国時、ワクチン3回以上接種の場合は、陰性証明書の提示は不要です。
入国に関する最新情報は、在東京タイ王国大使館の公式サイトをご確認ください。

 

編)最後に、マリンダイビングWebの読者にメッセージをお願いします。

タイの海は以前よりもきれいになっていて、自然環境が驚くほど回復しています。タイは、「新しい章」が始まっています。五感で感じる新たな発見とアメージングな体験をぜひタイでご堪能ください!

 

編)タイ国政府観光庁東京事務所のカジョンデート・アピチャートラクン所長にお話しを伺いました。ありがとうございました。

 
(写真提供/タイ国政府観光庁)

(編集/嶋崎 真太郎)

 

≫お問い合わせは、タイ国政府観光庁ホームページ

【公式】年間125万人ユーザーマリンダイビングWeb

  • Facebook
  • Twitter
  • Line

※クリックすると、そのカテゴリーの一覧が表示されます