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現地の海から2020.02.19

~現地の海から~ 葉山
《ダイビングショップNANA》発信

ダンゴウオシーズン到来!?
まもなく大フィーバーの予感……♥

 今年も、神奈川県・葉山にダンゴウオシーズンがやってきました! 冷たい海を好み、毎年2月ごろから春にかけて三浦半島や伊豆半島でも見られるようになる小さなアイドル・ダンゴウオ。彼らを見るため、寒くてもこの時期潜る!というダイバーも多いのでは? 今回は現地ダイビングサービス《ダイビングショップNANA》の人気ガイド・佐藤輝さんにお話をお伺いしました。

かわいすぎるダンゴウオの幼魚

かわいすぎるダンゴウオの幼魚

模様が消えた幼魚

模様が消えた幼魚

 佐藤さんによると、今葉山で見られるダンゴウオは全5尾。「1尾出たらあとは一気に増えてくる」そうなので、これから大フィーバーの予感……!♥ この時期見られるダンゴウオは、昨年12月ごろに成魚が浅場で産んだ卵から孵ったもの。今いるダンゴウオもすべて赤ちゃんで、生まれたばかりの幼魚特有の頭の模様「天使の輪っか」がくっきりある子や、すでに模様が消えた子もいるそうです。
 例年5月までは確実に観察できるダンゴウオですが、幼魚に会いたい方はぜひお早めにご予約を!

フジイロウミウシ

フジイロウミウシ

 また、葉山の海はウミウシがたくさんいることでも有名です。今の時期は種類も増えて、現在20~30種類は観察されているそう。1日で25種類見られた日も! ウミウシが好きなダイバーにはたまりません。

アマミスズメダイの正面顔

アマミスズメダイの正面顔

クマドリカエルアンコウ

クマドリカエルアンコウ

 そのほか、今年は例年と比べて水温が高く、「クマドリカエルアンコウやアマミスズメダイなど季節来遊魚が生き残っているのが特徴的です」と佐藤さん。冬のアイドル・ダンゴウオと季節来遊魚を同時に見ることができるなんて、ダイバーにとってはうれしいこと尽くし! 週末は、葉山で旬の海を楽しんじゃいましょう! 
 月刊『マリンダイビング』3月号(2月10日発売)P64~でも葉山・宮川湾の魅力をご紹介しています。まだ読んでいない方はぜひチェックしてみてくださいね♪

情報・写真提供:《ダイビングショップNANA》、ゲストの皆さま

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