伊豆半島は関東や東海方面から行きやすいダイビングエリア。このトピックスでは、現地サービスの皆さんから現在の海況や、海の中の最新ニュース、今週末の予想などを聞いて月に数回ご紹介する連載です。今週のピックアップエリアは熱海、富戸、伊豆海洋公園、赤沢、大瀬崎です。潜りに行く際の参考にしてくださいね！　
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伊豆半島ダイビングガイドはこちら

ものすごい数のネンブツダイが群れています！

（ダイビングサービス熱海、豊嶋さん）：ショップ情報はこちら

◎透明度／20m位

◎水温／20〜21℃　

◎見られる魚／「沈船」にワラサ、イサキ、タカベ、アジなどの回遊魚系が入ってきています。引き続き、定番からレア種までのウミウシがとても多いです！　

◎一言コメント／ネンブツダイの口内保育が本格的に始まりました。数千匹のネンブツダイが「沈船」に群れていて、オスの個体は卵を咥えて子育てに奮闘中です。
根周辺では5mmに満たない小さな生き物が、先が見えづらくなるほど群れています。これはいったい何なのでしょうか……？
相変わらずシラコダイは集団になっていて、イイ感じです！

情報提供／ダイビングサービス熱海
熱海の特集はこちら／沈船ダイビングスポットで有名！熱海のクールな海中世界

コミカルな動きが人気のアサヒガニ。産卵シーズンへ突入！

（ダイブヒーリング、志村さん）：ショップ情報はこちら

◎透明度／10～15m

◎水温／19～23℃　

◎見られる魚／ヤシャハゼ・ハタタテハゼ・ネジリンボウ・ヒレナガネジリンボウ・キツネメネジリンボウ・キラキラハゼ・ハチジョウタツ・フタイロハナゴイ・カミソリウオ・ネコザメ赤ちゃん・クダゴンベ・ゲッコウスズメダイ・セトミノカサゴ・サカタザメ・アサヒガニ・ハクセンアカホシカクレエビ・アオリイカ・キンメモドキの群れなど

◎一言コメント／梅雨前線の動きにより日ごとに海況が変化するので予測は難しいですが、現段階では風も弱そうで海況的には問題ないかと思います。
アオリイカの産卵は相変わらず好調で、先日「ヨコバマ」に設置された水中七夕の笹にまで産卵をするようになりました（笑）。
最近では砂地がおもしろく、これまた産卵期に入ったアサヒガニや、ハゼエリアにいる各種ハゼが人気です。
そして６月にして早くも、ハタタテハゼまで登場しています。

情報提供／ダイブヒーリング
富戸の特集はこちら／富戸ダイビング基本情報

待ちに待ったアオリイカの産卵。IOPでもようやくスタート！

（ダイビングサービスｍｉｅｕｘみう、松崎さん）

◎透明度／10〜15m

◎水温／20〜23℃　

◎見られる魚／アオリイカの産卵がようやく始まりました。また、クマノミも１回目のハッチアウト終えて、間もなく２回目が始まります。ハタタテハゼも登場しました！

◎一言コメント／今週末は風が弱く、コンディションも良好だと思います。潮も良いので、タカベ・キビナゴの群れがとってもきれいです。また、スタンプラリー企画も盛り上がっているので、ぜひチェックを！

情報提供／ダイビングサービス mieux – みう –

ハナダイが多い赤沢。ほかではなかなかお目にかかれないコウリンハナダイも、産卵期に突入！

（赤沢ダイビングセンター、仲榮眞さん）：ショップ情報はこちら

◎透明度／ボート→浅場15m、深場20m　ビーチ→12m

◎水温／19〜22℃　

◎見られる魚／今年は水温が高く、ハタタテハゼやケサガケベラなど、季節来遊魚がすでに多く確認できてます。

◎一言コメント／例年より水温が高いため、通常は７月に入ってから産卵期を迎える種が産卵活動をすでに活発に行なっています。今の旬はハナダイの産卵。なかでもコウリンハナダイの産卵は、赤沢ならではですのでおすすめです！

情報提供／赤沢ダイビングセンター
赤沢の特集はこちら／赤沢ダイビング基本情報

人気のハタタテハゼが出始めました

（マリンハウス　レイアロハ、山口さん）：ショップ情報はこちら

◎透明度／湾内５〜10ｍ、外海５〜12m

◎水温／22〜24℃

◎見られる魚／クマドリカエルアンコウ、イロカエルアンコウ、オオモンカエルアンコウ、カミソリウオ、ニシキフウライウオなどの南方系の生物、アオリイカの産卵　

◎一言コメント／越冬をした季節来游魚たちがいろいろと観察できています。
また、先週末から「先端」ではハタタテハゼが数ヶ所で観察できていて人気を集めています。

情報提供／マリンハウス　レイアロハ

ライター／新井 夏海

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