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環境保護2022.10.07

日本をサンゴに優しい国へ。《#reefsafejapan》が設立! 100年先の豊かな海に繋げたい!

沖縄本島で10月撮影
©romi

沖縄本島で10月撮影
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一部だけ白化しているサンゴもある
©romi

一部だけ白化しているサンゴもある
©romi

 

今年の夏、日本の南方の島々でサンゴの白化が問題となっていますが、2022年9月末、サンゴ保全のための企画《#reefsafejapan》が設立されました。発起人は、ハワイで作られるサンゴに優しい日焼け止め「Little Hands Hawaii」の日本総代理店代表のRomiさんこと坂井啓美さん。

「日本各地の豊かな海と、今年起こっている大規模なサンゴの白化。そのコントラストを映像に収め、SNSに写っているだけではない海の本当の姿を見てほしい。海に囲まれた日本だからこそ、守るべき自然が目の前にあるということを知ってほしい。知ってもらうための手段として、日本初の白化サンゴドキュメンタリーを作りたい。日本をサンゴに優しい国にしよう」

日本財団の調査(2022年)から見る日本人の海への無関心さ、マリンアクティビティでいまだ行われている餌付けやサンゴ礁へのアンカー設置、入浴剤をホットジェル代わりにする……などの事業者スタッフの教育不足、温暖化、気候変動、SDG‘sという言葉ばかりが先行している現実、いまだ店に並ぶサンゴ礁に影響を与える成分満載の日焼け止めの数々など、日本が解決すべき問題を憂えたRomiさん。フィンアーティストでおなじみのYurieさんこと馬場友里恵さんや、沖縄本島、石垣島、宮古島、伊豆などで活躍するダイビングインストラクター、水中カメラマンや各フィールドで活躍するメンバーでチームを結成。総勢15名で《#reefsafejapan》として素材収集をし、SNSなどで拡散してもらえる映像を制作し、上映会を開催していく予定です。

上映会を開催するための会場使用料をはじめ、ダイビング費用や宣伝広告費など、自分たちだけではどうにもならないことも。ということで、このほどクラウドファンディングによる協賛もスタート。
目標金額は80万円。「一人ひとりのアクションが集まれば、サンゴを守る大きな力になると信じています」とromiさんは語ります。最終目的は「日本をサンゴに優しい国にしたい。100年先も命あふれる海を残していくこと。そのためにも皆様のご協力をお願いします」とのこと。
ダイバーにとっても切実なサンゴ礁の白化をはじめとする海の自然保護。賛同される方はぜひご協力を。

詳しくは≫ #reefsafejapan

#reefsafejapan≫クラウドファンディングの詳細

Instagram≫#reefsafejapan

(デスク/後藤 ゆかり)

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