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イベント2022.11.26

2022年も力作揃い!
宮古島フォトコンテスト受賞作品発表

夏から約3か月にわたり作品募集してきた「宮古島フォトコンテスト2022」。今年は200点以上の力作が集まり、いよいよ審査結果が発表になりました。
「宮古島フォトコンテスト」は、毎年、人気写真家が授賞作品をじっくり選定していることでも話題。今年は沖縄を拠点に活躍中の写真家 上出俊作さんが審査員に。さて、どんな作品が受賞されたのでしょうか。上出俊作さんの講評とあわせて受賞作品をご紹介します。

一般部門

グランプリ
齋藤 利奈さん 「時の重なり」

講評:
写真を見た瞬間にドキッとしました。 おそらく、宮古島のフォトコンテストでこのような作品を見ることができると思っていなかったからだと思います。宮古島のイメージにとらわれず、撮影者自身の視点で切り取られた作品だと感じました。 このシチュエーションは、アングルによって全くイメージの異なる写真になると思います。 真俯瞰で構えて適度な距離をとることによって、サンゴの広がりを効果的に捉えています。 派手さはありませんが、シャッターを切る前から編集、提出にいたるまで、全ての工程において丁寧に作られた作品だという印象を強く受けました。 「時の重なり」というタイトルにも、作者の視点が表れていていいですね。僕だったら、ついつい目に見えるものばかりを意識して、「画面をサンゴで埋めよう」と思ってしまいそうです。おそらく作者は、葉状サンゴの重なりを目の前にして、悠久の時間の流れに思いを馳せたのでしょう。ここまでの規模になるまでの時の重みだけでなく、左端の空間に、未来を感じました。自然の重みと水中写真の面白さ、そのどちらもが詰まった作品です。

 

準グランプリ
藤田 貴美子さん 「Secret garden」

講評(抜粋):
「これは何だろう?」というのが、この写真を見た時の最初の感想でした。なぜだかこの作品から目を離すことができませんでした。可愛いとか綺麗とか、作者の感情の動きが撮影の動機になっているように感じました。ただ紹介されたから撮るのではなく、自分の中に撮る理由があるということは、とても大切なことだと思っています。一見「ふんわり」した写真のように見えますが、ピントを狙ったところにシャープに合わせることで、作品を引き締めています。ハイライトとシャドウのグラデーションも美しく、ライティングの丁寧さも感じます。画面の中にさりげなく斜めの線と曲線を入れることで、動きも演出していますね。「写真」としての完成度の高さを感じました。 講評全文はこちら≫

 

優秀賞

三浦 陽子さん 「うめいろ」

三浦 陽子さん 「うめいろ」

齋藤 有弘さん 「青の惑星」

齋藤 有弘さん 「青の惑星」

幡司 誠さん 「生命」

幡司 誠さん 「生命」

松沢 春香さん 「お気に入りの部屋」

松沢 春香さん 「お気に入りの部屋」

甲田 圭さん 「降り注ぐシャワー」

甲田 圭さん 「降り注ぐシャワー」

大場 健一郎さん 「ひげダンス」

大場 健一郎さん 「ひげダンス」

青木 なほみさん 「虫歯なーし OK!」

青木 なほみさん 「虫歯なーし OK!」

秋吉 千秋さん 「桜吹雪」

秋吉 千秋さん 「桜吹雪」

tsucciさん 「若返りの泉」

tsucciさん 「若返りの泉」

伊熊 教宏さん	「Called to heaven」

伊熊 教宏さん 「Called to heaven」

 
一般部門 優秀賞の「講評」はこちらをご覧ください≫

ビギナー部門

最優秀賞
福田 大悟さん 「ABUKU」

講評(抜粋):

この作品を見た瞬間に、懐かしさのようなものを感じてしまいました。 自分もダイビングを始めた頃は、よく泡の写真を撮っていたなあと。水中で遊ぶことの特別さを思い出させてくれる、細かい言葉は不要な、気持ちのいい作品です。どこまで狙っているかはわかりませんが、手前のガラス細工のような泡と遠くの玉ボケになった泡の対比も面白いですね。太陽の位置も収まりがよく、ただ撮っただけではないことも伝わってきます。 講評全文はこちら≫

 

審査員特別部門「陽だまり賞」

最優秀賞
藤田 貴美子さん 「焔(ほむら)」

講評(抜粋):

真っ白な雪景色の中で炎がゆらゆら揺れているような、幻想的な作品ですね。構図やライティング、ピント合わせなど一つひとつの技術が高く、ずっと見ていたくなる作品です。ウミウシの二次鰓を大きく撮るだけでなく、ボケを生かして二次鰓だけが浮き上がるような表現に新鮮さを感じました。ウミウシが奥を向いているので、焔がだんだん遠ざかっていくような、儚いイメージが浮かびます。水中マクロ写真を作品に昇華させるために必要なことが、この写真には詰まっているように感じました。 講評全文はこちら≫

 

☆ ☆ ☆

いかがでしたか? 宮古島の魅力満載で、すぐにでも潜りに行きたくなりますね! 審査員の上出俊作さんの講評とあわせてご覧いただくとと、水中写真の撮影にとても参考になると思います。公式ホームページには、受賞された皆さんの喜びのコメントも紹介されていますので、ぜひご覧ください。

「宮古島フォトコンテスト」にはInstagram部門もありますが、こちらのご紹介はまた次回お届けします。お楽しみに!

◎宮古島フォトコンテスト公式ホームページ

◎宮古島フォトコンテスト実行委員会
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(マリンダイビングWeb)

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マリンダイビングWebの「宮古島特集」も併せてご覧ください♪

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