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環境保護2022.11.17

伝統的なサスティナブル漁を次世代に~JUCが牡鹿半島のアワビ漁を紹介

“海のいま”を伝える環境問題に特化した映像制作チーム「Japan Underwater Creators」(JUC。自然写真家の関戸紀倫さんらが2022年結成)が、2022年11月19日(土)21時にYouTubeで宮城県・牡鹿半島で行われているアワビ漁に密着したレポートが公開されます。以下はJUCから届いたコメントです。

ルールがあるから守られる、伝統的なサスティナブル漁
「口開け・口止め」制度 ~JUCが牡鹿半島のアワビ漁に密着

「海沿いに行けば、美味しい新鮮な海鮮がたくさん食べられる」そう思っている方は多いのではないでしょうか?

日本の漁師の間では、昔から、採取する際の始まりと終わりを示す「口開け・口止め」制度をとり、磯根資源を管理してきました。

宮城県石巻市でも毎年11月から、アワビ漁が解禁されます。Japan Underwater Creators(JUC)ではその伝統漁の様子を取材してきました。

箱メガネと鉤(かぎ)を使って深さ6mのアワビを獲る漁師たち

箱メガネと鉤(かぎ)を使って深さ6mのアワビを獲る漁師たち

鉄の先を尖らせU字型に曲げた鉤(かぎ)と呼ばれる漁具を用いてアワビを採取する漁師の松川太地さん。伝統的な漁であるその技は、数年で手に入るとは到底思えず、撮影班もその職人技と魂に心揺さぶられました。

地球温暖化、海流の変化などにより、年々漁獲高が減りつつある日本の漁業。「大人はもちろん、これからの未来を担う子供たちにもぜひ見てもらいたい。そして、日本にはこんなに素晴らしい職人と技術があるということ、そして海の幸には限りがあるということを繋いでいきたい」そんな想いで取材を重ねてきました。

水揚げされたアワビをサイズ別に分けている様子

水揚げされたアワビをサイズ別に分けている様子

ぜひ動画をご覧いただき、みなさんの周りの方にも繋いでいただけたら嬉しく思います。

【伝統的なサスティナブル漁 ?牡鹿半島のアワビ漁に密着?】
<予告編>
https://youtu.be/dWM6ONtYWmI

<本編:2022年11月19日(土)21時公開>
https://youtu.be/ekZZ6MuydSo

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レジャーダイビングとは直接関わりがないかもしれません。でも変化する海を誰よりも身近に感じている漁業関係者の話を聞いて、地球上の素晴らしい海を次世代に残していくヒントを得てみるのはいかがでしょう?

情報提供≫Japan Underwater Creators(JUC)
JUCのInstagramも併せてご覧ください。

JUCのメンバー。右から、海洋研究写真家・福田介人さん、自然写真家・関戸紀倫さん、モデル・ナレーターの稲生薫子さん

JUCのメンバー。右から、海洋研究写真家・福田介人さん、自然写真家・関戸紀倫さん、モデル・ナレーターの稲生薫子さん

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