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ニュース2026.05.20
モルディブでダイバー5名と地元救助ダイバー1名が死亡
ヴァーヴ環礁はナースシャークの群れと泳げることでも人気
画像は今回のダイビング事故とは関係はありません
Photo by Yukari Goto
モルディブで過去最悪のダイビング事故が発生
2026年5月14日(木)、「潜っていたダイバー5名が予定時刻を上がっても帰ってこない」とダイブクルーズ船「デューク・オブ・ヨーク」号から地元の警察に緊急連絡が入った。その日の朝、一行はヴァーヴ環礁(旧称。現在名フェリドゥ環礁)のアリマタ・アイランド南のチャネル沿いにあるケーブスポットでエントリー。海中洞窟を探検する予定だった。
メンバーはイタリア人のガイドダイバーでボート運営責任者が1名、イタリアのジェノヴァ大学のチーム4名で、4名の内訳は生態学教授とその娘、および研究者2名でいずれもダイビングの経験が豊富なダイバーだったとBBCなどで報道されている。
水深50m付近の海中洞窟を探検か?
彼らが目的としていたのは、水深50mにある海中洞窟。関係者によると水深47mにある穴から入ると3つの部屋(洞窟)が狭い通路でつながっているという。洞窟内の深度は変化しており、最大60mの場所もあることが知られている。
モルディブのレジャーダイビングでは最大水深30mがマスト。それ以深を潜るためには許可が必要になるのだが、彼らは研究のためにこの海域を潜ることは申請しているが、深度が深いこと、深場のケーブを探検するといった申請は受けていないとモルディブ政府報道官は言う。
さらに運が悪いことに、モルディブ警察によると「当日の海況は荒れていて、旅客船や漁船に対して黄色警報が発令されていた」。
ガイドが発見され、残る4名は不明
モルディブ軍により捜索が始まり、洞窟の外側の入り口付近、水深60mでガイドダイバーが発見されたが既に意識も呼吸もなく、遺体が引き揚げられた。残る4名は付近にはいなかった。
モルディブ人の救助ダイバーが1名死亡
翌15日(金)、モルディブ軍8人の救助ダイバーから成るチームが捜索に入る。入り口から近い1つ目、2つ目の洞窟内の部屋を捜索したが、4人は見つからず、捜索は難航していた。さらに悪天候のため、捜索を一時中断した。
16日(土)、捜索をいったん切り上げて浮上したところ、救助ダイバーのひとりがなかなか浮上してこない。ほかのダイバーが直ちに再び海に入ったところ、意識を失っている救助ダイバーを発見。病院にすぐに搬送されたが、減圧症が原因で死亡が確認された。モルディブ政府の報道官は「悪天候も重なり、今回の任務は極めてリスクが高い」と語っている。
4日目に残る4ダイバーの遺体が見つかる
17日(日)にはDAN EUROPEが派遣した3名のフィンランド人のプロフェッショナルダイバーがモルディブ入りし、彼ら3名とモルディブ軍救助チームが18日(月)から捜索に当たり、当日、フィンランド人チームが洞窟内の一番奥の、一番広い場所(地元では「シャークケーブ」と呼ばれる)に溺れた状態の4人の遺体を発見した。
一日に2名ずつ引き揚げることになり、19日(火)、まずは2名が引き揚げられ、マーレにある病院に死因究明のために搬送されている。残る2名は20日(水)、引き揚げられる予定だ。
なぜこの事故が起きたのか。どうすれば事故を起こさずにすんだのか。
いずれ「マリンダイビングWeb」連載の「STOP! 潜水事故」で考察したいと思う。
※情報はBBC、DIVE magazine、DAN EuropeのWebサイトを参照しています。
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